rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Boeing B-17F, Fortress II A Coastal Command (Academy 1/72)

2024-02-10 10:44:07 | プラモデル

220 Coastal command所属のFortress II 機首の窓などがE型とF型で少し異なる。 米軍仕様のB-17よりも機銃などが省略され、初期型のASVレーダー( Air to surface vessel radar)が装備されている。

B-17の英国に供与されて対戦哨戒機として使用された機体を作りました。元はC・D型がFortressIとして英国に供与されたのですが、武装が弱く、強化されたB−17EがFortress IIとして45機が供与されました。その後F型が12機、G型が3機対戦哨戒機として使用されたと記録にあります。米軍は昼間爆撃機としてB−17を多用しましたが、英軍は安定性に欠けるものの爆弾搭載量の多いランカスターやハリファックス爆撃機を好み、B−17は沿岸警備や対潜哨戒に使われました。それはB−24も同様で、いずれB−24の対潜哨戒型も作ろうと思います。第二次大戦中の米第8空軍などのB−17の活躍は映画「頭上の敵機」やテレビシリーズ「爆撃命令」(どちらも原題はTwelve O’clock High)などでも有名で、私も小中学校項夢中になりました。中学高校時代にB−17のプラモデル自体レベル製のF型1回、Airfix製のG型を2回作り、今回で4機目になります。Academyからは対戦哨戒機型のモデルも出ていたのですが、日本で出回った物は数少ないようで、中古店などでも見かけたこともありません。今回は、たまたま20年位前に購入していたF型の「Memphis Bell」が放置されていたのでこれを利用して作る事にしました。

資料によると、胴体横と上部のアンテナが後期のものとは異なるようだ。

しかしいざ作るとなると、1/72でCoastal Command型を作った例などが海外のサイトでも殆どなく、資料も少ないので数少ない写真などを参考にASVレーダーなどを自作で製作しました。どうも一般的なASV2を装備した物よりも初期の物と思われるアンテナを装備した機体が載っていたのでそちらを付けてみました。塗装は下面が白、上面はダークシーグレーの物とエクストラダークシーグレーとダークスレートグレーの迷彩の物があったようで、今回は後者にしました。疲労感を出すために接合部にレッドブラウンで筋を入れてから白をスプレーしました。プロペラ等はE型に合わせていますが、機首はF型です。韓国のメーカーであるアカデミーはややアバウトな所があるので整合など補修が必要です。搭乗員は付いていないのでハセガワ製を改造して機首の爆撃手、操縦手、副操縦手、尾部銃手を付けてみました。デカールはランカスター等の別売りを流用しました。以前作ったやはり米国供与のカタリナの対戦哨戒型と並べてみました。

アンテナ支柱はライナーを伸ばしたもの、アンテナは0.2mm真鍮線を使用しました。

翼下面にはエアダクトの穴が複数あるのですが、模型では省略されていたので開けました。旋回砲塔は比較的よく再現されています。

救難任務にも使えるカタリナも多用されました。カタリナはダークシーグレーとスレートグレーの迷彩(大戦後期はダーク系が好まれたようです)。

 

追記:2024年2月11日

秋葉原のレオナルドLG2号店でアカデミー製のCoastal command Fortress IIのプラモを見つけました。2200円のほぼ定価販売でした。部隊名のデカールは資料の実機通りのものでしたが、ASVアンテナは模型自体に作られていないようで、製作するなら今回と同様自作になると思われ、手間は一緒の様でした。


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