The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

グラナダ版「犯人は2人」 (2)

2015-06-13 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版 「犯人は2人」 : The Master Blackmailer : (2)


1992年放映


何やら大変な事を始めてしまった様な気がしています。
”The Sign of Four ” で手こずったのに、この作品はそれ以上に複雑で 何人も
の恐喝の被害者のエピソードが入り組んでいる為 書き出すとどう纏めて良いのか
頭が痛くなって来て手を焼いています。
でも始めたからには進めなくては・・・・



愚痴から始まりましたが、続きです。



その頃ミルバートンの屋敷へエヴァ・ブラックウェルのメイドであるリリーが訪れ
エヴァが昔恋人に宛てた手紙を売りにやって来ました。



画廊ではレディー・ダイアナ・スウィンステッドの肖像画が展示され ミルバートンも
列席している為ホームズとワトソンはそれとなく様子を覗います。
その時レディー・ダイアナの夫、エヴァの叔父であるスウィンステッド卿の危篤を知
らされます。


一方ホームズはエスコットを名乗り配管工に変装しアップルドーに潜入します。





221Bに戻ったホームズは配管工事で汚れてしまったのでお風呂に・・・!


「酷い匂いだ!」とイライラ入浴。
(ジェレミー萌えには垂涎のシーン?)
隣の部屋にいるワトソンと会話しながらの入浴。 近い!





何と言っても このシーツ姿。 今回見直して改めてやっと気づきました。
BBC版のあれです。 
「どんなクラブも奴を拒まない。 ディオゲネスクラブは違う。
マイクロフトの話ではあの男は断られたそうだ」とホームズは言います。
そしてシーツを纏いワトソンが用意したレモネード(らしき物)を飲む姿が
何ともほっこりします。


↑ スウィンステッド卿の死亡記事を読むワトソン

ホームズは再びミルバートンの屋敷でうろうろしている所をCAMに見つかり咎め
られるがメイドのアギー(正典ではアガサ)に助けられ難を逃れます。
ホームズはアギーに取り入り屋敷の情報を聞き出そうとします。







アギーが「キスして」というと「どうやるのか分からない」 ”I don't know how”って
言っちゃうホームズに 「不器用な人」とアギー。 (これって、これって・・・・)。

何とか事態を回避したい為のセリフとも思えるけど、ホームズの本心が垣間見える
様にも思わされる。 BBC版シャーロックも本を読んで勉強したし・・・・
放送当時、イギリスの大衆紙ザ・サンは 「ホームズ、キスをする!」と報道したとか。
センセーショナルな扱いだった様ですよ。

(このシーン昔観た時結構衝撃的で 他のシーンは殆ど覚えていなかったのに
あのホームズが????って少々ショックで鮮明に記憶に残っていたのです)。

ホームズはアギーを誑し込んで部屋の様子等を聞き出すうちに積極的なアギーに
迫られ遂に婚約する羽目になる・・・。



そうこうする一方ホームズはベルトランドの経営するキャバレーに乗り込みCAM
の手口と次の標的を探り エヴァ・ブラックウェルである事を聞き出した。
「ブラックウェル嬢か。 何とかしないと」とホームズ。
(フレンチカンカンが演じられる退廃的なフランス風のキャバレーでの ホームズと
ワトソンは何ともミスマッチで面白いシーン)

当のエヴァをミルバートンが訪れ手紙をネタに恐喝する。
エヴァは 「お金は有りません。 手紙を返して下さい」と涙ながらに訴えるが
「有力な方がいるだろう。 伯爵に秘密を話しても良いのか」脅し、自分の名刺を
残して去った。




ホームズとワトソンはなんとかブラックウェル嬢に接触する機会を伺って公園で
待機していた所、伯爵と共にスウィンステッド家に馬で向かう途中のエヴァが通り掛
かるがミルヴァートンを目撃しては失神 落馬してしまう。

そこにすかさずワトソンが医者ですと助けに入り、住まいに送り届ける事になる。
迎えに出た叔母のレディー・ダイアナにホームズは「お困りのことがあれば・・・」と
名刺を渡して退去します。


↑ 恒例の鏡シーン。 エヴァを介抱するワトソンの姿が鏡に映っています。






・・・・・to be continued です。
 



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