雄大な自然と美しい街並み、そこに息づく人々の豊かな暮らしを見たくて先月下旬から今月上旬にかけて北欧を旅してきた。
9日間で4か国を回るという駆け足旅だったが、北欧の魅力の一端を知ることができたと思う。
カラフルな木造建築が立ち並ぶニューハウン地区(コペンハーゲン)
まず訪れたのはデンマーク。童話作家、アンデルセンを生んだおとぎの国だ。
アンデルセンの像
フィンランドと並んで、国連の世界幸福度ランキングで何度も1位を獲得している羨ましい国でもある。
労働時間が短い上、医療も介護も教育費もタダ。
学費がタダなのに加え、大学生は奨学金(生活費)がもらえるというのだから驚く。
なぜそれができるかというと、税金が高いからだ。
消費税は25%、所得税は40~60%も持っていかれるという。
いくら税金が高くても、困ったときは国が助けてくれるから、国民は納得して払えるのだろう。
人魚姫の像の近くでくつろぐ老夫婦
北欧1泊目はコペンハーゲン郊外のホテルに宿泊した。
翌朝、ホテルの外へ出ると、自転車で出勤する市民の姿が目立った。
その姿がさっそうとしていて、とてもかっこいい。
人魚姫の像の対岸では、風力発電の風車が回っていた。
人魚姫の像
デンマーク人は自分たちの幸せだけでなく、環境にも優しい暮らしを追求しているようだ。
ニューハウン地区にて
王室の居城・アマリエンボー宮殿
王宮を守る、熊の毛皮の帽子をかぶった衛兵たち
コペンハーゲンではカラフルな木造建築が立ち並ぶ港・ニューハウン地区や、アマリエンボー宮殿、市庁舎、人魚姫の像などを見学した。
(次回はノルウェー編)