ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




東芝高輪クラブ。港区高輪3-19。1999(平成11)年5月22日

第一京浜国道の高輪二丁目交差点から西へ、白金台の方へ上がる道路が桂坂(かつらざか)という。小さな谷がかつての海岸に向いて開いていたようで、そこに通された道らしい。坂を上りだすとやがて両側に石垣がそびえるようになる。北側の石垣は野村証券高輪研修センター。「明石藩松平家下屋敷で、明治以降は旧藩主松平子爵家の邸宅となった。桂坂をはさんだ反対側の高台には、帝国生命保険会社社長などを歴任し、三井財閥の大番頭格だった朝吹常吉の邸宅が大正14年に建てられた。建築家ウィリアム・M・ヴォーリズが設計し、早稲田大学教授の内藤多仲(東京タワーなどえを設計)が構造計算したスパニッシュ様式の建物である。(『地図と愉しむ東京歴史散歩 地形編』竹内正浩著、中公文庫、2013年、1000円)」。
構造はRC2階建て。現在は「東芝山口記念館」の表札になっている。正門の横の洞坂(ほらざか)方からだともう少し見やすいようである。



シバレン邸。高輪3-19。1999(平成11)年5月22日

東芝山口記念館の隣に現存している洋館。個人の邸宅なので「シバレン」で分からない人は分からなくていい。「シバレン三国志」を読み返したい気分になったが、たぶん捨ててしまったと思う。
『日本近代建築総覧』に載っているが住所と木造2階建てというだけの記述。あるサイトに「某財閥の一族であった人の旧宅」とあった。

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