今回の旅ではスイスのグリンデルワルト、ベルン、ツェルマット、サースフェー、ルツェルン、チューリッヒのほか、フランスのシャモニー、ストラスブールなどを訪れた。
どの街でも感心させられたのが、窓辺にゼラニウムやペチュニアなど色鮮やかな花が彩られ、とてもきれいだったことだ。
ツェルマットにて
スイスは資源の乏しい国で、観光が大きな収入の柱になっている。
だから、街の美観というものをとても大切にしているのだろう。
添乗員さんの話によると、窓辺を花できれいに飾らないと罰せられる街もあるというから驚きだ。
日本も観光立国を目指すなら、街の美観にもっと力を入れてほしいものだ。
ルツェルンのカぺル橋
チューリッヒの街
スイスとの国境に近いストラスブール(フランス)の旧市街
もう一つ感心させられたのが、きれいなトイレだ。
駅のトイレもドライブインのトイレも、汚れているトイレは一つもなかった。
そしてトイレットペーパーはもちろん、手を拭く紙も用意されていた。
驚いたのは、水を流すと便座が回り始めたトイレがあったこと。
自動でお掃除してくれるので、清潔感がある。
自動で回ってお掃除する便座
ただ、ウォシュレットが付いたトイレは1か所もなかった。
公衆トイレは日本と違い、有料のところが多い。
料金は大体 70サンチーム(約80円)で、機械にお金を入れると50サンチーム(約57円)の買い物券が出てくる。
トイレで用を足した後は、売店でその買い物券を使って、飲み物やお菓子を買えるという仕組みだ。
なかなかよい仕組みだと感心するが、スイスは物価が高いから50サンチームで買えるものはほとんどない。
水(500ミリリットル入りペットボトル)ですら、日本円で200円以上。中には400円もしている店もあった。
8日間のスイスの旅。
灼熱地獄の日本にいると、まるで夢のような時間だった。
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