ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




巴川ビル別館。中央区銀座3-7。1999(平成11)年1月2日

銀座の松屋デパートの裏に今もある巴川ビルの隣にあったビル。名称は住宅地図からだが、巴川製紙が取得したか使っていたのかもしれない。
昭和10年頃の火保図では「豊玉館」。前の通りを東へ少し行くと戦後じきに埋立てられた三十間掘川に豊玉橋が架かっていた。昭和30年頃の火保図では「巴川ビル/帝国人絹KK」。5階建てとしてあるので少し引っ込んだ6階はそれ以降の増築らしい。


巴川ビル
銀座3-7
1987(昭和62)年5月31日

「第14回BELA賞ベストリフォーム部門選考講評」によると、1920(大正9)年頃の竣工で、銀行として建てられたそうだ。BELA賞は2000年に行なわれた大成建設の改修工事に与えられた。改装がすんで「キハチチャイナ銀座店」が再オープンした。
「1920年頃」はちょっと信じがたい。20年代としても無装飾で四角い箱型のビルは珍しかったと思う。戦前の火保図では「三間ビル」、戦後のでは「巴川製紙KK/巴川ビル」。
「川奈ホテル」の看板が架かっている。伊豆の有名なゴルフ場とホテルを経営する会社の本社がここだったのかもしれない。

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