週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

さよなら11番

2006年01月15日 | アルビレックス新潟
3日続きの新年会が終わり、やや肝臓が疲れ気味の八百政です。ブログを初めて1週間。コメントがあると嬉しくて、酔っぱらって帰ってきてもPCの電源を入れ、レスをつけたり新しいブログを書くのが習慣になってきました。(だから文章が支離滅裂ということもありますね。大目に見てください。)

さて前回に続き、サンフレッチェに移籍する上野優作選手について書きます。
上野選手の魅力は、何と言っても「前線で動き回る驚異のスタミナ」です。

相手DFがビルドアップでボールを回したり戻したりする場面で、上野選手は必ず全力でプレッシャーをかけに行きます。時にそれはもたもたしているGKにまで及びます。初めてそのプレースタイルを見た時、僕は「なんて効率の悪いサッカーなんだろう」と思いました。そして「全体を見ないでボールばかりを追いかけ回す小学生のサッカー」を思い出しました。「あんなに走り回ってもボールを奪えるのなんてほとんどないのになぁ」と冷ややかな目で見ていたんです。ところが、上野選手は執拗に前線で相手にプレッシャーをかけ続け、走り回るのです。スタジアムに足を運ぶ回数が多くなるにつけ、僕はそんな上野選手のサッカースタイルに魅せられていきました。

野球の試合でバッターがヒッティングをした後、キャッチャーはファーストカバーに走ります。ファーストがエラーをしてボールを後ろにそらすなど、可能性としては(特にプロならば)ほんのわずかです。それでもキャッチャーはカバーに走り続けます。上野選手のプレーを見ながら、そんなキャッチャーの姿を思い浮かべました。ひたむきに泥臭く、走り回る。反町監督が「優作は私のサッカーをよく理解し実行している」と言ったのはこういうことなんでしょうね。滅私奉公、神風特攻、そんなイメージなんですよね。ちょっとマゾヒスティックな悲壮感も感じます。

途中出場が多い時期もあったけど、上野選手がピッチに登場すると、見ていて小気味よかったです。2004年のFC東京戦だったかな(中越大震災後のビッグスワン第1戦)。上野選手の走り回る姿に感動した記憶があります。確か得点もあの試合であげました。反町監督が「優作はもう1試合できるよ」というコメントをしてましたよね。反町アルビレックスの「(へたくそだけど)泥臭く走り回るサッカー」の象徴なのですよね、上野選手は。だから反町監督の退任とともに移籍するのかな?

今回の画像は、昨年十日町キャンプを見学に行った時、上野選手からサインして貰ったキャップです。キャンプの練習でも彼はホントによく走り回っていました。(ミスター何とかといわれ、今年完全移籍したO選手の2倍は走っていた)驚異のスタミナです。練習が終わり疲れ切っている状態でバスに乗り込む時、声をかけたら気さくにサインに応じてくれました。足が長くスマートで顔が小さい。まるでモデルのようなカッコよさです。わが家の女房なんて「ステキ!」を連発していました。(そういえば、上野選手は食べ物の好き嫌いが多く、美人な奥さんが料理を工夫して栄養バランスよく彼に食べさせているらしい。某雑誌に書いてありました。)

そんな上野選手が移籍。寂しいけれどしょうがない。サヨナラだけが人生さ。
さよなら11番。私たちはあなたのことを忘れない。


コメント (2)
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