彼女について 私の知ってる二、三の事柄 (1)

2017-08-09 05:13:35 | つれづれ
以前、わたくしが所属していた会社の出来事です。

わたくしは、中途採用で、
以前の会社の上司の口添えもあり、その会社に、潜り込みました。

当時、その会社の入社試験は、大変、難しく、
その業界では、名をはせた方々が、役員で、
その面接を、クリア、クリア、クリアして、
入社した、おんなの子って言っていいんでしょう、
20代前半の、初々しい女性の新人が、
わたくしの部下となりました。

名前は、
トモちゃん、
声は、ちょっとハスキーで、
眉がちょっと太く、斉藤由貴に似ています。

会社の業務は、
特に、夜が遅く、タクシー帰りも多く、
わたくしなどは、友だちと約束したコンサートに行けず、
わざわざ、わたくしの為に、チケットを取ってくれた、
その友だちに、「もう、お前の為に、2度とチケットは取らないし、誘わない」と、
そうです、約束を断るのは、1度や、2度では、なかったんです。
いままでの友だちが、離れていくような状況でした。

そんなある日、
トモちゃんが、わたくしに、相談があるといいます。

当然、わたくし同様な
プライベートの自由な時間の相談かと、思いました。

プライベートは、プライベートですが、

さすが、業界の名をはせた、お歴々の面接を、クリアした、
トモちゃんの相談は、次元が、違いました。

「いま、住んでるアパートの壁が薄いンですぅ」という、

あれ、仕事と自分のプライベートの時間とか、
そういう、たぐいの、話じゃないの???

腰が抜けました、トモちゃん、あなたは、スゴイ。

「彼と、声を出した、思いっきりのSEXが、出来ないんですぅ」


あのね、ラブホテルに行くとかね、
お金を貯めて、壁の厚い、隣を気にしなくてすむ様なね、
アパートに、引っ越すとかね、
方法は、あると思うよ、って、
そんな答えが、わたくしの限界です。

ヘンな信頼をされたモンです、

上司として、試された、ひと幕です。

トモちゃんの話は、
まだ、まだ、つづきます。


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