rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Martin 167 Maryland Royal Air Force, Azur 1/72

2022-08-28 12:54:23 | プラモデル

米国陸軍は1938年に双発軽爆の設計を各社に命ずるのですが、Glen Martin Co.がModel167として開発したのが時速500km、Plat & Whitney 1830エンジンを2機搭載した本機でした。結局ダグラス社のA-20 Havocが採用されるのですが、本機の高性能に注目したフランスが注文し、大戦で注文数が揃う前にフランスが敗戦を迎えたため英軍が引き取り、エンジンを強化したMark IIを含めてメリーランド爆撃機と命名されて115機が主に地中海、アフリカ戦線で活躍しました。同時期に正式採用されたBristol Bleheimよりも高速であり、主に偵察、爆撃任務で1940-41年に就役、ビスマルク追撃戦などで活躍しました。順行速度399km、高度8,991m、爆弾搭載量907kg、航続距離2,100km、機銃7.7mm翼4(地上攻撃用)、後方回転機銃7.7mmx1、下方7.7mmx1の6丁でした。

英軍所属のメリーランド実機Wikipediaから            Azur製 1/72 コックピッドなどは割りと良くできているが、整合は今ひとつ。

モデルはP63キングコブラの時に紹介したチェコのMPMが発展型として使い分けているブランドでAzur製、フランスの後援者が出資しているので必ずフランス機バージョンのある機体が選ばれます。メリーランドは古くはFrogからも模型が発売されていたようですが、現在1/72で手に入るのはAzur製のみと思います。2002年の発売で初期のMPM製品よりも出来は良いのですが、Airfixや田宮製の様には行かず、それなりに大変です。英軍機として北アフリカで活躍した機体を作りました。下面Azur blue(ドイツ軍機のライトブルーを使用)、上面ライトアースとミドルストーンの迷彩です。種々やり方はあると思いますが、曲面の多いミッキーマウス迷彩をスプレーする際、私は下地を一面にスプレーしてから油粘土で境界を付けて残す部分をキッチンペーパーで覆う様にしています。塗り分けの境界面が少しボケる感じが良いと思っています。同じ地中海戦線のイタリア軍Fiat CR42 Falcoと並べてみました。

油粘土とキッチンペーパーでマスキングしてます。   Fiat Cr42との比較

下面ライトブルー、上面ライトアースとミドルストーンの迷彩 細めのノーズや尾翼前の段差などが特徴的なフォルム

20年前発売のプラモデルですが、デカールは良好、エッチング部品はないものの、レジン製部品は多くプラモ用接着剤が付きにくく、やや難渋しました。

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真理省(Global engagement center)の検閲に従うか?

2022-08-26 23:23:14 | 社会

イギリスの作家ジョージ・オーウェルが1949年に著した未来小説「1984年」は、既に過去である1984年時点では実現されていなかった管理社会、ディストピア的全体主義が、2020年代の現代ではかなり実現されていると話題です。小説の中には、「何を真実として俗人に信じさせるか」を決める真理省の存在が明かされ、主人公ウインストンは過去の事実を管理主体である「ビッグ・ブラザーが正統」である様に書き換える「真理省記録局」で働いているという設定です。

小説「1984年」の世界では、客観的な事実というのは存在せず、真理省で決めた内容を真実として受け入れる事が「必要」となります。「カラスは黒でも白でもある。」という二重思考を肯定できなければJoycamp(歓喜収容所)やMinistry of love(愛情省)の秘密警察に連行されてしまいます。

これ、現在の世界、日本でも既にほぼ現実として起こっている事ではないでしょうか。

 

I.  Global Engagement Center

米国連邦機関としてのGEC公式ホームページ ミッションが明確に書かれている

 

2017年オバマ大統領は、国家授権法(NDAA)に従って米国にとって都合の悪い情報を選択・排除する連邦機関を作り、Global engagement center(GEC)と無難な名称を付けて、主に自国民を対象にしたプロパガンダ戦争に利用するため稼働させました。以降はCNNやワシントンポスト、NYタイムズといったメディアはGECの検閲通りの情報発信をするようになり、当然これらのニュースを「権威」として受け売りする日本のメディアも(情報の真偽と関係なく)そのまま垂れ流すことになります。

さすがに小説「1984年」のように真理省という解りやすい象徴的名称は使いませんでしたが、この連邦機関の目標は「情報の真偽を確かめる」事ではなく、その情報が「米国の権力機構に都合が良いか否かを決定する」であるとホームページにも謳っています。だから私や他のオルタナティブなブログが参考にしているサイトも当然「都合が悪い」として検閲対象になっていますが(検閲対象について発表もされていて、メジャーなメディアは引用しないよう圧力がかかっている)、それは「フェイクニュース扱い」ですが「嘘」というより「都合が悪い」(痛い点を突いている真実が含まれる)認定だと考えられます。これらの中には、「ロシア軍が成果をあげ、ウクライナ軍が弱体化している」アムネスティが報告した「住民を盾にして虐待しているのはウクライナ軍」「捕虜を拷問虐待したウクライナ軍」「ロシアの軍事侵攻の目的はウクライナの非ナチ化」といった情報が含まれ、こういった事実を日本や米国の主要メディアが「報じることができないしくみ」がこれで明らかになります。一方で娯楽誌でも報じないような根拠の薄い「ロシア政権崩壊説」や「プーチン重病説」といった与太情報は進んで報道し、嘘だとばれても訂正報道など行なわれません。1970-80年代、冷戦期の左翼全盛の時代においては、「きれいごとを言う左翼」や「社会党・共産党」などが主張している事の逆張りを考えていれば大方「まっとう」「無難」な結論に達すると私は思っていましたが、現在は「主要メディアが理屈に反してごり押しする事の逆張り」がほぼ「無難な真実」だと考えられます。

ウクライナの米国大使館が出している2020年GECが注意喚起したロシアのプロパガンダ目録

 

ザポリージャ原発を攻撃しているのは誰か

カラスは白、2+2=5であると信じろという真理省の命令に近い例として、ロシアが占領管理している「サポリージャ原発を攻撃しているのはロシアだ」という主張や、「ロシア占領地内にある捕虜施設を攻撃して捕虜を殺したのはロシアだ」といった報道があります。ロシアがこれらを行う合理的な理由はないと誰でも考えるのですが「理屈ではなく、都合が悪いからこう理解しろ」という教義的命令で日本のメディアでもそのように報じられます。Guardianは以前ゼレンスキー大統領が「場合によりロシアが占領しているザポリージャ原発を砲撃する。」と捉えることができるインタビュー記事を載せていましたが、都合が悪いので編集しなおされています(再編集したと書いている)。ウクライナは8月19日の国連事務総長の訪問に合わせてザポリージャ原発周辺で核防御部隊を待機させて「核事故が起こったのはロシアのせいである。」という事実づくりの準備をしていた様ですが、目論見を察知したロシアによって阻まれた様です。

 

II.  続く世界の変化

 

前回「変わりはじめた世界」でも、仮想経済派のグローバリストと資源や食料といった実体経済を重視するロシア、中国、中東諸国など「いわゆる西側」以外の多数派諸国のせめぎ合いは、次第に多極派が優勢になってきていると述べました。ドイツ・イギリスなどはエネルギー危機で電気代がこの一年で数倍に値上がりし、冬を越せない人達が薪拾いを始めたという笑えない話題もあります。上から目線で「もっと武器をよこせ」と今だに命令するゼレンスキー大統領などもう殆どの欧州・米国の民衆から見捨てられていますし、強権的なウクライナ国家警察がなければ、自国民からもそっぽを向かれていることでしょう。ウクライナでは市長が「裏切者は容赦なく処刑する。」と宣言してやっと治安を保っている状況の様です。

 

III.  消えてゆく人達 

 

グローバリスト側の旗色が悪くなってきたことで、中心的役割をしてきた人達が表舞台から消え始めているようです。英国ジョンソン首相 辞任。安倍総理 暗殺。アンソニー・ファウチ辞任、小物ですが三浦瑠璃海外逃亡竹中平蔵 パソナ会長辞任。 ビルゲイツ日本に逃亡・隠遁? 電通元専務 高橋治之 逮捕。自民党清話会の人達 統一教会問題で息絶え絶え。日本にも来てたNATOに入りたいフィンランド マリン首相 薬物中毒疑惑やパーティーの不適切写真が問題に。他にもいろいろいるでしょう。

 

IV.  最後のあがきが最も危険

 

ボリス・ジョンソンに変わり首相候補になっている外相リズ・トラス氏は、8月23日にバーミンガムで開かれた選挙イベントで「地球を破滅させる核戦争のボタンを押す準備はできている。」と答えて、欧州どころか世界中を核で滅亡させる覚悟を示しました。もともと2月にプーチンが核の使用も辞さないといったのは、この馬鹿英国外相が外相のくせにNATO参戦をほのめかす発言をしたからでした。この女はジョンソン首相よりも格上のゴリゴリのグローバリストの手勢の様です。こんなクズに自分たちの運命がかかるというのは迷惑千万な話です。

WHOが進めている「サル痘緊急事態」 も米国では2022年8月には感染者が6000名を超えて徐々にですが広がりつつあり不気味な感じです。 2021年11月のNTIのシミュレーションでは、2023年1月には世界で数千万人が感染する予定になっていますが、現状不特定多数の男性を性的な相手とする男性によって拡散するとされていて、予防の方法も明確なので対応できると思います。しかしHIVが当初は同性愛者のみの感染であったはずが、アフリカ全体に伝染病の理屈を超えて急速に広がった様に今後どうなるか未定とも言えます。

2021年11月ミュンヘンで開催されたNTI(これもゲイツ財団が出資)のサル痘パンデミックのシミュレーション報告書

 

いずれにしても、情報は理屈が通っているかどうか、自ら考えて「真理省」(GEC)の検閲が入っていないかを検討する必要がありそうです。

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ワクチン反復投与は減感作療法?

2022-08-12 23:05:36 | 医療

 新型コロナ感染症の第七波は増加の勢いは止まりましたが、感染者数はまだ徐々にしか減少が見られません。高齢感染者には一部重症化する方も出始めています。ここで政府は、「感染予防効果は少ないが、重症化リスクは下げる」という名目で現在は存在しない2年前の武漢株に対する新型コロナワクチンの4回目接種を推奨し始めました。後に紹介する前長崎大学熱帯医学研究所教授の池田正行氏のブログで指摘されている様に、海外ではブースター接種を重ねるほど次の変異株の感染者、死者が増えている事実を政府もメディアも一切報じません。真の愛国とは国民の利益になる事を怖れずに表明することです。政府、メディアに愛国心はあるのでしょうか。

100万人あたりの新規患者数は日本と共に韓国の増加が著しい  100万人あたりの死者は欧米よりも少ないながら日本、韓国とも増加傾向 インドの少なさに注目。

 

同一ワクチン反復投与は減感作療法ではないのか?

 

 喘息や鼻炎、皮膚炎など日常的な刺激(抗原)に対して強いアレルギー反応を起こしてしまう免疫異常に対して、アレルギー源となる物質を少量ずつ繰り返し与えて、体を慣らすことで強いアレルギー反応を抑える治療を「減感作療法」と言って昔から行われています。

抗原の反復投与に対する様々な免疫反応 (Divangahiら2021年の論文から改編)

 全く同じ抗原であるワクチンを短期間に繰り返し投与する事は今まで行われてきませんでしたが、それは免疫が異常反応を起こす可能性があり、しかもどのような反応か予測がつかないという「危険な医療行為」だからです(上図参照)。哺乳類の免疫機構は複雑であり、抗原に対してどのような反応を示すかは原則的には同様でも細かい部分には個体差もあります。抗原の反復刺激に対して起こる免疫応答は図の様に様々ですが、どれが起こるかは予測不可能な部分があります。当初2回連続でワクチン接種を行ったのはbのpriming効果を期待して大量の中和抗体作成を狙ったからで、3回目以降はcの学習的な増強を期待したものです。しかし実際には抗体の持続期間は短縮してきており、dの状態が起こりつつある様に思われます。抗原刺激が却って免疫を弱めてしまう機序として、抗体依存性感染増強、や抗原原罪、免疫寛容といった現象が報告されていますが、簡単に説明すると以下になります。

 

〇 抗体依存性感染増強(ADE):不適切な抗体とウイルスが結合して却って細胞にウイルス感染が起こりやすくなる現象。1回の感染や抗原暴露でも起こる。

 

〇 抗原原罪(Original Antigenic Sin):初回の抗原暴露による強い反応によって、類似した抗原にその後暴露しても適切な抗体が作られず、免疫が正しく反応しない現象。1回の感染や暴露でもおこり得る。

 

〇 免疫寛容(Immune Tolerance):特定の抗原に対して免疫反応が抑制、欠如した状態。繰り返し抗原に接することで過剰反応を抑制する機構として働く。減感作療法として応用も。

 

 長くなるので全文を引用はしませんが、前長崎大学熱帯医学研究所教授の池田正行氏は、私も参考にしているCorona World dataを用いて、論文の形で追加接種をした国ほど感染者、重傷者が増加している事実を報告しています。「追加接種さえしなければADEは阻止できた」の回では、

(引用開始)

冷静にデータを見てワクチンを止めときゃいいのに、またまたパニックになって、何はともあれ・何が何でもPCR→人工的に感染爆発作成→何はともあれ・何が何でも追加接種→ADE。発症(感染)予防効果がないのに重症化予防効果をでっち上げて、追加接種をどんどん推進したら死亡がどんどん増えた。それは紛う事なきADEでした。それを裏付ける証拠はADEが起こらなかった、バングラデシュパキスタンガーナナイジェリアエチオピアといった国々の死者数の推移のグラフをご覧なさい。そしてそれらの国々の接種率を、かつての感染コントロール優等生国のそれとを比べてみてください→追加接種率の比較追加接種さえしなければADEは阻止できていたのです。

(引用終了)

と追加接種による負の効果を証拠を付けて紹介し、またADEの他に抗原原罪の可能性もの回では

(引用開始)

免疫系が病原体に最初に出会った時の記憶に固執し、変異株感染時に柔軟で効果的な反応ができなくなってしまう現象が「抗原原罪 (original antigenic sin)」です。(中略)
抗原原罪の作用機序では、抗体が感染症から守ってくれるとは限らず、むしろ新規免疫の獲得を抑制し、変異株に対する感染防御を脆弱にします。ADEとはまた別の仕組みで、ワクチン接種が逆にウイルス感染を促進してしまうという事で す。現行のコロナワクチンは武漢型コロナウイルスのスパイクタンパクをベースにデザインされていますが、現在この株のウイルスは既にほぼ収束しています。 初期の武漢型などの特定の株の特定のタンパクに対して偏った免疫は現在流行中の株、または今後登場するであろう変異株に対する防衛をむしろ阻害しかねませ ん。コロナワクチンを大量接種した国でコロナウイルスの感染爆発が起きている原因は、ADEに加えて抗原原罪の機序も考えられるのではないでしょうか。(ワクチンと抗原原罪 荒川 央 2021年11月22日 より抜粋

(引用終了)

と効果のないワクチンを漫然と続ける危険を指摘しています。

ブースター接種、欧米は50-60%で実は止めてた。賢いインドは遠に止めている。調子に乗ってブースターをした日本、韓国の現在の惨状はどうであろう。ブースターをより早期に行っていた韓国は日本よりも超過死亡も多い。

 

 自分の細胞に無理やり非自己の抗原を超大量のmRNAを使って作らせる事は、感染対処に限らず、がん免疫を含む自然の免疫系を狂わせる可能性があります。コロナワクチンの接種が勧められてから、治療中の癌が急速に進行したり、悪性度の高い高齢者の癌が増加している事は以前指摘しました。私の病院では半年に1例程度であった肝内胆管癌による死亡が月1-2例と増加しています。他にも悪性度の高い手術不能の尿路上皮癌が月1例は見つかります(これも半年1例くらいだった)。これは全国的な傾向と思われ、この1年の超過死亡の増加傾向を見ても明らかであろうと思います。私も自分が診ているがん患者さんには繰り返しのワクチン接種は危険だから止める様に説明して、信頼してくれている患者さんは納得して接種を止めています。皆さんはあと何回追加接種を続ける予定でしょうか。

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変わり始めた世界

2022-08-09 18:03:56 | 社会

2022年の春以降、世界が少しずつ変わり始めている様に感じます。世界が一極主義(グローバリズム)と、多極主義(反グローバリズム)の主導権争いによる相克が続いていることは同じなのですが、所謂西側世界のグローバリズム勢が優勢であった事から一転して多極主義勢が力を持ち始めていると思われます。

 

仮想経済派(一極主義)と実体経済派(多極主義)

 

それぞれの国或いは勢力がどちらの陣営に属しているかを見るには、実体を伴わないデジタル経済やいくらでも貨幣や価値を増やせる「仮想経済」を重視しているか、エネルギーなどの資源、穀物や実際の工業製品の貿易といった「実体経済」を重視しているかを見れば分かります。一極主義派は全てを統一した価値(貨幣)で支配したいので、デジタルで価値を好きな様に増やせる仮想経済を重視しますが、資源や穀物などは世界に分散しているものであり、多極にならざるを得ないから、これら「実体経済」を重視する陣営は多極主義になります。また実体経済を動かしているのは世界の人達なので本来「people=普通の人達」は多極主義であり、世界を一部の超金持ち人間(の価値観)が支配するなどという愚かな思想に共鳴するはずがありません。企業の株価も実体である「企業業績」によって左右されるのですから、仮想経済より規模は小さくても実体経済の方が強いのは当然です。

西側(一極主義を支持する国家=黄色)とそれ以外(多極主義)の色分け

 

仮想に負けたトランプとその後の米国の惨状

 

米国の民衆に根差した実体経済の繁栄を目指したトランプ大統領は、実体を伴わない「郵便投票」という「仮想」に数の上で負けて、その結果をグローバリストの権力者が認めたために再選を果たせませんでした。結果的に実体が感じられない「恍惚バイデン大統領」政権となり、この2年に行った事は「コロナに乗じた国民の行動制限」「インフレと貧富格差の増大」「ウクライナ戦争開始(中ロ敵視強化)」「無制限の移民流入と犯罪増加」他にも「医薬品の値上げ」「エネルギー供給の停滞(石油採掘とパイプライン停止)」と惨状としか言いようのないものです。「仮想はやり放題」と無尽蔵に金融緩和と政府支出を続け、さすがに民主党の穏健派からも「いい加減にしろ」と議会で予算が通らない状況が出てきましたが、「仮想バイデン政権」もそろそろ限界に達して、秋の中間選挙では共和党が圧勝する兆しが見えてきました。次の選挙は「仮想投票」の手口を知り尽くした共和党側があらゆる手で不正を防ぐ手立てを講じるでしょうから前回の大統領選挙の様には行かないと思われます。

参考 What if president Trump were still president?

 

変わり始めた世界

 

 ウクライナ戦争は当初予想した通り持久戦になればウクライナに勝ち目はありません。今後は、東ウクライナはロシアに併合され、西ウクライナはポーランドの一部(合邦国家)の様な形でEUに加盟し、欧州諸国にとって莫大な戦後復興の重荷になってゆくと思われます。ウクライナの東半分はロシア語話者であり、親ロシア派の住民にとってはネオナチに脅されながらウクライナに留まるよりロシアに併合された方が安心して過ごせるでしょう。西側から無尽蔵に送り付けられている兵器類が前線の兵士に届くのは30%と言われており、残り70%はブラックホールの闇市場に流れています。元々ウクライナ国民の幸福など一切考えずにグローバリストの都合で始められた戦争ですから、こうなる事は予想できたのですが、多くのウクライナ国民が「ゼレンスキーいい加減に戦争止めろ!」と本気で怒っている声が西側メディアで一切放送されない事の異常さを、識者の誰も指摘しない時点でこの戦争は終わっていると言えるでしょう。

参考 7/18、2022ロシアへの協力の疑いで複数の国家保安部高官を頸

ドンバス地域をほぼ手中に収めて固定化しつつあるロシア軍2022.08.08

 ウクライナが捕虜を拷問していること、ウクライナが病院や学校を意図的に基地化して国民を盾に使っている事をアムネスティ・インターナショナルが報じるウクライナが東部に対人地雷爆弾を使用している、アゾフ大隊所属の捕虜たちが住民に行ってきた悪行を暴露しはじめたため、捕虜収容所をHIMARSで攻撃したといった現実が次々に明らかになり、「ウクライナは道徳的に善」と言い張ることができない情勢が出てきました。

ウクライナ軍が戦時国際法で禁じられている方法で住民を盾にしていると報じる国際アムネスティの報告

 

 「ヨーロッパで大戦争を起こす事がどうやらできない」と焦ったグローバル陣営は台湾で中国との戦争を起こさせようと高齢で撃墜されても良い下院議長のペロシ氏を無理やり台湾に送りました。当然中国は大規模な軍事演習で答えましたが、韓国では大統領は「夏休み」を理由に合わず、日本もほどほどの対応で、台湾べったりの岸防衛大臣は退任(交代)という対応。アジア人同士で戦争させて武器で金儲けという米国の思惑は中国にとっても見え見えであり、今後もアジアで戦争は起きない(副島氏が言うように平和的台湾併合はあり得る)でしょう。

 

変わり始めた日本

 

 安倍前総理の暗殺の背後にはグローバリズムと組んだ米国諜報界が存在するだろうという田中宇氏の論考は説得力があります。今まで批判されることがなかった自民党と統一教会が突然嵐の様にメディアで批判されている背景(CIAの下部組織である読売日テレが最先鋒)には、岸田政権に圧力をかけてドイツショルツ政権の様に自滅覚悟でグローバル路線に従わせようという意図があるのでしょう。岸田首相は元々方針を明言しないでのらりくらりと外敵の圧力をかわしながらうまくやってゆく人なので「メディアの統一教会攻撃」も内閣改造などで何とか乗り切る(逆手にとって自分がやりやすい体制を作る)つもりだと思われます。

 

 新型コロナ騒ぎも感染者数が増加する中で感染症学会などから「コロナは風邪と同じ」とやっと本当の事を声明として出しました。「これ以上経済グレート・リセット政策に付き合って日本をダメにする事はしない」と内々に政権から許可を得たという事でしょう。医学論文を読む限り、私の意見も感染症専門医の意見もコロナ騒ぎ当初から余り乖離はなかったのですが、メディアから偏った見解ばかり聞かされてきた一般の方はそれが理解できなかっただろうとは思います。

 

世界も日本もまっとうな方向に少しずつでも戻ってゆく事を願ってやみません。

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Bell P-63A Kingcobra MPM 1/72

2022-08-07 12:28:27 | プラモデル

 Bell P-63はP−39エアラコブラの後継機として1942年に初飛行し、43年から量産されて主にソ連にレンドリース機として輸出された機体です。P−39は1930年代に開発されたT9型37mm機関砲を搭載できる戦闘攻撃機として開発され、エンジンをミッドシップとして長いシャフトとギアでプロペラを駆動させ、プロペラの中央から機関砲を発射させる独特の形状になりました。P39のアリソンV1710エンジンは1,150馬力で期待された高空性能が発揮できず、とても運動性能の良い零戦などに太刀打ちできないために9,558機も作られたP39の半数近い4,773機がソ連にアラスカ-シベリア経由で輸出されました。P63はエンジンを改良したV1710−117エンジン1,800馬力とし、機体も一回り大きくなったのですが、航続距離が720kmと短く、最高速度678km、武装も37mm機関砲、12.7mm機銃機首に2、翼下に2と重武装ながらP51やP47の様な戦闘機としての活躍はありませんでした。その中でソ連は低高度からの陸軍援護の攻撃機として多用し、優秀なパイロットが戦闘機としても活用して多くの戦果を上げました。P63は3,303機製造されたうち、2,397機がアラスカ経由でソ連に輸出されました。

P39を駆って大戦中59機撃墜を成し遂げたアレクサンドル・ボクルイシキン(1972年に航空元帥まで昇進) 乗降口が自動車の様に開閉する。

 模型はチェコのプラモメーカーMPM製で、2016年にSpecial Hobbyと改名してからは金型技術などがグレードアップされていますが、MPM製の時代は樹脂製金型でキャノピーなどの透明部品も塩ビ板の圧出整形であり、バリが多く、部品の整合もミリ単位で合わないなど製作には手作り感満載の技術と忍耐が必要です。一方で2000年以降に再販されたMPM製品は、エッチングや細かいデカールなどのグレードアップパーツが追加されていて丁寧に作るとそれなりに見栄えがある出来になります。1944年に使用された機体を再現しました。前輪降着の機体なので粘土や釘で前部を重くし、特徴的な自動車的な乗降口も開閉選択ができるものの、機体側の削り込みは自分でやる必要がありました。車輪の細部がエッチングで再現されているのに機首の37mm砲や12.7mm機銃は省略されていて、自作を要するなど古いMPM製のモデルらしさのある機体でした。初めに37mm砲ありきで設計された機体なので、初めに大型エンジンありきで艦上戦闘機が設計され、逆ガル翼の独特の形状となったコルセアと並べてみました。アメリカの航空機の設計思想が解ります。もう一つの比較はソ連製のラボーチキン戦闘機。やや無骨ながら頑丈そうな機体です。

機首に37mm機関砲と12.7mm(caliver 50)2門を搭載。上面オリーブドラブ、下面ニュートラルグレーの米軍の標準塗装。アンテナは0.2mm真鍮線を使用。

レンドリース機の国籍マークは米軍のマーク部位に赤い星を描いたものでソ連製の機体とは異なる。F4コルセア、ラボーチキンLa5との比較。

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