Mars&Jupiter

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アントン・ブルックナーのミサ曲第1番ニ短調を聴く

2016-01-03 21:04:59 | アントン・ブルックナーの作品
今回取り上げるのは1824年生まれのブルックナーが、
1864年に作曲したミサ曲第1番ニ短調である。
この作品は1864年11月20日にリンツで初演されたようである。
今回聴いたCDはエディット・マティスのソプラノ、
マルガ・シムルのアルト、ヴィエスワフ・ホフマンのテノール、
カール・リーダーブッシュのバス、オイゲン・ヨッフム指揮、
バイエルン放送交響楽団および合唱団の演奏によるもの。
第一曲キリエは、弦楽器により悲しげに始まる。
その序奏に続き、混声合唱が「キリエ・エレイソン」と歌う。
管弦楽団がその合唱に絡みながら、
徐々に盛り上がったあと、最後静かに終わる。
第二曲グローリアは、管弦楽で力強く始まり、
金管楽器と合唱で壮麗な音楽となっていく。
アーメンを歌いフーガ的な展開をし、最後力強く終わる。

第三曲クレドは、独唱に続き合唱が入り、
さらに金管楽器が鳴り響き、盛り上がりをみせたあと、
四人の独唱者による重唱の部分を経て、合唱と管弦楽の部分となる。
そのあとオルガンの音が入り、独唱者が入って絡む部分があり、
その後は管弦楽と合唱によるダイナミックな音楽が展開される。
ブルックナーらしい管弦楽の扱いを感じることができるところである。
第四曲サンクトゥスは、合唱と管弦楽によりゆったりと始まる。
金管楽器が鳴り響き、短いながらもダイナミックな動きが見られる。
第五曲ベネディクトゥスは、独唱者の歌を中心に始まる。
やがて合唱も加わり、最後は盛り上がったところで終わる。
第六曲アニュス・デイは、合唱と管弦楽で始まる。
バス独唱が入り、合唱と絡んでいったあと、最後は穏やかに終わる。

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