ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

夏休みの学校にて

2019-08-31 13:15:22 | Weblog


県知事選があって近所の投票所へ。
会場の小学校は夏休み。
校庭に面した校舎際には子どもたちが育てた花や野菜が
しおれかかっていた。
無理もない、この炎天下
水遣りをしたところですぐに蒸発してしまうのだから。

生徒たちは夏休みを思いっきり楽しく過ごしただろうか。
花火の音をBGMに
ギリギリまで宿題に追われていた昔を思い出す。

夏の終わり…。

君の名は「川中島」

2019-08-31 02:09:44 | Weblog

この桃の王様は、長野県の川中島町で生まれたからこの名がついたらしい。
全国で3番目に多く栽培されている品種で実が大きい白桃。
福島とか山梨とか桃の産地を気にしたことはあるが
品種まではなかなか。
名前を知って味わったらきっと忘れることはないだろう。

君死にたまふことなかれ

2019-08-28 20:25:13 | Weblog

料理のスクラップを整理していたら見つかった。

1994年8月25日付の家庭欄。
「涼の一品」というレシピコーナーのそばの記事で、
見出しは「君死にたまふこと勿れから90年」。
晶子の詩碑が中国大連市に贈られた…といった内容だ。

晶子は日露戦争で弟を失った。
この詩は1904年「明星」の9月号に発表されている。
全文は以下の通り。


君死にたまふことなかれ
   
 ~旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて~
          
  

あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。
堺(さかひ)の街のあきびとの
舊家(きうか)をほこるあるじにて
親の名を繼ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。
君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獸(けもの)の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。
あゝをとうとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代も
母のしら髮はまさりぬる。
暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にひづま)を、
君わするるや、思へるや、
十月(とつき)も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。


昨日記事が見つかったことといい、
今朝BS2で晶子の教師時代を取り上げていたことといい

弟の命日の直前だから不思議な気がしている。







T・S・エリオット『なげく少女』

2019-08-23 21:24:58 | Weblog
ガラスの器に書かれていたスペンサーの詩について書いたばかりだが
ふと思い出したのが学生時代に友人に教えてもらった一編の詩。

「階(きざはし)の上に立ち…君の名前を…織りたまえ…織りたまえ…」といった…。

記憶がぼやけている。

この詩をご存知の方がいたらぜひ教えてほしい。
ネットでは検索できなかったから。

エリオット詩集は家のどこかにあるはず。
高田敏子詩集も本気で探せば出てくるだろう。
高田さんの詩では『すすきの原』が好き。


すすきの原

さようなら さようなら
すすきの穂のくりかえす
さようなら
ひがな一日
すすきは 風に
さようならを おくりつづけている

ごめんなさい
私はあなたに あのような
美しいさようならを したでしょうか

あなたにも あなたにも
いつまでもああして
手をふりつづけていたでしょうか

私はうかつにも
別離がいつもあることに気づかずに
すぎてきたように思う

私のまわりから いつとはなしに
時の流れのなかに
去っていった人たちのことが思われる
すすきの原




ぎっくり腰

2019-08-22 22:59:20 | Weblog

17日から腰痛がひどく、外出がままならなかった。
先生に10日くらいはおとなしくね、と言われていた。
痛み止めと貼付薬で様子を見ていた。
動くたびに痛みが走る。
この痛さはやったことのある人にしかわからないだろう。

6日目のきょう、都心まで出かけた。
写真は汐留の夜景。
人々が撮影していた場所から撮ってみた。
痛かったし荷物があったのでブレた。