スリランカといえば、「アーユルヴェーダ」の本場。
ツアーのガイドさんが希望者を専門施設に案内してくれるというので、女性2人、男性2人と共に連れて行ってもらった。
そこはシギリヤの隣のハバラナという街にあるアーユルヴェーダ施設で、森の中にあった。
「アーユルヴェーダ」とはオイルマッサージのことをいうと思っていたが、実は世界最古の伝統的医学なのだそうだ。
体を浄化させて活力を回復させ、病気にならない体をつくるのだとか。
まずドクターが脈を測る。
アーユルヴェーダに使うオイルについて説明する男性。隣の女性は医師
一緒に行った1人の男性は血圧が高いと言われていたが、脈を診ただけで血圧が分かるなんて本当かな?
その後、各自に体の不調を聞き、私は腰痛の持病があると伝えた。
荷物をロッカーに預け、セラピストの女性の案内で施術室へ。
衣服をすべて脱ぎ、バスタオルを巻いてイスに座る。
まずは頭部のオイルマッサージ。アロマオイルがいい香りで、とても気持ちがいい。
その後、ベッドにうつぶせに寝て、首から足の先まで丁寧なマッサージ。
とくに腰の辺りは念入りにマッサージしてもらった。
続いてあお向けになり、顔、胸、お腹、腿、膝、脛と全身をマッサージ。
足指の1本1本、足の裏まで丁寧にマッサージしてもらい、女王様になった気分。
最後はシローダーラ。額に温めたオイルを1・5リットルも垂らすトリートメントだ。
1時間以上もかかって夢心地のセラピーは終わった。
その後、セラピストの案内でサウナルームへ行き、薬草が敷き詰められたスチームサウナでデトックス。
オイルと汗でベタベタになった。
暑くて「もう限界」と外に出ようとしたら、ようやく迎えに来てくれてシャワールームへ。
オイルと汗を流すと、気分はさっぱり。生まれ変わったように爽やかな気分。
最後にハービティ―をいただき、2時間強のアーユルヴェーダ初体験は終わった。
費用は送り迎え付きで1万円。
最初は高いと思ったが、受けたサービスを考えると決して高くないと納得した。
スリランカといえば紅茶の生産が盛んだ。
かつてイギリスの植民地だった時代に紅茶の生産が始まり、現在も輸出高では世界一だという。
キヤンディからコロンボへ行く途中、ギラガマという街で製茶工場と茶畑を見学した。
2人のおばあさんが茶摘みを行っていた。
日本のお茶よりも大きな茶葉を摘んでいるようだ。
ギラガマの製茶工場
日本では初夏に茶摘みを行うが、常夏のスリランカでは年間を通して紅茶の生産が行われているとのことだった。
スリランカの代表的な料理はインドと同様にカレー。
チキンのカレー、魚のカレー、豆のカレーなど様々なカレーをいただいた。
どれも美味しく、私の印象では、インドよりさっぱりした味のカレーが多かったように思う。
サラダや炒め物など野菜料理が多いのもよかった。
市場には多種多様な野菜や果物がいっぱい
魚貝類も豊富に売られていた
果物も豊富で、バナナ、マンゴー、パイナップル、スイカ、メロンなどは毎食、いただいた。
ビールの味は薄めで今一つだったけど、生のフルーツを絞ったフレッシュジュースは美味だった。
人々は穏やかで笑顔が素敵。
スリランカの人は目が合うと、両手を合わせ、笑顔で「アーユーボアン」(こんにちは)と挨拶してくれる。
いい思い出を後に、帰国した。