in my room

静かなパラダイス

ショーン・オブ・ザ・デッド…

2017年10月04日 | Weblog

妻が来週から音楽旅行に出かけるので、
留守中の食材などをいろいろと揃えてくれている。
「おおきに  適当でええで」とか言ってると
オーブン・トースターがブッ壊れた!(嘆)
長く使っていたけど、家電の寿命は忘れた頃にやってくる…困る!(嘆)
ちなみに妻は“ピアノ”オタク(笑)…というわけで本日はオタクの話。



映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004年・英)
脚本・監督・出演:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ(脚本も) ニック・フロスト
   ケイト・アシュフォード ビル・ナイ 他



題名からもわかるように映画史に燦然と輝く不朽の名作、
ジョージ・A・ロメロ製作・脚本・監督「ゾンビ」(1978年・伊/米)のパロディ映画。
原題「Dawn Of The Dead」 ロメロ監督は今年7月に亡くなりました…残念!(泣)



ジョージ・A・ロメロ大好き!「ゾンビ」大好き!
好きで好きで好きすぎて、自分たちで作ってしまった…そんなホラー・コメディ!(笑)
上っ面のチャチなパロディではない、よくわかって作っている…深い!(感心)
オタクの中のオタク…映画への愛、映画にかける情熱がヒシヒシ伝わってくる!
ラストのオチがね…やられた!友情っていいなぁ!上手い!(涙)



出演のサイモン・ペッグとニック・フロストは
先日のブログに出てきた「宇宙人ポール」の名コンビ。
ポリス・アクション映画「ホット・ファズ」(2007年・英)も超面白い!(胸熱)



この映画を観ていて思い出したのが、
ちょっと前に評判になった邦画「桐島、部活やめるってよ」(2012年 監督:吉田大八)

「ゾンビ」映画を作っている映画研究会の高校生が出てくる。(笑)
メガネの冴えない映画オタクで女子からはまるで相手にされない…一人で映画館に行っている。
クラスメイトから「お前は将来映画監督になるのか?女優と結婚するの?」と聞かれる。
すると彼は「うーん、映画監督は無理」と答える。(このシーンがとてもいい)



夢や希望や目標…そんなものはない!
あったとしても厳しい現実には歯が立たないであろう。
成功するとか損得勘定とか、そんなことはどうでもいい!
ただ“好き”だからやっている…やっぱり“これ”ですよ!
傑作!すごくいい映画!(感心)



サイモン・ペッグは近年ハリウッドのメジャー映画に出演している。
「ミッション・インポッシブル」「スター・トレック」とかね。
ギャラは破格だろうけど、“ビジネス”で映画を作っている世界に
取り込まれてほしくないなぁ…そんなことを考えてしまいます。