まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 843 

2013年09月11日 |  マツタケの林地栽培 

 この寒さで、9月2日頃に、北海道、岩手県岩泉町、福島県会津ではマツタケの発生がありました.おそらく長野県(未確認;電話すれども通じないことから)にも発生しているだろう.子実体原基形成刺激温度をシロ表面は7~10日前に(濱田 稔)受けたことになる.今回の冷え方は大きく長い、ということは、シロには多様な温度感受性が有るはずだが、その違いを超えて多くのシロが刺激を受けているとみなくてはならない.

 北海道では、少し遅いというか平年並みではないだろうか.北海道では、本州のような観察がなされていないので詳しいことは不明.岩泉町の1990年から2004年の観察で、7月から8月の発生、これは現地で土用まつたけと称すものでこちらの梅雨マツタケであろう、5回ある.そのほか9月初旬4回、そのほかが6回である.こちらの感覚ではもちろんだいぶ早い.初物食いに”命”をかける人向きである.商品としては、未だ焼いて食う気にならないといえる.

 一度発生して、発生が止まるか続くかに大変興味がある.止まるようだと高温による発生の中断が心配される.最近少し温度が高くなっているが、厳しい残暑といえるようにまで気温が高く雨がない状態にならないことを祈るばかりだ. 今後の雨と温度の上昇がなければ発生も順調に進むのだが.2日もあの暑さがぶり返し続くと凶作となってしまう.山全体に、ミストを撒きたい. 

 毎週の地温データを回収するため、香川山に地温測定ポイントを増やした.この行為も、済んだことしか分からないのである.無念! 京都アメダスの雨量は、6月で平年の84%、7月で61%である.先輩たちのデータでは、関西地区は梅雨の雨にマツタケ発生量が左右されるという.でも、こちらは未だ未だ温度が高い.岐阜・長野から東北にかけて9月から10月の雨量予想は多いである.雨量に見合った発生があるように、これからの気象に期待したい.京都以西は、同期の雨量予想は少ないである.丹波まつたけには厳しい予報だ.


9月14日(土)は、まつたけ山復活させ隊の活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉香川山(自称:下記の§活動拠点へのアクセスを御参照下さい)にお集まり下さい.本日は、松本忠明さんが”軍隊”カレーを作ります.  当日の活動報告は、宮崎 明さんです.

前回のスナップ写真です(左クリックで拡大)

1)食事作りありがとう! 2)そのおこぼれを奪うハチ 3)移植待ちのモミジガサ
 
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お知らせ  
1)10月7日(月)~8日(火)岩手県洋野町大野高校生とマツタケ山造り交流会 7日講演会.8日マツタケ狩りと昼食会.8日に岩泉.9日には宮古へ.岩手県北ツアーの計画立案中(猫田担当).

2)10月19日(土)岩倉焼展示会 作品でまつたけを味わい講演を聴く(詳細は下記)

3)10月26日(土)~27日(日) 高松市 塩江町のマツタケ山造り交流会(詳細は決まり次第お知らせします).

 

マツタケ狩韓国慶州3泊4日の旅は来年に延期となりました. 参加者募集 費用は、韓国浦項市の補助があるので、自己負担は日本-韓国往復飛行機代と275000ウオン(宿泊、移動バス、通訳代を含む.単純換算25000円)と安くなっています.最小携行人数15名

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§カンパありがとう!          
 
    
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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まつたけ山復活させ隊活動      
 
予定日  2013年9月から12月
回     開催日  報告担当者    男厨シェフ
406    09月14日土    宮崎    松本
407    09月20日金    榎本    
408    09月28日土    内田    
409    10月04日金    三輪    
410    10月12日土    宮崎    小原
411    10月18日金    榎本    
412    10月26日土    内田    
413    11月01日金    三輪    
414    11月09日土    池内    松浦
415    11月15日金    宮崎    
416    11月22日金    榎本    
417    11月30日土    池内    
418    12月06日金    三輪    内田
419    12月14日土    宮崎    
420    12月20日金    内田    感謝祭
421  2014/1/11土    池内    川崎


☆10月19日(土) マツタケ山再生と岩倉焼 勉強会(第2回ラボJIDF後援)開催         
    岩倉焼作品の展示 岩倉焼のぐい呑みでお酒を、岩倉焼の器でまつたけ料理を味わい、里山林と岩倉焼を語る 

時 間 午後1時~8時 開場は12時30分
会 場 遊狐草舎(京町屋)075-493-9369 京都市北区紫竹西南町17-3 (今宮大徳寺西入る)
        市営地下鉄 烏丸線「北大路」駅下車、北口より今宮通を西へ約15分.
 明月記に、定家が参内すると、土御門帝はマツタケ狩りに出かけていた.そこは船岡山らしい.大徳寺をはさんで対角線上に遊弧草舎はある.すなわち大徳寺の東北角に位置する.

講 演(無料):16:00~17:00
      田端英雄氏(植物生態学者)深泥池から岩倉にかけての森林植生の変遷    
                 -須恵器に始まり平安京建設につながる瓦の製造と森林との関係などから考察-

討論会(無料):17:00~18:00
      近藤高弘氏(陶芸・美術作家)・若林広幸氏(建築家)+ まつたけ山復活させ隊陶芸班メンバー

食事会(有料):18:00~20:00
     松茸は有名ブランド『岩泉まつたけ』200g/人を用います.岩倉焼の器に合う松茸料理は、焼き物、松茸ご飯、吸い物と伝統的なものを考えています.しかしその発生は天候に左右されるため、不作凶作時は、松茸料理は提供できないこともありますので、あらかじめご承知おき下さるようにお願い申し上げます.

定 員 展示品鑑賞 定員なし 講演会と食事会30名  

参加費 作品鑑賞と講演会の参加は無料  食事会参加は1万円(要予約、当日徴収) 
 
 申し込みは、まつたけ山復活させ隊陶芸班世話人内田正明さん(iwakurayaki.lab@gmail.com)まで.
  申し込み締め切りは、10月8日(火).
  

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 
 活動開始は午前10時頃から,終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側)40分
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費(実費)+消耗品費として400円を徴収.見学者は要500円(施設等利用料を含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?


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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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