ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




魚喜。中央区日本橋人形町2-8。1985(昭和60)年8月4日

人形町通りの1本東の裏通りで、人形町今半のすぐ北。写真に写っている家は今もほとんどまだ残っている。むしろ写真右のビルが建て替わっているかもしれない。銅板貼りの家は奥行きが1間ほどしかないように見える。内部の部屋割りはどうなっているのだろう。
この家は魚屋だった家で、写真では魚屋を営んでいるようには見えないのですでに廃業したのかもしれない。あるいは行商なのだろうか。屋号の「魚喜」の「喜」は実際には「七」を3つ組み合わせた字。現在は1階の外回りが住居として改装されたが、銅板の壁やペディメントのような飾りは健在。
写真右のビルは昭和40年頃では小さなビリヤード場だった。火保図では「太一」という店名だ。ビルに替わる前だったと思う。



民家。1987(昭和62)年5月31日

魚喜の横を入ったところ。芳味亭というお座敷洋食の有名なレストランがあるが、その向かいである。写真中央よりの並んだ3軒は健在なので、現在も写真のような景観が見られる。



京家。1985(昭和60)年8月4日

この写真も魚喜の横を入って大門通りに出たところ。角の京屋が看板も含めて外装が変わっていないので、現在の景観もそう変化したようには見えない。朝日新聞販売所は3階建てのビルに替わった。その左は海上タバコ店で、建物は替わっていない。

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