Mars&Jupiter

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セルゲイ・プロコフィエフのピアノ・ソナタ第3番イ短調作品28を聴きながら星川から横浜まで歩く

2010-05-05 10:41:00 | セルゲイ・プロコフィエフの作品
昨日は星川から横浜まで歩きました。
途中聴いたのは1891年生まれのプロコフィエフの作品。
ウクライナ地方南部のエステリノスラフ県の小さな村に生まれた彼は、
サンクトペテルブルク音楽院で作曲・ピアノを学び、
ロシア革命後はアメリカ合衆国に渡り、その後はパリで活動したが、
1936年にはソ連に戻り、社会主義リアリズム路線に沿った作品を残した。
今回聴いたピアノ・ソナタ第3番イ短調作品28は1907年に作曲された。
聴いたCDは、グリゴーリ・ギンズブルグのピアノ演奏によるものである。

単一楽章制によるこのピアノ・ソナタ第3番イ短調作品28は、
「古いノートブックから」という注釈が付いているようで、
旧作を改訂したソナタのようで、青年期の作風を示すものである。
流れるような旋律とクールでリズミックな音楽は彼らしさを感じるし、
続いて叙情的に歌う旋律もいかにも彼らしい。
劇的に盛り上がる部分、軽快に駆け抜けていくような音楽。
短い演奏時間ではあるが、ピアノを熟知する彼らしい作品である。

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