三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

第二回 多磨農協脅迫事件発生(1)

2016-05-16 04:26:54 | 日記
第一回多磨農協脅迫事件、結局、なにも起きず、しかも、多磨農協職員を、農薬で、皆殺しにしてやる、というのも、どうやら、ただの、悪質な、嫌がらせらしい。
ほっと、したのかどうか、わからないが、そんななか、一ヵ月後、再び、多磨農協脅迫事件は、始まる。
ただ、直接、三億円事件犯人から、電話が、かかってきたのは、多磨農協ではなく、道路を、挟んで、南側、府中市役所東部出張所、である。
一橋本136頁によると、多磨農協脅迫事件で、電話を、受けたのは、9人、ということは、今回も、おそらく、女子職員が、まず、受け、それを、市役所職員に、取り次いだと思われる。
電話が、かかってきたのは、1968年6月25日、土曜日、8時35分頃。
「お宅の前に、公衆電話あるだろう。その電話機の下に棚があり、その棚の上に手紙が置いてある。それを前の農協に届けてくれ」、というもの。
市役所職員は、さっそく、公衆電話ボックスに行くと、たしかに、指示されたところに、封筒があった。
その封筒の表、「コレヲ見ツケタ人ワ 前ノ農協ノヨ金係ニ届ケテクダサイ」との表記。
おそらく、その足で、そのまま、多磨農協に届けたと、思われるので、8時45分には、脅迫状、多磨農協職員が、確認することとなる。
警察に通報し、また、極秘に、警察が、到着したのは、すくなくとも、9時前、だろう。
とすると、三億円事件犯人が、指定した、9時15分出発、というのに、間に合った可能性は、あるかもしれない。
前回と違うのは、運転が、多磨農協の女子職員、ということと、現金入り封筒を、ワイパーに挟んで、走行、というところだ。
(2013年6月記)
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