花の公園・俳句 ing

日本は素晴しい花の国。美しい花々と公園、四季折々の風景を記録したいと思います。我流の俳句は06年3月12日からです。

水戸偕楽園 好文亭に登る

2010年02月28日 21時24分45秒 | 花ニュース・イベント速報 
今日は午後から晴れるというので、水戸の偕楽園へ行ってきました。ふだん
より遅く10時過ぎに出たのですが、なかなか雨が上がりません。水戸市内で
昼食をとり、偕楽園に着いた1時半ころにようやく雨は止みましたが、園路に
は水溜りが残っていました。しかしおかげで空いており、去年はあきらめた
好文亭に入ることができました。

好文亭は幕末の名君・水戸9代藩主徳川斉昭 (烈公) の命により1842年に
建てられたもので、「好文」 とは、晋 (しん) の武帝の故事、

   「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」

により、梅の異名を 「好文木 (こうぶんぼく)」 と呼んだことから命名されたと
いわれています。  (速報偕楽園)
西晋の初代・武帝司馬炎は諸葛孔明の好敵手・司馬懿仲達の孫にあたります。

また好文亭の3階を 「楽寿楼」 と称するそうですが、解説板によると、論語に

   「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ 
    知者は動き 仁者は静かなり
    知者は楽しみ 仁者は寿 (いのちなが) し」

とあるのによって、山水両宜という意味を込めた命名ということです。
また知仁併せ持つ、という意味も含まれていると思いますが、知と仁と兼ね
備えた烈公のような大人物には、なかなか巡り合えそうもありません。

梅は4分咲きということですが、去年3月初めに満開だった烈公梅はまだ全く
1輪も咲いていませんでした。
去年より1週間以上は遅いようなので、これから1~2週間が最高でしょう。
       (茨城県水戸市 偕楽園 100228)


            好文亭 登りて薫る仁と知と   rocky



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庭の紅梅、おそらく八重寒紅と思いますが、
花びらが一面に散り敷いていました。


2階の板の間から千波湖方向の眺め。


3階 「楽寿楼」 から千波湖を望む。
なるほど、山水ふたつながら宜し、という景色です。


「楽寿楼」 の1室と解説板。

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