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クロスオーバーとスターシステム

2010-06-20 | 漫画
アメコミを読む上での醍醐味は、共通世界観を持つキャラ同士の競演である
「クロスオーバー」であります。
たとえばキャプテンアメリカとアイアンマンとスパイダーマンとウルヴァリンが
チームを組んで悪と戦うニューアベンジャーズとか。
(映画でもアベンジャーズ実現に向けて動いてますね)
あと会社の垣根を越え、他社のキャラクター同士の競演もあったりもします。
スパイダーマンとバットマンとか。

日本にもこういうのは(同一作者の作品同士の場合がほとんどですが)
けっこう存在してたりもします。
有名どころでいえば「ドラゴンボール」でペンギン村(「Dr.スランプ」)に行ったり、
「名探偵コナン」に怪盗キッド(「まじっく快斗」)が準レギュラーで出てきたり。

ただのゲスト出演とクロスオーバーの違いは、その背負ってる世界まるごとが
競演するのがクロスオーバーだと思っているわけですが、
一方、日本では手塚治虫が一般化した形式としての
「スターシステム」というものが存在していたりもします。

これはキャラクター=役者として扱い、
あらゆる漫画にキャラクターを使いまわすような形で出演させるシステムで
たとえば「ブラック・ジャック」の患者にアトムが出演したりといった
そんなシステムとなっています。
永井豪キャラが違った姿で集合する「バイオレンス・ジャック」も
こちらのシステムのほうに入るでしょうか。

アメリカは会社が世界設定やキャラクターを保持しているので
クロスオーバーがやりやすい形なのでクロスオーバーが発展し、
作者個人が作品やキャラクターの権利を所持する日本では、
クロスオーバーが難しくスターシステムや続編ビジネスが発展したのかな、と
思ったりもしてみます。

と、基礎知識的なこともたまには書いてみようと思ったのでした。

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