こんにちは、ゆうこです
夏休みをとって、今日から来週はのんびり過ごせます。やった~~
この仕事についてから今まで本当に何度も言われたのが
「先生って、夏休みずっとお休みできるんでしょ、いいなあ~~。」
「それでお給料出るなんて、いいよねえ~~。」
そんなわけ、ありませんから~~!!!(笑)
(※学校は基本夏休み中もお盆のある1週間をのぞいて毎日誰かしら出勤しています。
7月は校内での研修が主で、8月の前半2週間は出張でみなさんそれぞれ各地区や県主催の研修会に参加。
ただ、子ども達がいないため、いつもよりは年休が取りやすく、研修も出張もない日を狙ってお休みを取ったりできます。
こどもと同じくらい休めたら嬉しいけどお盆のお休みを入れてもみなさん休めるのは10日そこそこぐらいかな。)
今でこそ学校こそが日本一のブラック企業だ、(やりがい搾取だ!)というような報道もされ
やっと世間に現場の実態が少しずつ知られるようになってきたな、と思う今日この頃。
基本毎日12時間労働ですが、7じかん45分間分のお給料しか出ません。
皆さん平均月40~70時間ほど残業してますが(若い子は100時間越え!もざら)
残業代一切出ません。
担任持っていると、平日年休で1日休むのなんてほぼほぼ無理です。
熱があっても体調不良でも出勤するのが当たり前。
平日だけでは仕事が回らないので土日のどちらか出勤して仕事している人多数。
時給に換算すると多分600円くらいです。(600円もいかないかも)
先生方に心の病やがんになる人が多いのも、納得。いつもいっぱいいっぱい。ぎりぎり綱渡りだもの。
そして、子どものために!と日々がんばる人ほど自分の命を縮めます。
(現職中は元気でも、退職してから倒れたり病気になったり。まれに職場で倒れてそのまま亡くなってしまう方もいます。)
かくいう私もがんばる方で、それでずっとやってきた結果、去年生まれて初めての大けが
「右アキレス腱断裂」を経験しました。
なんかねえ、もう天からの強制ストップまさに、「足止め」という感じでした。
その当時他にもいろいろ迷いつつも、まあ、いいかと続けていたこともあり
仕事も、それらも強制ストップの上、ふるいにかけられ取捨選別されました。
で、いろいろなものを手放し、手放してみたら意外と困ることはなくて。
結構楽になりました。
そして改めて思ったのが
「私は子どものために働くこの仕事が大好き!でも、自分の命を削ったら元も子もない!」
ということでした。自分も元気で子どもも元気でみんな幸せな職場がいい
私自身、今まで何事もとことんまでやりこんでしまう頑張り体質で
誰かに助けてもらうより、無理してでも自分で頑張ってしまう方が楽というところがありました
ケガで休養していた半年間は、ギプスして毎日学校行って授業はしていたものの
できないことも多くて人に頼んだり、無理ですごめんなさいと断ったり
人に頼ることにも慣れて、お休み上手になったかもしれません。
なんだか、振り返ってみるとあの1年で自分の中の無駄なプライドや頑なさ、負けず嫌いな気持ち
と、それらがどこから来ているのかじっくり見つめることができて、自分が少し変わったように思います。
自分にとって、とても大変だったけれど大きな転機にもなった「アキレス腱断裂」
あの強制ストップがなかったら、多分予定の寿命より自分は早めに死んじゃってたかもしれない(100まで生きれるのに70とか)
それか、命に関わる大病を患うことになってたかもしれない。
人間万事塞翁が馬ですね。最初は本当にショックでしたが、今は体を張って私を止めてくれた右アキレス腱に感謝です
アキレス腱断裂~復活までのことも、これからちょこちょこ書いていきたいと思います。