ダイヤモンドカットの ミセス・ヘンリー・モース

ピンクの大輪のバラ、ミセス・ヘンリー・モース　Mrs. Henry Morse　
(Hybrid Tea)。
ピンクにサーモンや朱色が少し指すようで、また芯はライトピンクです。
中度の香りがあり、裏には白銀や朱色の筋が入ることがあるそうです。

ヘンリー・モース Henry Morse （1826-1888） 氏は、ダイヤモンドの最も
重要な価値基準は重さ (カラット) をであると思われていた時代に、
カッティングで革命を起こした人です。
モースは1860年、アメリカで最初のダイヤモンド研磨工房を設立しました。
氏は、欧州諸国のダイヤモンドカットはカラットを保つために本当の美しさ
を犠牲にしていると考えたそうです。モースはその不満をボストン・ヘラルド
紙で告知しました。カラット (重さ) が減るのに構わず、より良い輝きを得る
ために既に仕上げられたダイヤモンドをさらにカットして仕上る彼のリカット
技術は有名となり、アメリカ国内に限らず海外からも多くの依頼が来るよう
になったそうです。
ミセス・ヘンリー・モースさんは氏の夫人でまちがいないでしょう。

モースのカットはオールド・ヨーロピアン・カット 〈58面体〉 を改良したアメリ
カン・アイデアル（アイディール）・カットと呼ばれ、これがアメリカン・スタン
ダート・カットを経て1985年に現在の、光を全て反射するラウンド・ブリリア
ント・カットに完成することになります。
８本矢印の星が浮かび上がるのでエイトスター・カットとも呼ばれるようです。

　　　(参考　Ｍｒ.Kのダイヤモンド見聞録 　
　　　　　　エイトスター・ダイヤモンド　)　


作出者　　アイルランド　　マグレディ２世　　Samuel McGredy II 　1919年。
　　　　　　　(神奈川県川崎市　生田緑地バラ苑　120518．111029． 111023)

　　　　　　　◆梅・さくら・ばらなど花品種と 「公園ランキング」 の
　　　　　　 　私のホームページはこちら→　「花の公園　花リスト」

　　　　　　　◆このブログの検索ウインドウが右上にあります。プルダウンして、
　　　　　　　 「このブログ内で」を選択し、短い1単語だけで検索してください。
　　　　　　　　２単語以上だと機能しません。

　　　　　　　　←クリックすると私の「花の公園」にポイントが入ります。　
　　　　　　　　　　　　　　　　応援お願いします。




これは昨年111023。ピンクが強いですね。


これは昨年111029。