童謡唱歌うたう会 10年以上続いているが 一応年度の最終が3月である
昨年 誰でもが味わった恐怖と哀しみ 生涯この影響を受けて生きる日の始まりだった
あの日 発表会のビデオをみんなで観て 楽しい反省 そして歌い収めだった
突然の大きな揺れ あまりにも激しく 悲鳴が起きた
何度と無く続く大きな揺れ とりあえず 壁際にみんなを寄せる
窓から見ると 電柱が大きく揺れていて 遠くの方で黒煙が上がっている
同じく我が家も遠くに見える
築50年以上の中古マンション 倒壊を心配したが 大丈夫だった
この時間以後 深夜まで携帯電話は何度試みても不通だった
一部の方が 家や孫が心配で帰ると言う
あれだけの大きな地震 津波が来るかもしれないからと注意する
帰り道に高層の建物があったら そこに逃げ込むようにと指示した
少し落ち着いた所で センターの１階に下りて 衝撃のテレビ映像を見た
各地の津波の状況 想像も出来ないものだった
それでも人命だけは助かって欲しいと 心に祈った
私のマンションは普段でも大きく揺れる 震度の発表より体感は大きい
みんなが帰ったあとでも 帰るのには不安があった
安全な場所に少しは居ようと思った
コーラスのオペラ先生とピアノ講師が困り果てていた
地下鉄もバスも止まって 動かないと言う
見捨てるわけに行かず とりあえず行かれるところまでと車に乗せた
道路は人と車の波になっていた
幹線道路だったから 大渋滞で１メートルくらいを時間を掛けて進む
曲がることもユーターンも出来ない
橋を渡る時は 余震で大きく揺れていた
御茶ノ水あたりで お二人に降りてもらった その先は分からない
ここまで３０分あたりの距離を ３時間が経過していた
帰り道も我が家まで３０分の距離 ４時間ぐらいかかって到着した
途中で細い路地に抜けてみたが どこも車で一杯だった
駐車場が小さいものが点在している ここへ放棄しようにも満杯だった
我が家は 玄関開けたら 一面に物が散乱 テレビが倒れ コップが割れたり
片付けながら 部屋へ入って行った
壁が余震の都度 大きくギシギシと音を立てる
あの時と同じように 今日はコーラス最終日に出かける
折りしも 東京の地震予測 直下型 震度７が襲うと言う
地震対策も諦めるしかない マンションは倒壊するだろう
その日まで 暗い気持ちで生きていては勿体無い
あくまで前向きに充実した人生を送っていくことだ
今日の誕生花 あせび
花言葉 犠牲
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