老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

過去にも「1か月ルール無視」が22件も!!

2010-02-17 14:24:32 | 民主党政権
平野官房長官は15日の衆議院予算委員会で過去の天皇陛下への会見申し込みについて、いわゆる「1ヶ月ルール」の遵守について、「1カ月前を切ってから申し込まれて実現したケースが、2003年以降09年12月までに計6件あった」と報告している。一方、宮内庁も、「ルールが設定された1995年以降、同様の事例は習副主席以外に計22件あった」ことを認めていると報じられている。

http://www.asahi.com/politics/update/0215/TKY201002150436.html

このように過去のルール遵守無視が明らかになった以上、平野官房長官が言うように、昨年12月の中国・国家副主席と天皇陛下の会見への対応は「政治利用にはあたらない」との答弁は正当で当然である。

どうして宮内庁は過去の事実を隠して今回の件を「1ヶ月ルール」違反と発表し、メディアは「政治利用だ」と大々的に報じてきたのであろうか。更に、過去に「1ヶ月ルール」違反をしてきた自民党の官房長官・外務大臣経験者までも「政治利用だ」と声高に叫んでいたことは、記憶に新しい。このような事実が明らかとなった今となっては、共に政府民主党パッシングのための偏向発表・偏向報道と言われてもやむを得まい。

2月16日の朝日新聞朝刊は、平野官房長官と宮内庁の過去の1ヶ月ルール無視の発表を小さく報じているだけである。今回のルール無視は何を基準として「政治利用」と断じ、大々的に報じたのか、基準がなければ一体何のためだったのか、また宮内庁は過去の自民党政府のルール無視を何故その時に公表しなかったのか、それを今メディアは何故問わないのか、疑問は残されたままである。メディア報道の恥じも外聞も気にしない様子には、あきれるばかりである。

「護憲+BBS]「マスコミ報道を批評する」より
厚顔の美少年

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「政権交代」から5ヶ月、「... | トップ | 『肖像画は歴史を語る』樺山... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

民主党政権」カテゴリの最新記事