ダイニングルームの出窓の外に、18年前に植えた花水木が、大きく枝を伸ばしている。今朝は、小枝の先々まで、こぬか雨の滴がついて光って見える。
10日くらい前のことであった。窓際のパソコンで遊んでいると、左の目の端に、何か小さなものがちらちらと動くのに気がついた。
ジョウビタキがきていた。橙色の腹に真っ黒い羽根。その羽根の両側には、白く大きな斑点がある。まるで紋章をつけているように見える。
子供のころ、庭木に良く飛んできていたので知っている鳥だ。母はこの鳥の名を、「紋つき」と教えてくれた。
ブラインドを下ろした窓を隔て、目の前わずか2mの所でしきりと何かをしている。息を潜めて観察してみた。
5月初旬の開花に向けて、花水木は無数のつぼみをつけている。所々には、昨年つけた実がほんの少しまだ残っている。
ジョウビタキは、それをついばみに、やって来ていたのだ。今見てみると、もう枝には1粒も実はついていない。
近くの小屋の屋根に落ちているものをくわえて枝に戻り、飲み込んだ。何度もデジカメに収めようとするが、飲み込むとすぐに飛び去っていく。
なかなか良い写真を撮ることが出来ない。飛び去った後、屋根に落ちている実を見ると、あんなに鮮やかに赤かった実が、干しぶどうのように黒くしわになっている。
これでは余りおいしくはなかろうに、山にはえさがないのだろう。毎日やってくるようになった。それにしても来る時はいつも1羽である。
鳥は、必ず、つがいで行動すると聞いている。この時期だから幼鳥ということもあるまい。とすると、独身主義か、はたまた、バツいちなのか。つまらぬ心配をしてみる。
ジョウビタキが飛んできてから、カメラを取り出すのではもう遅い。そうだ、これからは、三脚に乗せたカメラを窓際にジョウビしておくことにしよう。
時折吹き抜ける春疾風で、花水木の枝が大きく揺れた。
(写真は、花水木の実をついばむ「ジョウビタキ」)
10日くらい前のことであった。窓際のパソコンで遊んでいると、左の目の端に、何か小さなものがちらちらと動くのに気がついた。
ジョウビタキがきていた。橙色の腹に真っ黒い羽根。その羽根の両側には、白く大きな斑点がある。まるで紋章をつけているように見える。
子供のころ、庭木に良く飛んできていたので知っている鳥だ。母はこの鳥の名を、「紋つき」と教えてくれた。
ブラインドを下ろした窓を隔て、目の前わずか2mの所でしきりと何かをしている。息を潜めて観察してみた。
5月初旬の開花に向けて、花水木は無数のつぼみをつけている。所々には、昨年つけた実がほんの少しまだ残っている。
ジョウビタキは、それをついばみに、やって来ていたのだ。今見てみると、もう枝には1粒も実はついていない。
近くの小屋の屋根に落ちているものをくわえて枝に戻り、飲み込んだ。何度もデジカメに収めようとするが、飲み込むとすぐに飛び去っていく。
なかなか良い写真を撮ることが出来ない。飛び去った後、屋根に落ちている実を見ると、あんなに鮮やかに赤かった実が、干しぶどうのように黒くしわになっている。
これでは余りおいしくはなかろうに、山にはえさがないのだろう。毎日やってくるようになった。それにしても来る時はいつも1羽である。
鳥は、必ず、つがいで行動すると聞いている。この時期だから幼鳥ということもあるまい。とすると、独身主義か、はたまた、バツいちなのか。つまらぬ心配をしてみる。
ジョウビタキが飛んできてから、カメラを取り出すのではもう遅い。そうだ、これからは、三脚に乗せたカメラを窓際にジョウビしておくことにしよう。
時折吹き抜ける春疾風で、花水木の枝が大きく揺れた。
(写真は、花水木の実をついばむ「ジョウビタキ」)
素敵な光景ですね。
ハートリーの刺繍素敵に仕上がりましたね。
上目使いがまたキュート
そちらの春はいかがですか?
刺繍、もう卒業です。いい経験でした。
すばらしい!
橙色が似合うのはミカンとジョウビタキだけ、と言われているらしいですね。toromaは城山でみたような(確認している間にいなくなった)気がします。 少し暖かくなるといなくなったたようにも記憶しています、冬鳥でしょうか。 本当に常備されていたのですね!!!