老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「新憲法制定議員同盟」の動きに、どう対抗するか

2008-03-13 10:18:24 | 憲法
私は、自民党も民主党も、選挙で改憲を振り回せば自党の得票を減らすのは、両党の力が拮抗している現状では得策ではないから、当分改憲論を表面に出ださないのではないかと考えていた。

しかし私の見通しは甘かったという他なく、改憲の下相談の会に民主党の幹事長以下錚々たる(?)メンバーが何人も加わっている。

この裏の事情は知らないが、アメリカさんも加わっての、自民、民主両買弁代議士たちの秘策のような気がする。これなら、今の選挙制度では他の強力な政党は存在できないから両党とも痛みが少なく、世論を改憲の流れに乗せやすいと考えたのだろう。

これに対抗すべき具体案は私にもなかなか無いし、政治の現実の中では偽善的な美辞麗句(美しい国、国際貢献など)は有害であるが、ひどい現実、現憲法下で軍隊を持つなどということが大威張で存在している時、理想、理念を忘れないこと、日本が憲法で、戦争も軍備も拒否していることを忘れないことが大切だと思う。

そして、この理念を現実に屈服させるのではなく、現実を理念に近づけようと努力することが、人類の未来のためにも必要なのではないだろうか。この意味でも品川氏の言うように、このぼろぼろの旗竿を護り続けることが肝要なのではないか。

人間という存在は、なんらかの理想、理念を持つことで初めて人間なのではないかと思う。そして、人殺し(その中で戦争はその最大のものである)をしないという理念は、人間の理念の中で一番大切なものではないだろうか。

日本のこの憲法が無くなったら、この理念は世界から、中米の小国を除いて全く消えてしまうだろう。これは、世界史的にも大きなマイナスである。自民や民主の政治屋ゴロに対する我々の対抗策は、こういったことをはっきり考えることもそのひとつになるだろう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
くぬぎ林

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