太田知子の いきいき!健康長寿

健康医療ライターで介護予防インストラクターの太田知子が介護されない体づくり、若さと元気をキープする方法について語ります。

スイス涼風紀行3 花で彩られた美しい街

2018年07月16日 | スイス 花 美観

今回の旅ではスイスのグリンデルワルト、ベルン、ツェルマット、サースフェー、ルツェルン、チューリッヒのほか、フランスのシャモニー、ストラスブールなどを訪れた。

どの街でも感心させられたのが、窓辺にゼラニウムやペチュニアなど色鮮やかな花が彩られ、とてもきれいだったことだ。

                         ツェルマットにて

スイスは資源の乏しい国で、観光が大きな収入の柱になっている。

だから、街の美観というものをとても大切にしているのだろう。

添乗員さんの話によると、窓辺を花できれいに飾らないと罰せられる街もあるというから驚きだ。

 

日本も観光立国を目指すなら、街の美観にもっと力を入れてほしいものだ。

               ルツェルンのカぺル橋

                         チューリッヒの街

           スイスとの国境に近いストラスブール(フランス)の旧市街

 

もう一つ感心させられたのが、きれいなトイレだ。

駅のトイレもドライブインのトイレも、汚れているトイレは一つもなかった。

そしてトイレットペーパーはもちろん、手を拭く紙も用意されていた。

驚いたのは、水を流すと便座が回り始めたトイレがあったこと。

自動でお掃除してくれるので、清潔感がある。

                   自動で回ってお掃除する便座

ただ、ウォシュレットが付いたトイレは1か所もなかった。

 

公衆トイレは日本と違い、有料のところが多い。

料金は大体 70サンチーム(約80円)で、機械にお金を入れると50サンチーム(約57円)の買い物券が出てくる。

トイレで用を足した後は、売店でその買い物券を使って、飲み物やお菓子を買えるという仕組みだ。

なかなかよい仕組みだと感心するが、スイスは物価が高いから50サンチームで買えるものはほとんどない。

水(500ミリリットル入りペットボトル)ですら、日本円で200円以上。中には400円もしている店もあった。

 

8日間のスイスの旅。

灼熱地獄の日本にいると、まるで夢のような時間だった。




スイス涼風紀行2

2018年07月12日 | スイス アルプス 名峰 モンブラン シャモニー

ヨーロッパ大陸最高峰、モンブラン(4,810m)はフランスとの国境近くにそびえる名峰。

真っ白な雪をかぶったその姿は、まるで白いおまんじゅうのような形をしている。

モンブランを見るため、フランスのリゾート都市、シャモニーを訪れたのは7月3日。

ベルンから3時間ほどバスに乗って行った。

世界遺産に指定されているベルンの旧市街は、中世のたたずまいが感じられる美しい街。

石造りのアーケードが続き、花に彩られた噴水が点在していた。

時計塔、熊公園、バラ公園などを見学した。

 

 

シャモニーは、明るくておしゃれな街。

人気のリゾート地だけあって、多くの観光客で賑わっていた。

スポーツ用品の店やフレンチテイスト溢れた服や小物などの店が並んでいる。

 

翌朝は快晴。

ブレバン展望台を目指し、ロープウェー乗り場へ向かった。

すでに多くの観光客が列を作っている。

ブレバン展望台へは2台のロープウェーを乗り継いでいったが、そのスピードの速いこと。

あっという間に、標高2525mの展望台頂上に着いた。

頂上からは360度の大パノラマが望める。

モンブランだけでなく、ボソン氷河、シャモニ針峰群など、迫力ある風景が漫喫できた。

 

色とりどりのパラグライダーが飛んでいる。

 

3年前、トレッキングで訪れたネパールのポカラで、初めてパラグライダーに乗った時のことを思い出した。

インストラクターと一緒に乗ったのだが、本当に鳥になったような気分で大空を舞うことができた。楽しかったなあ。


スイス涼風紀行1

2018年07月12日 | スイス マッターホルン

いつか見たいと思っていたスイス・アルプスの山々。

長年の夢が叶い、先週(7/1~7/8)、訪れることができた。

 

孤高の名峰、マッターホルン(標高4,478m)。

その麓の街、ツェルマットのホテルに到着したのは7月4日の午後7時過ぎだったが、街はまだ明るく、麓から鋭く尖った山頂まで、ホテルのテラスからよく見えた。

 

翌朝、朝焼けに染まるマッターホルンを見るため、5時に起きたのだが、残念ながら雲に隠れて山頂が見えない。

 

地下ケーブルカーに乗り、標高2,288mのスネガ展望台へ。

山頂にかかった雲は、なかなか取れない。

逆さマッターホルンを見るため、展望台からライ湖まで下った。

ライ湖の周りは高山植物が花盛り。

お花を見ながら歩くハイキングはとても気持ちがよかった。

 

下山後はツェルマットの街を自由散策。

日本語メニューのあるレストランで、チーズフォンデュを食べた。

溶かしたチーズにパンやジャガイモを絡めて食べる。

チーズが濃厚でちょっと塩味が強い。

四角くカットしたパンが山盛り用意されていたが、食べきれなかった。

 

その後、友人と別れて一人で散策。

ドーム型の外観に特徴があるマッターホルンミュージアムを見学した。

入館料は10スイスフラン(約1,130円)。日本語の説明もあって分かりやすかった。

多くの登山家が登頂を試みたが、なかなか制覇できなかったマッターホルン。

その登頂の歴史が写真や映像、登山家の靴やピッケルなどによって紹介されていた。

中でも衝撃を受けたのが、初登頂の時に使われた、切れたザイル。

1965年7月14日、英国人ウィンパー率いる一行7人は初登頂に成功した。お互いの身をザイルで結んで下山した際、1人が足を滑らせて落下。4人が道連れになったが、途中でザイルが切れて、ウィンパーら3人は助かったという。

そのザイル、あまりの細さにびっくりした。

 

ツェルマットは、こじんまりとした街で、半日もあれば回れてしまう。

ガソリン車の乗り入れが禁止されており、走っているのは電気自動車だけ。

個性的なお店がたくさんあって、素敵な街だった。