蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

緑茶  (bon)

2017-01-22 | 日々雑感、散策、旅行

       とうとうその日がやって来ました。 独立240年で培ってきた精神は
      どこへ行ったのか? 未熟としか言いようがないような・・。  新しい
      指導者を迎えて、支持率40%、反対デモの中の就任演説、前代未聞。

 

 突然ですが、お茶なんです。
 今朝(1/22)のテレビで、日本製の紅茶をやっていましたが、今回取り上げているのは、
緑茶なんですね。

 お茶は、中国で生まれ、奈良・平安時代に遣唐使や留学僧などが持ち帰って飲んだと記録
があるようですが、日本で定着したのは、鎌倉初期に禅宗を学んだ、栄西禅師(臨済宗開祖、
1141-1215)が帰国後、「喫茶養生記」を表し、飲み方や製茶法を普及させたのが始まり
のようです。京都を中心として全国に広まって行き、武家社会で特に重宝がられ、信長、
秀吉、家康なども宇治の抹茶作りを保護育成したとあります。

         (ネット画像より)
 

 高級品であったお茶を、広く庶民にも普及させたいと、宇治に生まれた永谷宗圓は、
1738年に、もっと簡単な製法で加工した茶葉を煎じた「煎茶」を編み出し、京都ばかりで
なく、当時の文化の中心であった江戸に出るのです。 永谷宗圓は、今の「永谷園」の祖で、
以来一般庶民への普及を一途に進めてきたとあります。幅広いお茶の間商品のほか、大相撲
の懸賞でも、多い時には一場所200本も掛けているとかで、お馴染みですね。

 そしてこの、宗圓のお茶が、山本屋(山本嘉兵衛)の目に止まり、「天下一」の名前で
販売し、爆発的な人気を博したそうです。これがのちの「山本山」なのだそうです。
“上から読んでも山本山、下から・・”の分かり易いCMのあれです。 この山本山は海苔も
扱っていて、「山本海苔」店と混同しやすいですが、まったく別の会社ですね。どちらも
日本橋にありますが。

 話はそれましたが、お茶の種類は、その発酵度によってそれぞれ違った特性を持ったお茶
が出来ています。緑茶は、不醗酵茶で、煎茶、玉露、かぶせ茶、番茶や中国茶があります。
この他、弱醗酵茶は白茶、単醗酵茶は青茶といい、ウーロン茶などがあり、発酵茶はご存じ
の紅茶があります。また、後醗酵茶は黒茶と呼ばれ、プーアール茶などがあります。
産地も、その昔の京都(宇治)から、全国的に拡大され、今や、静岡、鹿児島、狭山、
福岡、熊本・・など多くの地域で生産されています。

       お茶の全国主要産地
                  (農水省HPより)
 

 酒造会社から発行されている「健やかだより」にも特集記事として“体と心の栄養・・
緑茶”が掲載されていました。 また、ネットを繰っていましたら、公益財団法人世界緑茶
協会(World Green Tea Association)というのがありました。 財団法人から平成24年に
公益法人に移行し、所在は静岡市にあります。事業内容として、(1)世界の緑茶に関する
情報の集積及び発信として、日本茶の輸出促進、世界への情報の発信と集積など、(2)茶
文化の提案及び普及として、茶文化セミナー、講演会等の開催、緑茶に関する情報誌の発行
などを行っているとありました。


 毎朝起きて一番に口にする、淹れたての温かい煎茶の香りと味は、その日を元気づけて
くれるのです。


 

 

 

 

 


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