ライン出版編集部

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誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

知るを楽しむ

2007-09-29 06:03:32 | Weblog
「夏目漱石 悩む力」
東大教授姜尚中解説のNHK再放送を見ている。
レトロ影絵とちょっと暗めなナレーションが記憶に貼りついたため、テキストを買いに街へ出た。
地元の書店を4軒回ってもなかった。
1軒の本屋では私の少し前に最後の1冊が売れたという。
この人気は、いま漱石展が開かれているせいかとも思う。

それにしても姜先生の深い解説は心に響く。
こんなふうに読み込んでみたいものだ。

結局テキストはネットで注文した。
来週には届くはず。


南画展

2007-09-27 15:51:46 | Weblog
桜の街のさくら展で「うさぎと桜」の掛軸を出展してくださった鶴岡桃華先生(羽沢在住)の教室展が29日までゆめりあギャラリーで開かれている。

鶴岡桃華先生は80代で南画の指導をしていらっしゃる。
鳩居堂ギャラリー、東京都美術館などの格調高い展覧会に出品されている方だ。
もちろん現役。

落ち着いた時間をもてるようになったら何か始めたい、という私の話に、
「忙しくても早めにスタートを切っておかないとなかなか楽しめるまでにはならないから、いずれと思わずに今よ」。

そうだなあと思った。

いま始めておかないと、老後からではもっと億劫になってやらずじまいで終わるだろう。
重みのあるお言葉をいただいたのかもしれない。

先生の描かれた阿弥陀仏が中野の高徳寺にあるそうだ。
寄贈に至ったいきさつには不思議なエピソードが秘められている。
高徳寺は新井白石のお墓のある寺だそうだから、そのうち訪ねてみるつもり。
http://www.koutokuji.or.jp/

月麺火山

2007-09-27 15:36:18 | Weblog
取材でふたたび十五夜のお団子を売っていた和菓子屋さんへ。

そしたら、お昼を食べていないのに気がついた。
時計を見たら14時。

この和菓子屋さんでは杵つきうどん・ラーメンを食べさせてくれる。
いつも和菓子を買うばかりで食堂の方は未踏なので、今日は絶好のタイミング。
辛いのが食べたいんですけど、と言ったらこれをすすめられた。
すっごいネーミングですよね~。
月まで飛んでいってしまいそうに辛いんだろうか。
火山というから口から火が出るほどかもしれないと思ったが、それほどでもなかった。
完食できたから。

ほかに赤鬼タンメンというのも辛そうだ。
次回チャレンジしてみよう。

もちろんふつうメニューのほうが多いですから、
辛いのが苦手でも怖がらなくて大丈夫。


走る

2007-09-26 21:52:09 | Weblog
秋晴れの好天の中、高校生が市場坂を走っていた。

行く手に見えるのは新座市営墓園。
ニイザという文字が判読できるだろうか。
さつきを刈り込んだものだ。

この県立高校は、ことあるごとに、というか日常的に学校周りの5キロコースを走らされる。
生徒たちにとってはとても辛いことだろう。
が、ここで鍛えられたことは卒業後に生きるはず。
これも青春なのだ。

出逢うたびに暗黙のエールを送っている。

きょうは十五夜

2007-09-25 14:27:13 | Weblog
和菓子特集の取材でなじみの和菓子屋さんを訪ねたらいつもより客がいっぱい。
もう1軒は定休日なのに営業していた。
店頭にはお団子を買った人にサービスで渡すらしいススキの束が桶につけてある。
そう、今日は十五夜。
こんなにいいお天気だから、きっと月も出ることだろう。
いいお月見日和かもしれない。

写真のお団子やさんではトップにウサギが乗っている。
わかるかな?

有名人

2007-09-23 19:52:38 | Weblog
上野の都美術館で「東京展」が開催中である。

現代美術の大集合といった感じだが、中でも大変な人気が、練馬区のKさんが代表を務める手作り絵本展「絵本の部屋」。
作品が一つひとつ丁寧に作られたオリジナルの絵本だが、どれも手を触れたり読んだりしてもいいのだ。
だから、人々は楽しそうに長い時間をかけてユニークな絵本を次々と見ている。

今回優秀賞には和光市の女性が選ばれていた。
「来年はreinさんも出展してくださいねー」とKさん。
有名な絵本作家も来ていらしたようだ。

会場を後にしてエレベーターに乗ろうとした。
と、有名人が乗っている。
鉢合わせした突端、名前をど忘れしてしまった。

新劇の舞台にも出ている男性俳優だ。
年のころは50代後半。
あ~誰だっけ。

名前を思い出せないので話しかけることもできない。
有名人なんだけど。
知ってるんだけど。
ハンサムなんだけど。
息がかかるほど近くにいるのに。

年をとっても渋みを加えてますますカッコイイのだ。
むしろ今のほうが好みかな・・・
なんて思ってるうちに降りる階になってしまった。

ん~、誰だったかなー、
助さん格さんを演じるような人なんだけどな。

電車に乗ってからも名前を思い出そうとしていた。

でも怖いものですね。
ど忘れって思い出そうとすればするほど出てこなくなっちゃうんですから。

ふと窓の景色に目をやった途端、思い出しましたぁ~。

その人の名は、名高達郎さんでした!!

お彼岸の中日

2007-09-23 19:36:17 | Weblog
この年になると、お墓参りをすると癒される。
日帰りで福島の菩提寺へ行ってきた。

お彼岸に限らず、rein流の墓参の美学があるので紹介しよう。
それは、
①手作りしたおだんごを供える
②両親の好きだったテッポウユリを供える

(美学というほどのものでもないか。ただ、この2点はずっと欠かしたことがない。テッポウユリが手に入らないときはカサブランカになったり、今回はシベリアという品種のユリだった)

「千の風になって」の歌詞に故人はお墓にはいないとあるが、
墓参のたびに父親に叱られているような気がする。
「だらけていないでもっと励みなさい!」

お墓参りをしているとき、誰かが「千の風になって」を歌っているのが聞こえた。
みんな思いは同じなのだ。




埼玉フィルハーモニー合唱団

2007-09-22 17:36:50 | Weblog
代表のO氏からの招待で、ミサ曲を聴いた。
ベートーヴェンのハ長調ミサ。

なじみのない曲だが、メロディーラインが心地よかった。
終ったのかどうかわからず、指揮者がこちらを向くまで拍手が起きなかったのは聴衆の不勉強というか、失礼なんじゃないか。
私も含めてのことだけど。

でも、合唱団はよく練習しているなあと感心した。
ソリストではテノールの声質がいい。
成長するのではないかしら。
加藤太朗という1982年生まれの若手。

10月14日芸大オペラで「ラ・ボエーム」のロドルフォをやるというので聴きたいが、あいにく所用でダメ。
名前を覚えておいていつかまた聴く機会があれば。

おうちカフェ

2007-09-22 16:59:51 | Weblog
自宅で手作りケーキとお茶、またランチなどを出してもてなす「おうちカフェ」がオープンしたので友だちに誘われてランチを食べてきた。

お菓子作りの専門家で、お教室も開いているKさんのお宅。
おうち自体がステキなつくりで、カーテンやインテリアもなかなか趣味がいい。
手作り作家の小物(陶器やエプロン、織物、お菓子など)も販売していた。
エプロンは、小林カツ代さんのエプロンを手がけている新座の近藤さんのもの。

二人のお嬢さんが慣れない手つきで手伝っていたのがほほえましい。

思いがけない知人に会ったり、初対面の方との話も弾んで、くつろぎながらの楽しい時間を過ごすことができた。

でも自宅開放のお店をするってつくづく大変だなあと思う。
隅々まで見られてしまうわけで。

片付け「上手な」reinなどはとてもとても。
その前に、友達に上がってもらえる空間を作らねば。

よそのお宅にお邪魔するといつも「よし、片付けよう」と決意するのだが、三歩歩くとすぐ忘れてしまう。