だが、前の持主は、むらき本、44頁から45頁によると、1カ月で、2500kmも走っている。三億円事件犯人は、偽白バイ用の大型バイクを窃盗してから犯行まで、約20日間とすれば、428kmである。走っているといえば走っているという程度かもしれない。つまり、最小限に走っているということである。目撃されるということを考えれば、当然とも言える。そう言えば、犯行直前、偽白バイに黒い布を装着して走行していたことを考えれば、やはり、目撃されるということを三億円事件犯人は間違いなく意識していたはずだが。
(2013年12月記)
(2013年12月記)