ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




高輪消防署二本榎出張所。港区高輪2-6。1999(平成11)年5月22日

桂坂の坂上と二本榎通りの交差点角にあるのが高輪消防署二本榎出張所。このなんとも魅惑的な建物は1933(昭和8)年12月28日に落成し、2010(平成22)年に東京都選定歴史的建造物に指定された。この建物が建つ以前は、明治41年に建った内務省警視局消防本署の第二消防署二本榎派出所があったが、現庁舎が完成すると高輪消防署に昇格している。1984(昭和59)年10月に白銀2丁目に本署を新築して、こちらは二本榎出張所に戻る。
建築当時の消防署は警視庁の管轄だった。設計は警視庁総監会計営繕係の越知操、施工は間組。「ドイツ表現主義」による意匠とされている。ぼくはドイツ表現主義というと、少しばかり異様な感じが入り込むような思い込みがある。2階までの本体は逓信省の電話局などで見られる外観と似ているが、あれもドイツ表現主義がいくらか入っているのだろうか。

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