3月15日に流れたニュースだが、東京都は条例で「18歳未満と想定されるキャラクター(「非実在青少年」というもの)の表現を規制する規定を制定する」ということで、漫画家の里中満智子氏、千葉てつや氏が条例反対のメッセージを会見で語っていた。
児童ポルノ規制と時期を同一にする馬鹿げた法令案である。
しかもキャラクター表現規制であるので実際の被害者もなく、ただ表現が18歳未満と「想定」されることがけしからんという極めて恣意的な表現規制になり、「表現の自由」という基本的人権(精神的自由権)がそもそもなぜ尊重され無闇に制限されてはならない権利であるのか、条例策定者が理解できていないことを明白に示す条例制定であると思う。
児童ポルノ規制でも「単純所持」の処罰が過度な刑事罰則であることを指摘してきたが、今回の条例案は東京都の都議たちの憲法音痴、人権への配慮の欠落をモロに見せ付けられたようで物悲しい。
表現の自由獲得の歴史などは今度のコラムに予定しているが、今回の条例については当事者の表現者だけではなく、もっと法曹や表現の自由に関心の高い大学人や市民が声を上げるべき案件である。
「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
名無しの探偵
児童ポルノ規制と時期を同一にする馬鹿げた法令案である。
しかもキャラクター表現規制であるので実際の被害者もなく、ただ表現が18歳未満と「想定」されることがけしからんという極めて恣意的な表現規制になり、「表現の自由」という基本的人権(精神的自由権)がそもそもなぜ尊重され無闇に制限されてはならない権利であるのか、条例策定者が理解できていないことを明白に示す条例制定であると思う。
児童ポルノ規制でも「単純所持」の処罰が過度な刑事罰則であることを指摘してきたが、今回の条例案は東京都の都議たちの憲法音痴、人権への配慮の欠落をモロに見せ付けられたようで物悲しい。
表現の自由獲得の歴史などは今度のコラムに予定しているが、今回の条例については当事者の表現者だけではなく、もっと法曹や表現の自由に関心の高い大学人や市民が声を上げるべき案件である。
「護憲+BBS」「裁判・司法行政ウォッチング」より
名無しの探偵