蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

血糖値  (bon)

2024-02-21 | 日々雑感、散策、旅行

 嫌なテーマですが、最近届いたサプリについていた小冊子に取り上げられて
いました。お正月の食べ過ぎなどの反省材料として特集記事が組まれたのでしょ
う。

 まず、厚労省提供のe-ヘルスネットに、血糖値の解説がありました。
すなわち、
『血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。食事
中の炭水化物などが消化吸収されブドウ糖となり血液に入ります。このため血糖
値は健康な人でも食前と食後で変化します。通常であれば食前の値は約70~
100mg/dLの範囲です。血糖の濃度が上昇すると、すい臓から分泌される「イン
スリン」というホルモンの働きにより、ブドウ糖が身体の細胞に取り込まれ、
エネルギー源として利用されます。余分なブドウ糖はグリコーゲンへ変換され
血糖値を下げます。グリコーゲンは肝臓や筋肉に貯えられます。一方、空腹に
なると血糖値が下がります。そうすると同じくすい臓から分泌されるホルモン
「グルカゴン」などの働きにより、肝臓などに貯蔵されたグリコーゲンをブドウ
糖に分解させエネルギーとして使い、血糖値を正常に戻します。』

とまぁ、よくご存じだったかもしれませんが、このような仕組みなんですね。

         
                 (時事メディカル・時事通信より)

 そして、
『血糖値が必要以上に低くなることを低血糖と呼び、血糖値が下がっ
た際の血糖を上げようとする交感神経刺激ホルモンの作用でふるえや動悸の症状
が起こり、脳へのエネルギー不足から意識低下や昏睡に至る場合があります。』

 もう何年も前の若かった頃のことですが、山登りで、山小屋についてまだ夕食前
のことでした。特に空腹感はありませんでしたが、急に震えが来て、暑くない
のに汗が出てシンドイ・・ことがありました。仲間はすぐに「低血糖」だ、何か
甘いものはないか‥などと騒いで、お菓子か何かを食べてしばらくすると落ち
着いたことがありました。なので、低血糖というのは体験済みなんです。

 『一方、血糖値が高いまま下がらない状態が続くことを高血糖と呼びます。
この状態が長く続くと血管が傷ついて動脈硬化を引き起こし、糖尿病など様々な
病気を発症する危険が高まります。糖尿病とはインスリン分泌の不足か、分泌
されても十分に働かないため血糖値が慢性的に高くなる病気です。』 とあり、
太っている人や中高年に多い症状のようですが、痩せていたり若い人にもリスク
はあるようです。

 一般に、空腹時血糖値が110㎎/dL以上が高血糖とされ、これが126㎎/dL以上
もしくは、負荷(食事して)後2時間血糖値が200㎎/dL以上は糖尿病と診断され
ます。

 血糖は、エネルギーの源ですからなくてはなりませんが、これが多すぎると
肥満や種々の病気に発展しますから、血糖値を高いままにしないことが大事なん
ですね。

        血糖値を上げにくい食べ物例
        (ネット画像より)

 サプリの小冊子の記事(板倉弘重医学博士、東京アスポクリニック名誉理事長
監修)には、原因や予防などについて詳細に解説されています。

 高血糖を引き起こす原因には、遺伝的な要因の他、食べすぎやストレスなど
生活習慣に関する要因があるとされていますが、肥満も中性脂肪が増え過ぎると
インスリンの働きが鈍くなってブドウ糖が血中に長くとどまるようになるとあり
ます。加齢では、筋肉量が減るとインスリンに対する反応が悪くなり、またイン
スリンの量も減るために食後の血糖値が上昇しやすくなるのだそうです。

 血糖値をコントロールするポイントは食後の血糖値を急激に上げないことと
あり、一例として、食事の仕方が解説されていました。 血糖値の急上昇を抑え
る食べ方として、その順序が例示されていました。①野菜やキノコ類などの前菜、
汁物 ②肉や魚の主菜 ③ご飯やパン、芋類 の順に、そしてゆっくりと食べる
のも大事だとあります。早食いすると短時間で大量のインスリンが必要となる
ため、すい臓が疲弊して機能が落ちることにより血糖値が上がるのだそうです。

       血糖値を下げる食べ物例
       (halmek.co.jpより)

 さらに、有酸素運動はブドウ糖がエネルギー源として使われるので血糖値は
下がる。また、体操や筋トレなどの無酸素運動は筋肉量を増やし、ブドウ糖の
消費を高めるのだそうです。

 当然ながら、睡眠や入浴も大事だとあります。睡眠不足はインスリンの分泌
の働きに影響し、入浴はリラックスできるので血糖値は下がるのですね。

 血液検査をすると、HbA1cのパーセントが示されますが、これは、血流に乗っ
て全身に酸素を運ぶヘモグロビンが、血液中の糖分と結びついた割合(%)を
示していて、過去1~2ヶ月の血糖値の平均が分かるので、糖尿病の進行・改善
具合を測る重要な指標です。

 ここで、

・血糖値が高い状態が続く→HbA1cが高くなる
・血糖値が高くなる状態が続く→HbA1cは高くない

ということが起きますが、HbA1cは過去1~2か月前の血糖値が反映されているのに
対して、当日の食事や運動など短期間の血糖値の影響は受けないのでこのような
こととなるのですね。 なので、採血前に甘いものを控えて、血糖値はごまか
せてもHbA1cはごまかせないのですね。

 私は、甘いものが好きで、朝起きると熱いお茶を飲みゆっくりとしますが、
その時に和菓子か羊羹などをお供としたり、おやつなどもしっかりと取る方で、
またパンなども好きで、考えてみると糖質をかなりとっているようです。おまけ
に運動不足と来ていますから、年と共に太り気味で、この記事を書いているのも
はばかれる思いでいます。

 それでも、たまに健康診断をすることがありますがHbA1cなども大丈夫なんです。
しかし、気を許していると、そのうち・・

 

 

 

HAUSER - Ave Maria

 

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AIアナウンス  (bon) | トップ | AMラジオ局  (bon) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そのとうりです! (yamaguti2520 )
2024-02-22 07:28:27
オジンも気を付けているのですが、甘いものが大好きです。薬を飲んでいます。Aic6,5です。6以下に抑えたいです。とても参考になりました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。 (bon)
2024-02-23 08:44:15
yamaguti2520さん、
a1c6以下を目指して頑張っておられるご様子、大変だと思います。
食べ物ではやはり、食物繊維の豊富なものが良いそうですが、そうかといって
そればかりというのも出来ませんから、やはり気を配る必要があり
休まることがありませんが・・
どうぞお大事にされますように・・。

コメントを投稿

日々雑感、散策、旅行」カテゴリの最新記事