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「顔・かお・カオ」展@東京富士美術館

2016-02-29 10:07:47 | 美術

近くて空いているのがお気に入りの東京富士美術館、
今回の展示「顔・かお・カオ」
自館所蔵の作品のみのゆる~い展覧会で、
日曜にもかかわらず、平日並みの鑑賞者でした。


人物に焦点をあてた解説でしたので、
今までと違う鑑賞ができました。


「ユスーポフ侯爵夫人」
最初の夫と死別、侯爵とは折り合い悪く離婚。
若く美しく描かれた薄幸の夫人です。


「ポール・アレクサンドル博士」
モディリアーニのパトロン。
100年も前の画ですが、
白秋『桐の花』のように、
画家の気持ちがダイレクトに伝わってくる画です。

 
ご存知ロダンの「接吻」。


原題を「フランチェスカ・ダ・リミニ」というのです。


「アーサー王物語」がもとになっているとは
知りませんてした。
義弟パオロとフランチェスカのいわゆる不倫の始まりの
最初の接吻だったんですね。

知らずに見ていた時には、
純粋な若い恋人たちと思っていたので、
裏にそんな複雑な事情があったとは・・。

しかし、ある意味、もっとも純粋ともいえるので、
ロダンの制作意図は正しかったのでしょう。


コロー「ユディト」。


ユディトが旧約聖書に描かれたユダヤの英雄だとは。
一計を案じ、敵の将軍の首を掻き切り、
味方を救ったのですって。

 
これはナポレオンのデスマスク。
触ってもいいというので、触ってきました。
複製と思いますが、ブロンズは冷たくて
本当に昔の人の顔に触れているような、
不思議な感じです。

昨日、南極の氷に触り、
今日、ナポレオンのデスマスク。
何万年もの何千キロもの旅をしている私の左手。


いつもの「ラ・セーヌ」でランチ。

 
団体予約が入っているというので、
超特急ランチです。

 
ぺペロンチーノとミートソース。
ボリュームがあって、夜までお腹がすきませんでした。

 
ラウンジでコーヒーをいただきながら
八重の梅鑑賞。

 
外に出ると強い風に揺さぶられながら
桜が開きはじめていました。


これはカルディ店員さんおススメのチョコ。
ベルギーのトリュフです。


猫っぽかったので、アザランで目をつけてみましたにゃ。









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