青梅市の滝ノ上町自治会館で先月25日に開催された「介護されない体づくりとうたの会」が西多摩新聞に掲載された。
同会は地元の高齢者クラブ・滝和会が主催し、滝ノ上町自治会が共催して開いたもの。
講師として招かれた私は、まず、母親の介護体験を語り、「介護は本人だけでなく、家族の人生も変えてしまう。元気なうちから介護予防に務めれば、要介護になるのを防げる」と話した。
日本人の平均寿命と健康寿命の数値を示し、「健康でない期間(日常的に介護や医療が必要な期間)は男性が9.52年、女性が12.79 年もある」と話すと皆さん、驚いた様子。
この期間をいかに短くして医療や介護にかかるコストを抑えるかが、間もなく訪れる超高齢社会の大きな課題になっている。
この日は脳梗塞の兆候がないかをチェックする簡易テストやロコモティブシンドロームになりかけていないかをチェックする片脚立ちなどを行った後、健康長寿のための呼吸法や気功を取り入れた体操を指導した。
さらに、心肺機能を高める発声法を行った後、皆で「夏の思い出」や「遠くへ行きたい」を合唱した。
後日、役員さんから、「皆さん、とても楽しかったと話していました。またお願いします」との声。
介護予防に務める人が一人でも増えて、将来の要介護者を減らしたい。
そのために、微々たる活動だが、私にできることを続けていきたいと思う。