あけみの四季歳彩「心感心写」シリーズ

☆デジタルカメラを通じて四季を表現する。

☆写友の心情作品の紹介と更なるアートを求めて!

あけみの四季彩歳「影と光を求めて・・・」

2010年11月20日 | 「心感心写」撮影会シリーズ
11月度例会作品紹介




             推薦+第1席 タイトル 「森に育まれて」 関 みち子

<講評>

 500年間程の歴史を垣間見てきた蕪杉の古木の懐に抱かれた新たな生命が優しい光を受けて次世代へ育ってゆく自然の畏怖を感じる作品に仕上げています、撮影者の感動が伝わる良い作例です。


             

                  第2席  タイトル 「秋の漂い」 十一 典子

<講評>

 赤い一枚の葉に秋の柔らかな光があたり、これから訪れる秋の足音を感じる作例です、構図、露出、絞りも適正でOKです。



            

                    第3席  タイトル 「夕暮風景」  小渕 直美

<講評>

 秋の雲をバランスよく背景に、そしてススキを右隅に配置させスケール感のある文句なしの仕上がりです、小型カメラと思わせない画質が素晴らしい。



            

                    第4席  タイトル 「夕暮れ」  鈴木 英明

<講評>

 夕暮れの洛陽寸前の秋の空とススキを上手くかみ合わせ薄紫した色合いが印象的です、後、30秒程早くシャッターを切ったら更に雰囲気が変わった作品に仕上がったと思いますのでこのような情景時は数枚撮ることをお勧めします。


              
 
                    第5席  タイトル 「銀河」  杉浦 征子

<講評>

 蜘蛛の巣も角度を変えて撮ると又変わった世界に変化する良い事例です、構図もシンプルにしたためインパクトがありますが脇役かワンポイント何か画面の右上にあると更に良くなりますのでそうした目で構図を決める目を養いましょう。



              

                  推薦  タイトル 「朝靄に包まれて」  前田 洋直

<講評>

 流れるようなススキのバランス、日本人好みの淡いトーンで構成した作者の力量が伺える作品です、この作品は和紙でのプリント表現に合いますので表現仕上げにも工夫をするとよいでしょう。


            

                     推薦  タイトル 「秋の兆し」 柴田 美佐子

<講評>

 写真は影と光が大切と云っていますがこの作品は曇天のやさしい光が作品のUPに結び付きました、又、黄色の後ボケの葉一点が見事に秋の兆しを表しています、いかにポイントが大切かがこの作品を通じて分かります。


            

                    推薦  タイトル 「愁模様」  大水 啓子

<講評>

 淡いトーンで晩秋の装いを感じる作品です、和紙でプリントアウトしたらこの作品の良さが増幅します、写真は必ず印画紙でなければならないことはありません、撮影者の感動を引き立たせ、見る側に共感を最大限に共鳴させるのが近代写真ですので「モノ」を選ばないことが大切です。



                  次回も、写友の作品にご期待ください
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そこに光と影があるから・・・「心感心写シリーズ」

2010年11月10日 | 「心感心写」撮影会シリーズ
10月度火曜日コース例会作品紹介

<講師総評>

 10月度は、北海道撮影会等、諸事情があり写友の合同投票ができず、個別に実施しました、今回紹介する火曜日コースの写友の作品は北海道撮影会の作品の一部も含まれている言う形で紹介します。正式には、来年3月22日(火)~3月27(日)に開催予定の第10回記念作品展(岡崎市美術館)で紹介されると思いますのでご期待願います。




 タイトル 「未知への期待」  撮影者 前田 洋直

<コメント>

 新たな目的地をめざし、登山道を一歩一歩踏みしめながらゆく先は、錦の紅葉のトンネルである、その先に何が待っているのか心ドキドキ、ワクワクする撮影者の心が表現されて良い。





 タイトル  「秋の幾何学模様」  撮影者 杉浦 征子

<コメント>

 最小限の構図と色で季節感と撮影意図を表現したよい作品です、後は構図のバランス、画面左上の〝間〟の使い方に気を付ければ更に良くなります。




 タイトル  「瞬光」  撮影者 関 みち子

<コメント>

 遭う雲が立ち込めた空に一瞬の太陽光が差し込んだ印象深い作品に仕上げています、このような作品は何時でも、何処でも撮れるものではなく、一期一会に感謝しましょう。




 タイトル  「秋彩」  撮影者 竹内 敏夫

<コメント>

 大雪高原沼、土俵沼のオーソドックスな描写ですがしっかりした構成で仕上げています。全紙額で家に飾ってみると良いと思います・・・ただし、現代写真の作品としては過去系作品とみなされますが基本描写作品として成功しています。




 タイトル  「悪戦苦闘」  撮影者 小島 力

<コメント>

 前夜の風雨のため登山道の道は険しく、沢のせせらぎの橋はながされ、がけは崩れて悪戦苦闘してして撮影地に向かう表現が出ています・・・が3枚組で表現せず、橋が流された沢の厳しさの作品もいれて4枚組にすると更にリアル感が出たと思います(組写真には枚数制限はありません)




 タイトル  「吉朝」  撮影者 坂 幸子

<コメント>

 霧雨の早朝に突然、虹があらわれ感動の中でシャッターを押し続けた一枚だと思います。そのため画面の真ん中に虹を描いたため、日の丸構図になりました、画面の左側を1/5カットし、カットした分を右側へ持ってくると安定感が出たと思います。




 タイトル  「斜光」  撮影者 阿部 正美

<コメント>

 早朝の雲の間より斜光が出て雰囲気のある作品に仕上げていますが手前の森の黒い部分が多いため、折角の主役の斜光のインパクトが弱くなりました。 森の比率、斜光の比率等、構図のバランスに注意しましょう。




 タイトル  「夜空の向こう」  撮影者 中根 美津代

<コメント>

 雨上がりのクモの巣と雫を宇宙に見立てて3枚組で表現してくれてよいと思いますが残念なことにカメラの羽の絞りが開放でないため光の輝きが絞りの羽の形になっています、このような作品には絞りは開放で対処しましょう。



             次回は、今年度の最終評価投票作品月ですので更なる力作が予想されますのでご期待ください! 




 

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