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堤第一ビル。港区新橋1-15。左:1987(昭和62)年頃、右:1991(平成2)年1月15日
JR新橋駅の北に今も変わらずによごれた正面を見せている。『総覧』に「堤第一ビル、新橋1-15、T9、RC4、設計=酒井祐之助、施工=東洋コンクリート工業、備考=改修堤第二ビルあり」の記載で載っている物件だ。酒井祐之助は横浜の三井物産ビル(明治44年)が遠藤於菟との共同設計者として、ネットでは出てくる。1920(大正9)年の竣工というから、東京の雑居ビルとして現役のビルでは最古のものかもしれない。
『 御光堂世界~Pulinの日記> 昔の思い出・・・(2009.12.06)』に、外観の素晴しい写真と共に階段室から見た窓と屋上からの装飾部分の写真が載っている。Pulin氏は長井歯科に治療に来たような顔をして入り込んだようだ。
なお、堤第二ビルはJR新橋駅のホームの北西角に接するように建っていたビル。関係があるのかどうかは知らないが、堤第二ビルの向かい側に堤ビルがある。
左写真の右奥に今は改築された第一ホテルが写っている。撮影時にはなんの興味も引かなかったビルで、写真を撮りそこなった。知識がないというのはしようがないものだ。第一ホテルは「建築年=1938(昭和13)年、構造=SRC8、設計=清水組(矢田茂)、施工=清水組」で、626室は東洋最大を誇った。1990年頃に取り壊されたのではないかと思う。
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すごく懐かしい・・・。
いつも素敵な写真をありがとうございます。
kaoru
1920年建築のビルだからあと数年持てば100年もったことになるので、ちょっと残念ですね。老朽化で仕方なかったのでしょうし、場所も駅近くの好立地だし再開発も絡んでいるのでしょう。
駅前のニュー新橋ビルがレトロなビルとして話題になる時代なんですね。