仁木写真クラブ 写真表現とは 第4部
8月の写友皆さんは今年の猛暑に写欲が消失・・・?又は大型連休
のためか例会作品提出が少ないため8月度例会作品の互選会は中
止し9月度に延期します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
したがって、今回は、前回に続き「写真表現とは」の第4部を「ピント
の位置で被写体の表現が変わる」を説明します。・・・・・・・・・・・・・・・
<雫の写真1枚目>
<撮影場所:茶臼山> 枯れたススキに朝日を受けて凍りついていた雫にピントを合し撮影。
データー F5.6 1/250 -1.0 ISO400
<雫の写真2枚目>
まったく同じ場所より、同じデーター、同じ距離で撮影、違ってい
るのはピントの位置を手前のタラの木に合しただけ。・・・・・・・・・・
データー F5.6 1/250 -1.0 ISO400
<雫写真3枚目>
1枚目、2枚目同様、同じデーターで撮影、違うところはピントを
合すところを後ろの杉の葉に合した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
データー F5.6 1/250 -1.0 ISO400
1枚から3枚は同じ場所、同じ撮影位置、同じ撮影データーである
が「ピントの合す位置」の違いにより、凍った雫の表情が全く変わっ
ていることに気付れるたと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この事例は教室でもお話ししましたが同じ被写体をワンショットでで
なく角度を変えたり、露出を変えたり、縦、横位置を変えたりすること
によって思わぬ写真表現が生まれますので実践してください。・・・・