ヒットマン ２

インターネット（のごく一部）を沸かせた単語「犬溶接マン」から
邦訳が決まった、でおなじみの「ヒットマン」。
1巻発売から半年の時を経て、2巻がリリースされました。

今回収録のエピソードは
・グリーンランタン（カイル・ライナー）との共演「ローカル・ヒーローズ」
・え、あれやあれがゾンビに！？な「ゾンビナイト・アット・ゴッサム・アクアリウム」
・キャットウーマン、そしてセクション８登場の「エース・オブ・キラーズ」
・短編「キス・ミー」「サンタ処刑命令」
というかなり盛りだくさんな内容となっております。

今回もあいかわらずヒドい話であり、大量の銃弾と血と臓物とゲスい笑顔、
それと同じくらいにボンクラ同士の友情と惚れた女への情の厚さにも満ちた
読ませる1冊に仕上がっております。

さて、邦訳決定のきっかけにもなったセクション8の集合シーンやその活躍も
もちろん見どころではあるのですが
（1巻に「ヒットマン/ロボ」収録したの、そういう意味では残念だったかも）
GL（この当時はハルからカイルに交代した直後）やキャットウーマン、
そして前巻に続くデーモン（エトリガン）といったヒーローたち
（「死」からの復活後、いろいろと設定の変遷期になっていたスーパーマンも含め）が
この作品の空気に巻き込まれる中でそのキャラの新たな魅力に気づかされるあたりも
アメコミ好きの方にはぜひ読んでほしい、と思わされる部分になっております。

・・・次巻についてのアナウンスが一切ないんですけど、
今後のエンターブレインさんの展開信じてアンケート葉書ちゃんと出しましょうかね・・・
（セクション８出したから邦訳打ち切り、ってことにはなりませんように・・・）