小池防衛大臣が大物事務次官を更迭するとの情報が漏れ、その事務次官が塩崎官房長官、安倍首相を巻き込んでの確執がマスコミを賑わし、月内の内閣改造の焦点にもなりつつある。
過去にも官僚の人事権に強引に介入した大臣が官僚に抵抗されマスコミの話題になったが、それと同類である。しかしこのような省内の大臣と官僚の人事権の主導権争いに目を奪われている場合ではない。
今回の人事争いで明るみになった重大な問題は、安倍内閣に「人事検討会議」という新たな機関が設けられていることである。塩崎官房長官は「人事検討会議は一省庁の独断人事が行われないように導入をした、小池大臣もご存知のはずである」(8月16日朝日朝刊3面)と述べ、その会議は官房長官、官房副長官をメンバーとし各省庁の幹部人事等を審査しているとのことである。
一見尤もらしい政府主導の人事選考システムのように見えるが、その人事選考基準は国民には不明であり、安倍内閣が「一省庁の独断人事が行われないように導入をした」と尤もらしい理由をつけて官僚人事に過剰に介入することに対しては要注意である。
安倍首相は戦後レジームからの脱却=戦前レジームへの回帰=憲法改正を何よりも重要な政治信条と目的にしており、そのために参議院選挙に敗北しても総理総裁に居座り続けている。その執念から推察しても自分の権力の及ぶ人事は「憲法改正」のために協力的な人を配置をしていくことは当然予測されることである。
直近では財界人で構成する安倍首相を囲む「四季の会」から古森重隆氏をNHK経営委員長に推したことや、集団的自衛権を解釈改憲で検討する有識者会議メンバーの選考を見ても容易に推察できる。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/46328
今後政府の行うあらゆる人事は、背後でこの「人事検討会議」が憲法改正に向けての人選を更に進めていくのではないかと思われてならない。小池防衛大臣と官僚のコップのなかの人事権争いよりも、そこからあからさまになった「人事検討会議」の方がよほど重大な問題である。
「護憲+BBS」「 安倍自民党政権を検証する」より
厚顔の美少年
過去にも官僚の人事権に強引に介入した大臣が官僚に抵抗されマスコミの話題になったが、それと同類である。しかしこのような省内の大臣と官僚の人事権の主導権争いに目を奪われている場合ではない。
今回の人事争いで明るみになった重大な問題は、安倍内閣に「人事検討会議」という新たな機関が設けられていることである。塩崎官房長官は「人事検討会議は一省庁の独断人事が行われないように導入をした、小池大臣もご存知のはずである」(8月16日朝日朝刊3面)と述べ、その会議は官房長官、官房副長官をメンバーとし各省庁の幹部人事等を審査しているとのことである。
一見尤もらしい政府主導の人事選考システムのように見えるが、その人事選考基準は国民には不明であり、安倍内閣が「一省庁の独断人事が行われないように導入をした」と尤もらしい理由をつけて官僚人事に過剰に介入することに対しては要注意である。
安倍首相は戦後レジームからの脱却=戦前レジームへの回帰=憲法改正を何よりも重要な政治信条と目的にしており、そのために参議院選挙に敗北しても総理総裁に居座り続けている。その執念から推察しても自分の権力の及ぶ人事は「憲法改正」のために協力的な人を配置をしていくことは当然予測されることである。
直近では財界人で構成する安倍首相を囲む「四季の会」から古森重隆氏をNHK経営委員長に推したことや、集団的自衛権を解釈改憲で検討する有識者会議メンバーの選考を見ても容易に推察できる。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/46328
今後政府の行うあらゆる人事は、背後でこの「人事検討会議」が憲法改正に向けての人選を更に進めていくのではないかと思われてならない。小池防衛大臣と官僚のコップのなかの人事権争いよりも、そこからあからさまになった「人事検討会議」の方がよほど重大な問題である。
「護憲+BBS」「 安倍自民党政権を検証する」より
厚顔の美少年
って防衛省にそんなものを認めるんですか?
人事すらタッチできないシリビアンにこの国の実力部隊である自衛隊をコントロールしきれるのでしょうか。
大臣に逆らった自衛隊職員>守屋!
この一点でも彼及び彼を支持した人は非難されるべきだと思います。