写真は茂吉の歌です。
8年前山形を旅したときに知った歌。
教えてくれたのはまささん。
友人のお母様です。
その方は最上川の川べりに住んでいらして(紅花の廻船問屋だったそう。蔵も残っています)
近くに茂吉が逗留していた聴禽書屋があることを教えてくださいました。
まささんの案内でしばらく河畔を散歩したあと
橋の袂から川岸まで下りていき、砂に足跡を残して来たのがよい記念。
帰京してこの歌が収められている歌集『白き山』を即刻買い求めました。
昭和22年に聴禽書屋(大石田)で作られたということです。
最上川逆白波のたつまでに
ふぶく夕(ゆうべ)となりにけるかも
逆白波とは茂吉の造語。
波は普通下流に向かって立つものですが
最上川の冬は厳しく、川下からの強風にあおられて上流に向かって波が立つ…。
そんな様を、茂吉は「逆白波」という一語でみごとに表現したのです。
壮大な最上川の景色を回想しながら
一年前に茂吉記念館で求めた色紙をお披露目しておきます。
8年前山形を旅したときに知った歌。
教えてくれたのはまささん。
友人のお母様です。
その方は最上川の川べりに住んでいらして(紅花の廻船問屋だったそう。蔵も残っています)
近くに茂吉が逗留していた聴禽書屋があることを教えてくださいました。
まささんの案内でしばらく河畔を散歩したあと
橋の袂から川岸まで下りていき、砂に足跡を残して来たのがよい記念。
帰京してこの歌が収められている歌集『白き山』を即刻買い求めました。
昭和22年に聴禽書屋(大石田)で作られたということです。
最上川逆白波のたつまでに
ふぶく夕(ゆうべ)となりにけるかも
逆白波とは茂吉の造語。
波は普通下流に向かって立つものですが
最上川の冬は厳しく、川下からの強風にあおられて上流に向かって波が立つ…。
そんな様を、茂吉は「逆白波」という一語でみごとに表現したのです。
壮大な最上川の景色を回想しながら
一年前に茂吉記念館で求めた色紙をお披露目しておきます。