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ヤング・マーベル:リトルアベンジャーズvsリトルX-MEN

2015-12-21 | 漫画
アベンジャーズvsX-MEN」といえばマーベルコミックスの一大イベントであり、
フェニックスパワーを身に着けたサイクロップス達X-MEN(の一部)と
アベンジャーズの戦いはその後のマーベルユニバースに大きな影響を与えました。
(サイクロップスのアウトロー化はこのイベントを境にしています)
しかし、それに「リトル」がつくと・・・

スティーブがたいせつにしていたぬいぐるみ、バッキーベアがサイクロップスにぬすまれた!
バッキーベアをとりもどすため、あかちゃんアベンジャーズとX-MENが
フューリーよこちょうとエグゼビアどおりのこうさてんでおおげんかだ!

・・・という、とてもかわいいストーリーになるのです。

表題作のアートを担当しているのは、日本人アーティスト・グリヒル
いかにも日本人的なかわいいディフォルメに、コマのあちこちに込められた小ネタ
(子供部屋の中のおもちゃに注目を!)も楽しい作品です。

同時収録作品はかつて「マーヴルクロス」で邦訳された「X-ベイビーズ」の続編と
90年代に刊行されていたマーベル情報誌「MARVEL VISION」に連載されていた「リル・マーベルズ」、
グリヒル、スコッティ・ヤング等が手掛けた「カワイイ」絵柄のカバーアートたち、という
「カワイイマーベル」を一冊にまとめた・・・
よく言えば「バラエティに富んだ」、悪く言えば「寄せ集め感のある」内容となっており、
リル・ゴッサム」と比べると読者を選ぶかも、とは思います。
しかし、表題作のかわいさだけでも是非手に取って読んでいただきたい、と思える
そんな1冊であることは確かです。
(「デッドプール:キラストレイテッド/キルズ・デッドプール」のような表紙詐欺じゃないよ!w)

次のグリヒル作品としては、邦訳が待たれていた「パワーパック:デイ・ワン」がもうすぐ発売。
(「パワーパック」ってタイトルの邦訳が待たれてたのって、「マーヴルクロス」時代からだよな・・・)
「カワイイアメコミ」でもっと読者層が広がってくれるといいなぁ・・・と
小プロX-MENで入ってきた、今となっては古参のほうに入るらしい人としては思います。

ヤング・マーベル:リトルアベンジャーズvsリトルX-MEN


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