The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

日本を支配する7つの権力 9

2011-10-08 06:52:28 | Weblog
 帰還者の仲には、町工場を解体して向こうへ渡った人がいる、社会主義の国で、自営の工場を運営するつもりだったのであろうか。

 クルマを運んだ人がいる、あちらで職場の上役から声をかけられる、
 「いいクルマを、お持ちですね」
 この時、パッと気がつかねばならない、そして、そのクルマを上役にプレゼントする、
 「そんなつもりではないんですよ」

 だが、献上しなければどうなるか、上役に睨まれる、そして、過酷な職場に追いやられる、炭鉱に送られたら1年もつだろうか、粗末な食事と過酷な重労働でバタバタと倒れていった。

 「炭鉱」ほど、あの国では、恐ろしいものはなかったのではなかろうか。

 朝鮮戦争は1950年6月25日から53年7月まで、この帰還事業は59年から84年まで、朝鮮戦争が終了して6年後からスタートしている、当時の北朝鮮の人口は1500万ほどではなかったか、この帰還者は9万3千人、戦争で消耗した労働人口の補填という目的があったのではなかろうか、あるいは帰還者の財産も計算していたのかもしれない。

 直近、韓国経済が危機的状況に瀕している、そこで在日韓国人の帰国を促すプロジェクトが発表された、「日本村」というらしいが、この政策の目的は何か、日本で拾得した巨額の資本ではあるまいか、どうであろう。

 政治と外交というものは、人知の限りが尽くされていて、気がついた時には手遅れのことがある。

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