たまたまテレビを点けたら、「徹子の部屋」に田部井淳子さんが出演していた。
字幕に「余命3カ月と宣告」とあったのでびっくり。
でも、画面上の田部井さんは元気で若々しく肌もツヤツヤしていて、とても大病をした人には見えない。
実は田部井さん、1年半前、「がん性腹膜炎」にかかり、余命3カ月と宣告されたとか。
でも決して落ち込まず、治ることを信じて治療に専念。
今は「寛解(かんかい)」といって、「問題がない程度まで良くなった状態」だという。
抗がん剤の副作用で手や足にしびれがあるそうだが、毎週のように山に登っているというから驚きだ。
後ろから来た人に追い抜かれながら、「自分のペースでゆっくりと」だそうだが。
この、「自分のペースで」というがいいのだろう。
田部井さんは5年前に乳がんの手術をしている。
そして、今回のがん性腹膜炎。
がんがかなり進行した状態なのに、これほど元気になれたのは何故か。
田部井さんの全身からあふれ出るパワーが、がん細胞を撃退してしまったのではないだろうか。
「徹子の部屋」では、アカペラでイタリア歌曲も披露してくれた。
澄んだきれいな声に、またまたびっくり。
登山によって心肺機能を強化しているから、歌も上手なんだろう。
山を愛し、歌を愛する田部井さん。
私も山と歌が大好き。
田部井さんとの共通点を見つけて嬉しくなった。
田部井さんは今、74歳。
いつまでも元気で、いろいろなことにチャレンジしてほしい。
そして、私たち女性に元気と勇気をおすそ分けしてほしい。