マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

リストのハンガリー狂詩曲第2番

2017-09-15 22:34:15 | ラ・プロムナード・ミュジカル
17日のプロムナード、台風接近がとても心配ですが、何とかコンサートが終わってからにしてほしいものです。
代替えの日はないので、何があっても開催はする予定です。

当日弾く最後の曲は、リストのハンガリー狂詩曲第2番。
第6番は何度も弾いていて、十八番と言える曲なのですが、2番はどうもなかなか弾く気になれなくて、ずっと先延ばしにしていました。
リストの曲はすごく多いので、弾きたい曲だけを選んで弾いているのですが、私の弾きたい曲リストに載っている曲で、体力の必要な曲はできるだけ早めに…ってもう早くないですけど…弾こうと思い、今回取り上げました。
楽しいですけどね。
なかなか体力がいることも事実で…。

ハンガリー狂詩曲と名がついているので、ハンガリーの音楽かと思いきや、特にハンガリーの音楽として何かがあるわけではなく、ハンガリー的なものを取り入れた曲になっています。
リスト自身も、ハンガリー国境に近い、ライディングの生まれで、第一次世界大戦後はオーストリアになっている所なので、ハンガリーに暮らしたことがあるわけではないようです。
ハンガリー的な音楽、具体的にはジプシー(ロマ)の音楽を取り入れて曲が作られています。
「ラッサン」と呼ばれる荘重で緩やかな部分と「フリスカ」と呼ばれる激しいリズムを持つ速い部分から成ります。
第2番は全19曲中もっとも有名なもので、1847年作曲、のちにオーケストラにも編曲されています。
フリスカの部分には、クシコスポストのメロディーも出てきて、とても楽しい雰囲気です。
速く弾けば弾くほど面白くはなりますが、そこはなかなか…です。


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