サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【弱いっていけない事なの?】「あかね噺」 8~9巻の感想

2024-02-29 | 単行本感想












かつての好敵手、ひかるを含む前座錬成会の模様と結果が8~9巻では描かれている。
そこで主人公のあかねが披露した落語は・・・
強さや上手さではなく、
「弱さ」を魅せる驚きの落語だった。
そこで彼女の脳内世界で問い掛けられた「強くなきゃいけないの?」というテーマは、
ある種アンチジャンプ的であり正直考えさせられる部分が強かった。

そもそも、
弱い人間は存在してはいけないですか?
正しくなければ許されないですか?

でも.....
いくら頑張ったところで、
誰もがナンバーワンになれる訳でも、
誰もがスーパーマンになれる訳でもない。
だけど、
確かにここに存在している。
もう、それだけでもいいんじゃないですか?という事を描いている様に思えて、
ある種常に「上へ上へ」「頑張らなくちゃね」としかめっ面で息巻いてる日本人の性質とは、
あまりにもかけ離れたあかねのアンサーに読んでて震えてしまった。







(他人よりも)弱いと、
(他人よりも)下手だと、
どこか惨めさを感じるし情けなくも思うし悔しい気分を憶えるのは日本人らしい考え方だと思う
だけど、その考え方でいくと頂点の人しか幸福になれない~という事になってしまう
そこで、
過去のあかねから投げられた「強くなきゃいけないの?」って言葉には読んでて泣きそうになった
いつの間にか、誰に強いられた訳でもないのに、優れなくちゃ、完璧にならなくちゃ~と自分を虐待していた
でも、
この日のあかねの落語は、
そんな人間の「弱さ」も「出来なさ」も包み込んでくれる様な何よりも温かいものだった。
例えば、現状を変えたい、もっと頑張りたい。って自分を卑下しながら進む毎日をずっと繰り返すのって
一体いつどのタイミングで充足感とかを得るんだろう?とは前々から感じてたし、
やっぱりストイックさだけがすべての世界って息苦しい。
ってのを、
少年ジャンプでやってしまうセンスには痺れましたね
あかねは父親への憧憬が強すぎるあまり、彼の芸を美化しがちなところがあったみたい
だけど、本当はそうじゃない、弱いからこそ弱きの気持ちが分かる人間味が彼の落語の本質だった
そして、
そういう落語で勝ち続ける事が真の意味合いで一家の正しさを証明する~って事になると思う。
そういう落語は、誰もが報われてる訳では無い読者の心をも救う気もしました。







っていう事に気付き、
本当の意味で大好きだった父の落語を「識る」事が出来た
いずれはあかねはあかねで父を超えていく事になるんだと思う
ただ、
それに気付くのが遅かった。
それまでの方向性が足を引っ張り、
結果的には・・・
審査員受けは一番良かったものの、ある種一番大事なお客さんの評価が足りずに優勝は出来なかった。
 の、前に、
例え審査員受けを度外視しても、
この場に集まってたり配信で観てくれてるお客さんに全振りして演じ切ってみせた嘉一もまた素晴らしかった
落語はお偉いさんの為にあるんじゃない、お客さんの為のものだ。という芯の強さが素敵でした。
伝統も確かに大事だけど、どんどん形が変わっていくのも日本らしさだとも思う。
そして、彼は大人なので言う事にいちいち深みがある様にも感じた
結果的には、
ひかるどころかあかねにも負けて3位でしたけど、
彼もまた素敵なキャラクターなんで今後も頑張って欲しいですね。







で、まあ、
先述しちゃってたけど、
優勝したのはまさかのひかるでした。
っていうか、
「あかね噺」って主人公に負けさすタイプの漫画だったんだ~って感心しましたね
管理人の大好きな「みどりのマキバオー」にも通じる部分があってニッコリでした。
ひかるの落語は、見事だった
優勝するのも頷ける
単純に分かりやすいし、
客観的に考えても勘違い系の笑い話はウケを取りやすいのも理解出来る
声優という今まで培って来た技術を否定せずに、
❝ひかるのまま❞勝ってみせたのも正直素晴らしかった。

過去を否定せず、
過去も大事にして鮮やかに勝利してみせる
そんな生まれ変わったひかるの底力には感服させられた、、、が、
まさかこんな早くリベンジ達成するとは思わなかった(笑
自分も、
あかねと同じく、
あかねをねじ伏せてしまったら満足して落語を辞めるのではないか?って思ってた
 けど、
ひかるは辞めなかった
お客さんの評価の高さで総合的に勝利したけど、
審査員受けしたのは明確にあかねだったのは事実だから。
なので、
こんなものじゃ彼女が受けたトラウマは払拭されないだろう
今は、落語の世界で高め合う事自体に夢中になってる感もあるし、ひかるの今後も楽しみですね!!







ただ・・・
あかねがひかるに負けて号泣するシーンもかなりインパクトあった。
あかねは結構あっけらかんとした性格でもあるので、
負けても泣かないんじゃないかと思ってた
でも、
今回は父が得意としていたネタで負けたのがデカかったみたい
そもそもあかねは大衆の前でこき下ろされた父親の仇を討つ為にこの世界に乗り込んで来た訳で、
だからこそ、
父親のネタで負けるのは彼女の中では許されない事だった
父親のネタで負ける事は忌まわしい過去を正解にしてしまうも同義なので、
再び父親の存在が否定された気がして大泣きしてしまったんだと思う
 この涙を見た時、
胸が痛んだ
主人公がたまに負けるのは漫画としては予想が付かなくなって良い事のはずなのに、
あかねが親父の得意ネタを使って敗北した事実にもらい泣きしそうになった。
あかねはそもそも父親の正しさを証明するのが目的で、
決して落語王になる為にやってる訳では無い。
だからこそ、
読者としても悔しさを覚え・・・やっぱり、この娘を応援したい。って気持ちになりましたね
「強すぎる想い」と作中で皮肉られてたけど、そりゃ強すぎるって状態にもなるわな。
全力で人情的な落語に邁進するあかねの未来にも期待...です!

あかねのリベンジを拝むまでは決して本作からは離れられないでしょう
あの涙を見たら「勝ってても良かった。」って思っちゃうけど、
でも.....人生に挫折は付き物ですから。
可愛いのもあるけど、人生賭けて大好きなものの為に生きている姿が尊敬も出来て好きなんだと思う。
それと、新しい師匠に「ギャル」って言われてたけど、本当にギャル系にも見えるよね(笑
こういう娘がジャンプ漫画の主人公してるのも多様性ある令和っぽくて良いと思う。







多様性と言えば、
主人公のあかねは勿論、
兄弟子たちの想い、そして遂に登場したあかねの親父.....等々、
気が付けば様々な人間のドラマが描かれる職業漫画みたいにもなってきました
この辺は、
これまた管理人の大好きな「モンキーターン」を彷彿とさせます
っていうか、ジャンプと昔のサンデー漫画のミックスにも思えるんですよね
主人公のあかねだけではなく、
彼女を取り巻くみんなにも各々の人生があって、
決して脇役を演じたい訳じゃない
既に、
あかねに抜かれてしまったぐりこ兄さんの意地
彼は彼でこの漫画が「弱さ」を肯定した事でフィーチャーされたキャラにも思える
世の中マウントって言葉が流行してますけど、マウントを取られる様な側にも人生があって、
血の通った人間である~って事を痛感させられるシーンでした
 まあ、
ぐりこはマウント取られた訳では無く、
自ら察して「自分がこのグループの中で一番実力が無い。」って認めた訳ですけど、
それもまた辛いよな.....
想像以上に長寿漫画になりそうな気配もしてきたので、
当ブログもよりどっしりと本作とは向き合っていかなければ~と思いました。







一方、
ひかると並んで
もう一人の同世代ライバルポジションのからしも頑張っている
からしは意外とモテるのか幼馴染にひっそりと想われてるみたいなんですけど(笑
ただ、
からし自身は、
潜在的に好きなのかどうなのか、
あかねがひかるに負けた事にショックというか、
「強くあってくれよ。」みたいな切望も感じたりもしました
やっぱり、
あかねの事色々な意味で意識してるのかな・・・
それはそれとして、
あかね自身の評価が高まって来た事であかねにも昇進の話が出てきました
今度は、あかねは二ツ目昇進に向かって頑張っていく~流れになっていくっぽいですね
傷心から立ち直って、「塩からし」とか言ってる辺りの描写を見て安心もしました
活きの良い新米から、しっかりとした実績を奪いに行く...という新たな挑戦
10巻は3月に入ってすぐに出るので取り敢えずそちらが楽しみです♬


関係無いけど、
第七十三席の水着の扉絵を見る限り、
あかねは胸に関して言えばひかるに余裕で勝ってますな。。
(マジで関係ねぇーーー)















オマケ 最近ジャソプの表紙を飾ったイラスト。



しかし、
あの涙にはヤラれた・・・
泣き顔は可愛くもあったんだけど、
それ以上に、水面下の心情が痛いくらいに伝わって来て、
絶対にこの娘が親父の鉄板ネタで万雷の拍手を受けるトコ見届けないかん。。という想いにさせられた
誰よりも主人公を応援したくなる~って時点で良質な漫画なのは疑い様もないですね。


ano 1st Album Release Tour「猫吐極楽つあー」@Zepp Haneda 24.2.22

2024-02-28 | LIVE












先週の木曜日、anoのライブをZepp Hanedaで観ました。









この日は、
兎に角めっちゃ寒かった。
多分この冬最も寒く感じたのがこの日だった上に、
小雨もずっと降ってて・・・ってだけだったら適当なお店に入ってればいい話なんだけど、
物販に並んでしまったお陰で最寄り駅よろしく天空の様な場所で延々と1時間半も並ぶ~という苦行を経験
ゼップ羽田は物販のスペースが狭いので他のライブハウスよりもどうしても物販に時間が掛かるのよね
今これを書いてるのは自室の温かい部屋なんで既に笑い話なんですけど、
当日はいつリタイアしてもおかしくなかった
ある意味、
勇者たちの大群と過ごした時間は忘れられない。。でも、一番欲しかったタオルは売り切れてた(ガクッ
そんで、整理番号もお世辞にもよろしくなかったのでようやっと物販購入しても
「待機時間」という第二の難関が発生
流石に、
極寒の中1時間半並んでその上待機する自信が無かったので
近くのコンビニに避難しイートインで軽く食事をした
この時の食事はマジで生の為の食事だった
適当に時間を潰した後で、
頃合いを見計らってライブハウスにIN
中に入ったら人口密度の所為もあって逆に暑いくらいだったが、それでも有り難かった
並んでる時はただただキツかったが、振り返ると逆にそれが自分を強くしたんじゃないか?とも思う
ある意味こんなに苦労して物販を購入する事も早々無いので思い出にはなりましたね(笑)。

すまん、
ただでさえ長いのに前置きだけでこんな文字数使ってしまった
Zepp Hanedaは印象深いハコの一つですけど去年は偶然行く機会がなくて1年半振りの来訪
多分国内のスタンディングのライブハウスの中では最もデカいハコだと思われる
運賃は掛かるものの、ここに来ると東京モノレールに乗れるのも楽しい。
anoのライブに関してはバンドI's(そういえば桂正和があのちゃんの絵描いてましたね)を観て以来
1年半ぶり
そしてソロの公演を観るのは今回が初めてでございました。
個人的に芸能活動からあのちゃんを知った訳ではなく、
NHK-FMの音楽番組に偶々出演してたのを聴いて好きになった~という経緯があるので
そういう意味では二年越しになっちゃったけどようやく衝撃を受けた曲も生で聴けて嬉しい一夜でした。
では、以下。














ソールドアウトしてた影響か、
大ハコとは思えないくらいのパンパンのゼップ羽田
スシ詰め状態でしたがファン層は結構バラけてた印象です
神聖かまってちゃんの「23才の夏休み」が開演前BGMとして流れる中、
お神輿にかつがれてあのちゃんが登場
その前に、
あのちゃんと猫のキャラクターのアニメーションが流れてたり大ハコを活かした演出が目立ちました
 一曲目は、「猫吐極楽音頭」
CDで聴いた時は随分前衛的な曲だなぁ。って思ったけど、
生で聴くとむしろ王道っていうかポップに聴こえるのが面白かった
のっけから「にゃんにゃんオエ~」のシンガロングが鳴り響く中、
初期の楽曲である「デリート」を披露
この曲では、
得意のデスボイスもかましたり早速会場のボルテージも最高潮気味になってゆきました
そこからの疾走感溢れる青春ロック「ンーィテンブセ」とただアナーキックではない部分も魅せていく
いつもよりもストレートな歌唱が沁みる中でoi!oi!コールも飛び出し流石のライブ番長っぷりでした

一転して、
ダークなオルタナティヴロック「Peek a boo」を投下
サビの透き通ったメロディと歌に気持ち良さを感じつつ、
そのヴィヴィッドな雰囲気もまた恍惚的でしたね
更に、
個人的に大好きな「アパシー」も披露
ぶっちゃけ、この辺のマニアックな曲は省かれるんじゃないか?と思ってただけに、
序盤で早々に繰り出されて結構ニンマリしてましたね
「今日まで一体どうやって生きてきたんだっけ
 無理したんだっけ
 今から一体どうやって生きてきゃいいんだろうね」
って大好きなフレーズを生で聴けたのは嬉しかった
ある種、2000年代の鬱ロックと呼ばれたバンド達の系譜にある楽曲だとも言える。
 MCでは、
「猫はめっちゃ好き」
「(猫の日に)完全に便乗しました。」
と語り、
またも一転してキラッキラのダンスナンバー「Tell Me Why」で観客を踊らせる。
さっきまで陰鬱なロックで魅せてたのに一気にディスコの様な雰囲気になったのが面白かった。


個人的に、
ハイライトに感じたのが「スマイルあげない」という曲。
元々音源で聴いた時からキャッチーで良い曲だなあ、と感じていたんですが
ライブで聴くと音源の数倍踊れる...し、踊ってるあのちゃんも視覚的に楽しいし、そう、
兎に角・・・
「楽しいっ!!」って感情で脳が支配されてましたね。
加えて、
誰にでも笑顔にはならない~とアンチ八方美人を告げるサビのフレーズ等
共感度指数の高い歌詞も相俟って自分でもビックリするくらいノリノリになってしまった
今は気軽に馴れ合い出来ないけど、
それでも自分の世界は自分で動かす・・・という意図を感じるこの曲
大ハコで聴いたのも影響してかドリーミーでもあって明確にこのライブでもっと好きになった楽曲だと言える
実際、このライブ後通勤時によくこの曲をヘビロテするようになりました
こういうのもライブの醍醐味ではありますよね。
はみ出し者を肯定してくれた気がした。

ボートに乗って観客の上をサーフィンしながら歌唱した「イート・スリープ・エスケープ」
こういうのは眉村ちあきさんのライブに行った時以来の演出だったので、
耐性自体はあったんだけど(笑
ただ、
本当に自分の目の前にも来たんで素晴らしい体験でした
疾走感のあるポップネスが心地良かった。
 そう言えば、
この曲が終わった辺りに熱狂的な女の子のファンが「世界一可愛いよ~!!」と大絶叫していた
あまりにもその声がデカすぎて笑いも起こってたが、女性のファンもかなり多いみたいだった
 ここで、
趣を変えてアコギを持ちバラードナンバー「SWEETSIDE SUICIDE」を歌唱
「死にたい」という直接的な歌詞も飛び出す中、ナチュラルなメロディラインもまた美しかった
MCでは
「(自分らしくいて良いねと言われるが)自分らしくいられない時もあって~」
「(でも)歌でみんなと繋がれる。」
と素直な心境を吐露
続けて感情的なバラッド「AIDA」を熱唱
このライブに行って感じたんですが、
anoはバラードシンガーでもあるんだな。って沁みながら感じていました
凛とした歌にただただ単純に「いい歌」だと思える作中観。
「できるよ~」の部分のエモーショナルな歌唱も素晴らしかった。


ここで、
衣装チェンジ
その間に味のあるタッチでのあのちゃんのアニメーションが流れる
そして、出て来てビックリまるで花嫁みたいなドレス姿にチェンジして再登場!!
ここで、
管理人が一番最初に聴いたanoの曲である「絶対小悪魔コーデ」が放たれライブは後半に突入。
ノリノリの歌唱に「ヴォイ!」のデスボイスの応酬と盛り上がらない訳がないレベルのステージングでした
個人的に、
「普通じゃないとか押し付けないでね」
「誰かと違うなんて気にしない 天才!」
って歌詞が好き過ぎるので、
そこに特に感情移入しながら聴いてたし、音源よりも「バカ~」の言い方が拡がりあったのも面白かった
更に、
アイドルポップみたいに鳴っていた「コミュ賞センセーション」と多彩な表現で魅せていく
裏声は綺麗だったし生で「あげる 僕だけの一等賞」って歌われると嬉しかった。
そして、
ミュージックステーションでも披露した名曲「涙くん、今日もおはようっ」と畳み掛けるあのちゃん
キラッキラのポップスターっぷりを披露しつつ間奏のゴリゴリのロックサウンドも堪らなかった
何より、
最後にセンチメンタルに「涙が今日も流れてく」って歌唱した部分で少し泣きそうになった。
この曲の最も良いトコロは最後まで報われずに終わっていくリアルさだと思うから。
これを聴けたのもこの日の財産の一つでした。

ライブもいよいよクライマックス、
攻撃的なギターリフがものっそい気持ち良かった「普変」
ステージのビジョンにあのちゃんのアンチコメントを映しながらの歌唱
「ムカーっつく!!」の生歌唱もインパクトあったんですが、
それ以上に、
冷徹なテンションで「別に普通」って歌う箇所の❝強さ❞がまた素敵でした
この曲でもoi!oi!コールが沸き起こってファンのノリの良さも感じた。
 紅白でも披露した名刺代わりの代表曲「ちゅ、多様性。」
キャッチーさと、
その中に内在している官能性にカタルシスを感じつつ、
この曲をドレス姿でダンサー達と一緒に歌い踊ってる姿もまた新鮮かつ美しさもあって非常に良かった
ホントに絵になるな~っていうか・・・・・正直TVで観た時以上の良さだったかもしれない。
TVはTVで良いんですけども。。
 暗黒ディスコっぷりを発揮したクレイジーなダンスナンバー「F Wonderful World」、
深い想いが伝わって来る深淵なるバラード「鯨の骨」を披露して本編は終了。
気が付けば、
2枚組の1stアルバムの楽曲全曲叩き付けて終わった訳で、
本当の意味で出し惜しみのない持ち曲全曲披露した現時点の金字塔的な公演でした。

そして、
アンコールでは勿論この曲
今年の元旦に配信リリースされた最新曲「YOU&愛 Heaven」をアコギを弾きながら歌唱
その前のMCであのちゃんは感極まって泣いていました
内容は結構長かったんで正確には憶えてませんが、
「誠実に生きたい」
「汚い事がまかり通っているこの世界はクソ」
「みんなの存在が崖から落ちそうな時のストッパーだったし、
 みんなも崖から落ちそうな時に僕の事をストッパーにして欲しい。」

涙を流しながら語っていました
このMCを聴いて、
自分も...
大人だから飲み込んで我慢して来たけど、本当は理不尽な仕打ちいっぱい受けて来たよなあ
でもそれを平気な振りして受け入れているのは正しい事なのかな、、、

聞いてるこっちも過去の経験と照らし合わせて感情がグシャっとなってました
その流れで、
サビで「天国が欲しい。」と歌いかける「YOU&愛 Heaven」が来たんで物凄く感情移入しました
グッドメロディに乗せて切々とした心情が歌われるミドルチューンに心奪われ、
ここが個人的には後半のハイライトであった様にも感じられた

目頭も熱くなった。
様々な哀愁が込められたこの曲は、
今後のライブでも重要な一曲として響いていく予感がしました
そんな、最後の最後でジーンと沁みる様な空間を創り出して終わった最高のライブ
ここに来て今まで味わった事があんまりない感触のライブを体験出来たのはとても尊い経験でした。
自分の想像以上にanoというシンガー及びソングライターの多彩で豊かな世界に浸れてホント良かったです
同調圧力や「そういう空気」に負けずに踏ん張って自分らしく生きる事、
それを伝えて行く事がanoの本質の様にも感じましたね。
ありがとうございました!













1.猫吐極楽音頭
2.デリート
3.ンーィテンブセ
4.Peek a boo
5.アパシー
6.Tell Me Why
7.スマイルあげない
8.イート・スリープ・エスケープ
9.SWEETSIDE SUICIDE
10.AIDA
11.絶対小悪魔コーデ
12.コミュ賞センセーション
13.涙くん、今日もおはようっ
14.普変
15.ちゅ、多様性。
16.F Wonderful World
17.鯨の骨

18.YOU&愛 Heaven













苦労して購入した物販。なんか既に愛着が...笑
そう言えば終演後のBGMはthe pillowsの「Funny Bunny」が流れててそれもイイ感じでした。。



しかし、
ソロとしてのレパートリーは新曲含めて全曲歌唱&演奏した訳で、
そうなると「この曲聴きたかった」みたいなのが全員無いであろう稀有なライブでもありました
っていうか、
持ち曲余す事なく全部歌うってライブ自体ほぼ未経験だったので
そういう意味でもレアリティの高い公演でした。
ツアーは元々ここでファイナルだったんですが、
追加公演で3月にZepp Shinjukuでもやることが決定しています
ソロとしてもバンドとしても精力的に活動しているanoことあのちゃん
集大成後の次のアクションも気になりますし、今後のライブにも期待!!ですね。
また、行きます。


chilldspot 3rd one man tour"模様"@Zepp DiverCity TOKYO 24.2.21

2024-02-27 | LIVE











先週の水曜日、chilldspotのライブに行きました。








今年、
何気に一番ライブを観ているバンドがchilldspotであり、
2月の時点で3度目の鑑賞である。
ただ、
別に多くしよう!と息巻いてた訳では無く、
正直たまたまな部分は多いんですがそれでもこんなハイペースで同じバンドを観る事も早々無いので嬉しい。
しかも、今回はワンマン...って事で単独公演に関しては去年の6月以来8か月ぶりの鑑賞でした。
その時のライブがものっそい良かったんでもっともっと観たくなった節はあるので、
やっぱりまず「生で観てみる。」ってのも(気になってたら)重要な気はした
そして、
このツアーは最新デジタルEP「まだらもよう」のリリースツアーでもありました
フィジカルのリリースは無いんですが、その分ライブで精一杯楽しもう!って決めてましたね。

んで、
今回は写真撮影OKとの事だったので、
このライブレポでもちょいちょいその時撮った写真を使っています。
仮に行かれた方が読んでたら思い出という意味でも是非。














この日は小雨が降っていた。
今年初頭の渋谷クアトロでの対バンライブ×2では神懸った運で2週連続で最前GET~という出来事があったが、
今回はワンマンですし規模も拡大しているので流石に整理番号は微妙なカンジではあった(笑
ただ、
想像以上に埋まってて中々に嬉しかったです
一曲目は去年のデジタルシングル「Girl in the mirror」からスタート。
のっけからぶっといベースの音に魅了される
更に、
今回はステージの上に小さいシンセ?みたいな楽器が置かれていて、
比喩根さんがギターも弾きつつ時折それも奏でる~という目に見える変化もありました
そんな二曲目「遠吠え」ではいぶし銀の玲山ギターに心地良いグルーヴのアンサンブル・・・と
早くも良い具合にチルな雰囲気を作り出す事に成功していました。
観る度に、
上手くなっていく印象もある比喩根さんの歌。
「crush」では良い意味で落ち着いた歌唱、
年齢と反比例している大人っぽい...
色気のある歌と
隙間のある演奏が実に素敵で酔い痴れていました
正直、隠れた名バーで聴いてる様な素晴らしい趣すら感じてたんですけど、
ある意味ライブハウスを逆にバーそのものにしてしまっていた~という表現も出来るかも
っていうか、実際バーでした(違うけど)。
 この曲も「歌上手いなぁ。」って何度も感じてしまった「Heart Jack」
「踊らなくても叫ばなくても 心沸かせて」と歌うこれまた❝オトナの嗜み❞を感じさせるこの曲
・・・あなたたち、本当に二十歳前後ですか??という率直な感想も持ったんだけど笑
その名の通り、
縦ノリではなく、
最高の横ノリで聴かす紛う事なき大人のロックに陶酔してしまった時間でした。
ただただ気持ち良く、バンド名に違わずチルなポップさを打ち出す中、
管理人の大好きな「未定」が繰り出される。

いつも以上に大きな声で「比較なんかしないで!」と歌ってたのも印象的なこの曲、
推し曲という事もあるけど、真緑の照明と相俟った妖艶さと、
叩き上げられたグルーヴが重なって
半永久的に聴いていたいくらいに格好良かった。

やっぱり、一定のフレーズを淡々と、でも、グルーヴィに繰り出すリズム隊の力がデカいな。
聴いてて演奏だけ引き延ばしてロングバージョンにしてもいいんじゃないか?ってくらいの鉄壁さ
あの人力ダンスビートっぷりは間違いなくオルタナティヴだし、このバンドの武器だとも感じているので
大好きなこの曲が定番化しつつあるのはいちチルズファンとしてはニンマリだったのでした。





グルーヴ重視のそれまでの曲と違って、
今度は重たいリズム隊が象徴的なヒリヒリしたロッカバラード「キラーワード」と、
重厚なアンサンブルでも魅せていく引き出しの多さを見せつけるチルズ
苦悩を吐き出す比喩根のボーカル、
そしてツインギターのざらざらしたサウンドは実に聴き応えがあった
カラフルなメロディにムーディな歌唱が重なる人気曲「ネオンを消して」と、
前の曲との相性も加味した良い具合のセトリ
更に、
ハンドマイクで歌った温か味のあるバラッド「シーン」は、
どこか80'sっぽさ、またはAORっぽさもあってこれまた新鮮な一曲に仕上がっていた
間奏のいぶし銀のギターソロといい、ライブハウスで聴くのにも適した包容力のある楽曲でした。
心地良いチルポップ「music」で軽快なバンドサウンドに回帰し、
前半のトリとして
新譜の中でも特に強烈な哀愁溢れるロッカバラード「愛哀」も披露。
この曲は個人的にここ最近よくヘビロテしている一曲でもあったので生で聴くのを楽しみにしていた。
ライブだと、まず比喩根にピンスポットがあたり電子音弾き語りと共にソロ歌唱
その後、重厚なバンド演奏が畳み掛けてくる~という流れでした
どシリアスな歌が鳴り響く中で、
最後の「家を下さい」のか細い声で終わる演出がより切実さが伝わるパフォーマンスに昇華していました。





MCでは、
「ジャスティンは必ず帰って来ます!」と力強く宣言
チルズのライブではお馴染みのジャスティンコールはしばらくおあずけ、でも、
またいつか.....ね。
サポートドラマーの紹介をしつつ、ここからは盛り上げていく!と後半パートに突入。
まず、
ジャム感も心地良かった「まどろみ」
ワンマンでは「あたまがclean~」の部分が音源の再生ではなく他メンバーのコーラスに変わってた気がする
ツアーを重ねてよりタフになったこの曲はこの日が一番のクオリティだった様に感じた
特に、
元気良く「ひどく心地の悪い今」と歌う部分はなんだか妙に感動してしまった
そうだよね、現実ってそういうもんなんだよね。。と頷きつつも、
その中で戦わんとする姿勢に勇気づけられたりした。





チルズのライブではお馴染み、
ハンドマイクでみんなで盛り上がりまくるコーナーがやってきた!
まるでヒップホッパーみたいなテンションでノリノリに歌唱する比喩根さん、
そしてみんなでシンガロングするパートへの誘導も上手く、
より❝ライヴバンド❞に進化してるのも如実に感じた
それと、
生で聴くとやっぱり「魔人ブウ」って固有名詞が出て来るトコがやっぱりおもろい(笑
かと思えばサビで「(この世界は)嘘だらけ」と哀愁も表現してみせるセンスも好きだった。
 ダンサブルに奏でた「full count」
最後の部分ではスキャットも飛び出し高まる会場のボルテージ
更に、イントロの激しいツインギターの音色にブチ上がった「ひるねの国」と
問答無用に観客を燃え上がらせていく
横ノリも出来るし、
縦ノリもこんな風にこなせる
正に引き出しの多いバンドになりつつある今
この曲は特にそのサウンドの派手さも相俟ってZeppクラスの大ハコに似合う気がした。
っていうか、今までリキッドとかクアトロの様な中ハコでしか観た事無かったからか、
chilldspotって想像以上に大きな箱が似合うバンドでもあるなぁ、と。
それを一番感じたのがこの曲で、
今までで一番響きも良かった。ギターの轟音っぷりもサイコーだった。





MCで「まだまだ行けますか、東京!!」と煽り、
カクカクしたグルーヴも超絶気持ち良かった代表曲「Groovy night」になだれ込む
この曲も、
オトナな玲山くんのギターソロからの
どんどん加熱するバンド演奏の妙が最高に気持ち良かった
シンガロングも交えつつ、鳴らされていたのは見事な大人のグルーヴ
正直な話、
令和にもこういうエッセンスで魅せれるバンドいるんだよ!って知ってもらいたい気分でしたね
そこから、みんなでひたすらにジャンプして盛り上がった縦ノリの最高地点「Like?」
そして、
「l love myself」
「辛い時の方が多いけど」
と歌う「Don't lose sight」で本編は締め
この曲は去年6月のワンマン以来久々に生で聴いたんで新鮮でした
サビの「l love myself」の大合唱は歌っていてちょっとグッとくるものがありました
正直、
他者と比較した場合どうしても自分を誇れない自分も絶対的に居たりするんですけど、
でも、なんだかんだ言って好きなものに触れようとしたり、美味しいものを食べようとしたり、
そんな自分を幸福にしようと頑張ってる事だけはどんな人でも変わらないと思うので。
この曲で終わる~という事自体が一つのメッセージにも感じたこのライブ、
新譜の世界観が全体的にダークなだけに、
救いとしての一曲な気もした。
表現力も、
魅せ方も、
構成力も・・・
観る度に進化してるのが如実に伝わってくる新進気鋭の若手バンドchilldspot
音源としては初っ端から円熟してたんですがそこからの様々な変化が実に面白いです。
その❝最新の最高❞を見事に刻んでみせた終始心地良い一夜でございました
ありがとうございました!!!












1.Girl in the mirror
2.遠吠え
3.crush
4.Heart Jack
5.未定
6.キラーワード
7.ネオンを消して
8.シーン
9.music
10.愛哀
11.まどろみ
12.supermarket
13.full count
14.ひるねの国
15.Groovy night
16.Like?
17.Don't lose sight

18.BYE BYE















アンコールでは、
このブログの2022年年間楽曲ベストのTOP5にも食い込んだ名曲「BYE BYE」を披露
この曲は大体ラスト手前で演奏される事が多いイメージだったので、
この日初めて堂々のトリで演奏されて正直嬉しかった
初めて聴いた時も良かったんですけど、
今の方がサビの裏声の部分が安定していてより好きですね
この日は2番目のAメロを「私今東京ゼップダイバーシティで歌ってるの」に変更してましたね
こういうの、ライブならではの醍醐味~って感じで面白いですよね(笑
ラスト、
この時だけを愉しむ様に、
この時だけは最強だと告げる様に、
「止まらないよ
 止まらせないでよ」と歌い突っ切ってギターを掻き鳴らす様はホント格好良かった。

正に、
ライブの醍醐味って瞬間のカタルシスにあるし、
それが永遠に遺っていくものだから。
バンドの絶好調っぷりを高らかに告げたこの日のライブ、早くも秋には次のツアーも決定していますし、
その間にも色々あるかもしれないのでその辺含めて今年のチルズには期待大!ですね♬
最近よくライブ観る機会が多くその度に魅了されてるので、
当ブログでもちょくちょく推していくと思う。


oh!ベイビー/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第167話 感想(ヤングジャンプ2024年12号)

2024-02-26 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女










3度目のベイビー回でした。
小さな子供は確かに可愛いとは思うけど、
その代わり大人にとってはかなりの忍耐力が試されるのも事実。
っていうか、
子供の時の感覚を忘れてしまっている部分もあるので、
なんかそれも含めて大変ですよね・・・
自分は育てた経験が無いので、
育ててる/育てた人は本当に凄いと思いますよ。まあ自分の場合はそれ以前の問題なんですけど(苦笑




😃



内容としては、
赤ちゃんになっても元来の性格は変わってなくて面白かったです
百八先生は赤ちゃんの時点でテクニシャンなのか・・・
これは、
実際の情事の期待が高まりますね。。
それと、
母乳に対してゴクリとする胡桃はちょっと可愛かった笑
子供エイラに尻を蹴られてご満悦の育とそれを見て悦ぶ凛ちゃんとか、
非常に❝本作らしい❞シーンでしたね(ニッコリ)
 ただ、
扱いやすい子供も居ました
「仕事」という言葉を持ち出せば静かになるタマ
円周率持ち出せば喜ぶ数に、
お祭りしとけば泣き止む祭(それはそれで体力的に大変かもしれませんが)。
更に、
プライド故に一切泣かんとする子供詩人ちゃんなんかは逆に全然赤ちゃんじゃない(笑
でも、実際プライドの高い子供がいたら可愛げは薄いけど助かりはするでしょうね
そんな子供詩人ちゃんもやっぱり可愛かったです。。


最後は、ダサすぎるママさん恋太郎の姿を見て、
逆に哀れまれてみんな泣き止む...という流石のオチでした
っていうか、
どことなく金色の〇ッシュっぽいシーンだな。と思ってしまいました😂
でもね、それもまた彼の愛情に対する努力の一環ですから・・・
是非受け取って欲しいな、って感じましたね。うん。










今、
精神的に落ちてるんで、
いつもより短めの感想ですいませんでした。
次回は、もうちょっと文字数マシでお届け出来たら。



惰性の人生。

2024-02-24 | ブログ雑記








なんか最近は結構生きるのがしんどくて・・・
自分自身をしょうもない。って思ってるのに、
それを変えようと努力すれば努力するほど沈んでいく感覚が一番キツかった。

「他人と比べない。」とは言っても、
そりゃ比べちゃうよね
他人が当たり前の様に出来てる事が出来て無い~って現状があるんだから。


ずっと、
部屋の中で鼻くそほじくりながらyoutube観てるような生活だったら、
この現状にも何の不満は持たないんだけど、
一応行動しといてこうだから。
いや、でも、
自分では努力のつもりでもはっきり言って努力のども無いのかもしれない
それこそ身体壊すくらいの勢いでやらないと何も変わらないのかも。
ただ.....
理想の自分に全然近づいてる感覚もないまま過ごし続けるのがしんどい時もある
自分が「持ってる」という感覚すら一切無い
自分では自分の事はある程度は好きな部分もあると思う
しかし・・・
言ってしまえば「それだけ」でしかない。
このまま惰性で生き続ける事が本当に正しい事なのかは分からない


取り敢えず、
今は誰とも話したくはない。



独り言。

2024-02-23 | ブログ雑記





自死とかする人は、
衝動的ではなく実は長期的に色々思慮した上でそうなってるんだろうなあ、とは思う
楽しみがあって生きれるのも事実だけど、
それが縛り付けている部分もある。
良くも悪くも。




ぬこの日。

2024-02-22 | 










やー、もう、今日はこれしかないでしょう!











マロン♂ 寡黙だけど、ムクと張り合うくらいにはプライド高い。




モモ♀ 甘えて来たり、そっけなかったり。




ルリ♀ 最近名前が付きました。




ムク♂ 一番偉い猫(たぶん)




気持ち良さそう。




ミケ♀ 最近ちょっと気に入られたっぽい。よく背中に乗っかってくる。




TOKYOの夜景。

2024-02-21 | ブログ雑記








この一週間、あんまり元気が無かった。
ただ、
その中でも今まで触れた事のないものに触れて素直に「楽しいなぁ。」とか思ったり、
つくづく人生もこの世界も曖昧なものだなあ。と感じたりもしていた。
正直、
自分は極端には走れない人間だとも思いました
曖昧に捉え続けてるからこそ、生き続けることが出来てるんだろうな.....とも。









お台場の守護神(以前も上げたな)。




そして虹色の階段。




絵になるなぁ。




う~ん、視覚的に素晴らしい。。




東京の夜景ってホントきれい。




おまけ。ベンチに座っているのは、、、。









今日はライブでした。
最近は・・・千葉県内で働いてないせいか、
益々ライブが身近なものに変化しつつあります。
理想の自分になれてない事自体には常に情けない想いもありますが、
30代後半になっても新しい出来事が待ち受けてる事自体にはある種の面白さを感じています
人生ってその曖昧さがズルいですよね(笑
でも希望でもある。


cinema staff/The Novembers「“想像上の辻2024再会”」@恵比寿LIQUIDROOM 24.2.16

2024-02-20 | LIVE











先週の金曜日、ノーベンバーズとシネマスタッフの対バンを恵比寿で観ました。









この企画は、
cinema staffが8週連続でリキッドルームで対バンだったりワンマンを決行する~というシリーズの一環で
この日は「盟友同士」と言っても過言ではないノベンバとシネマの日でございました。
ライブのサブタイは彼らが25本もの本数一緒にツアーを敢行した当時のツアータイトルから来ていて、
このイベントに関しては絶対に行きたい。と見掛けた時から想っていたものです
昨日の記事もそうでしたけど、
同年代同士の対バンってまたちょっと違うものがありますよね
緊張感というか、
お互いが飲み込まれない様に決死で演奏する感じとか・・・
ノベンバは初期の頃シネマスタッフやチョモランマトマトとよく対バンしてたイメージで、
そういう観点だと非常にエモーショナルな対バンの一つ、だと言えますね
個人的にはこれを機にART-SCHOOLやLOSTAGEともまたツーマンやって欲しいなあ(笑

そう、
The Novembersは2か月ぶりでしたけど、
cinema staffは約2年ぶりの鑑賞でした。
その間に出てる新曲もありますし、
ちょっと久々に今のシネマを観れたのも嬉しかった一夜でした。
それでは、以下。











The Novembers
1.Morning Sun
2.pilica
3.dysphoria
4.誰も知らない
5.ウユニの恋人
6.Seaside
7.BOY
8.こわれる
9.Xeno
10.Misstopia



先ほどライブを観るのは2か月ぶりと書いたけど、
最新アルバム「The Novembers」は初めて聴いて以降マイブームの一つになっているので
正直また新譜の曲を聴きたいな。という気持ちが強くて早くも待ち焦がれていた節もありました
一曲目はそんな想いに応えてくれたかの様に壮大な名曲「Morning Sun」からスタート。
結構...
この曲から始まったのは意外性もあって、
でもシンフォニックな音像に早速魅了されたし、
小林さんのラストの「イェ~イ!!」で火が点いた感もあった。
ケンゴさんの美しいギターサウンドに聴き惚れた「pilica」は間奏のドラミングも勢いあって良かった
そこから、当時からの必殺曲「dysphoria」で一気に会場を狂気のロックで包んでゆく
ケンゴさんの歪んだギターサウンドから始まり、サビで轟音と共に咆哮
そして、
ブレイクの場面ではケンゴさんの(良い意味で)キ〇ガイじみたギタープレイが炸裂しててめっちゃ痛快だった
この日はサビの絶唱を聴いていてまだ世の中には様々な楽しみが眠ってるのに、
お前は簡単に見限るのか?みたいな事を言われている気がした
よりこの曲をイイ感じに聴けた気もした。


激しいインダストリアル・ロック「誰も知らない」に移行
切実なシャウトで「もう映さないでくれーっ!!」と叫ぶ小林さんの歌唱は迫力あった
より凶悪さを増す高松さんのベースサウンドも素晴らしく、間奏の激しさを増す感覚もブチ上がった
更に、
シューゲイザーの要素も感じられる初期のバラッド「ウユニの恋人」も披露
この曲は一時期準定番くらいのポジションでしたよね。。
ケンゴさんの深みあるギターフレーズに陶酔しつつ、
「生まれ変わる」というフレーズがパッと耳に入ってこの頃から使ってる言葉なんだな。とふと思った。
何気に新譜の世界観にも似合う楽曲なのかもしれない。
 ベースのドライブ感がより増していた「Seaside」
サビ後の煌く様なサウンドスケープが歌詞よりも歌詞してる事をこの日も沁み入る様に感じた
そして、
この日の個人的ハイライトは「BOY」。
先日独自性の高い素敵なミュージックビデオも公開された曲ですが、
イントロの時に小林さんがフロントのお立ち台?まで来てポーズを決めながらギターを弾いてて、
尚且つイントロ自体も微妙に音源よりも伸びててダンサブルに仕上がっててめっちゃアガりましたね
ライブで初披露してたのが数か月前なのに早くも細かい部分変えて来てニヤリとしました
小刻みなドラミングも気持ち良いし、
何より、
何度も執拗に歌われる「生まれ変わる」というフレーズがやっぱり胸熱でした。
逆に言えば、死なない限り何度でも挑めるのなら、何度だって生まれ変わっても構わないと思う。
ある種、「頑張れ」という言葉を使わないで聴き手をその気にさせるノベンバの美学も感じる一曲でした。

イントロのケンゴさんのギターが激しくも悲哀も感じられた往年の名曲「こわれる」
より獰猛になったベースラインにも痺れつつ、
ヘドバンしたり、
やっぱり間奏の小林さんのギターソロはバイオリン並に鋭利な音だなぁ!とか感じたり。
その高揚した流れのままに大轟音ナンバー「Xeno」をぶち込んでライブもクライマックスへ。
イントロでフロントマン3人がポージング決めてるのも格好良かったし、
何度もヘドバンしちゃってこの曲も猛烈に楽しかった
轟音の渦に骨抜きにされつつ、
最後は当時のツアーでよく演奏していた~という「Misstopia」で万感の締め。
この曲を聴きながら、居場所って決して永住しなくてもいい、そういう人生もあるんだ。と
勝手に自分の中で解釈してジーンとなってたりもした一幕でした。
秋にはまたここでワンマンもやるので楽しみです♬






cinema staff


1.想像力
2.海底
3.フェノメナルマン
4.君になりたい
5.Truth under the imagination
6.制裁は僕に下る
7.I SAY NO
8.白い砂漠のマーチ
9.ニトロ
10.3.28

11.KARAKURI in the skywalkers



なんと、
当時のツアーで新譜だった「Blue,under the imagination」というミニアルバムから5曲も演った。
実質、再現ライブと言って差し支えないセットリストでビックリ(笑
一曲目から疾走感と焦燥感が溢れる「想像力」というエモーショナルな選曲
ツインギターの絡みにも気持ち良さを感じつつ、
ああ、
このヒリヒリした焦燥感大好きだなあ・・・と改めてシネマの良さを確認してました。
「最低を繰り返して それでも尚生きたいんだ」と泥臭く歌うロックナンバー「海底」
昔の定番曲に負けじと盛り上がっている様もそれはそれで胸アツだし、
シネマが今でもサバイブしている証拠でもあった。
MCで、
「恵比寿、行けるかい?」と飯田さんが煽り、
勇ましくて格好の良いロックナンバー「フェノメナルマン」を放つ。
ここに来てとってもポップでキャッチーな楽曲を仕上げて来るセンスにもニヤリとしつつ、
イントロの時点で大きく沸いた今でも人気の鉄板曲「君になりたい」になだれ込む。
一体感のあるバッキバキのアンサンブルに、
切なさも受けるサビの歌唱~と聴き手の琴線を揺さぶっていく
そしてラストの辻さんの感極まったギターもまた素晴らしかった。エモエモのエモだった。

拡がりのあるバラッド「Truth under the imagination」はこの日でも随一のレア曲だったのでは
少なくとも自分はシネマのライブでこの曲をほぼ聴いた事が無いと思うので、
そういう意味では新鮮でもあった。
その流れで、
静謐な❝聴かせる❞バラッド「制裁は僕に下る」
兎角シャキシャキにブチ上がるだけではなく、こういう風に浸らせる事も出来るんだぞ!と
そんなバンドの主張も感じられたこの曲、また、飯田さんの歌が非常に上手い。
というよりも、以前よりも単純に歌が上手くなられた様な気がした。
ひんやりとした青白い雰囲気に包み込んだ後、
今度はアッパーに最新曲でもある「I SAY NO」を盛り上がりと共に響かせる
跳ねるベースにメロディアスなサビとこの曲も最近の曲だけど余裕で格好良かった
過去も現在もしっかり魅せる部分はノーベンバーズと同じだとも思った。


ライブは、
クライマックスへと突入する。
このライブに行く前に「久々に生で聴きたいな~」と思ってたのが「白い砂漠のマーチ」だったので、
ガンガンアゲまくるイントロの熱量も相俟ってこの選曲は本当に嬉しく個人的に痺れた。
また、
この曲はサビが美メロなのと、
歌詞がまた「もう元には戻らない」...って
「思い出は蘇らない」と真正面から歌ってて聴いてて切ない気分になるのが好き
なんですよね
分かっちゃいるけど、現実を突き付けられる感じが痛いけど気持ち良くもある.....っていう。
全力の疾走感を一身に受けつつ、時折涙腺に来たりホント素晴らしい一幕だった
アウトロの力強いドラミングも痛快でした。
 この日のハイライトは「ニトロ」。
この曲は昔から度々ライブでは聴いてた曲だけど、
この日のシンガロングからの「歩くことをやめ 歩くことをはじめ」の部分は
ボーカルががなり気味になっていく様を含め王道のエモに仕上がってて
めちゃくちゃ熱かった。

ってか、
久々に聴いたらこんなに良い事歌ってる曲だったんだ。とようやくこの曲の本質を理解出来た気もした
別に、ずっと歩き続けてるだけが、頑張り続けてるだけがすべてじゃないし。
頑張って無い期間がまた頑張ろうとしてる今に繋がってるのなら、
それは100%無駄では無かった。って言えるから。
何度ボロボロになっても前に進み続ける。そんな揺ぎ無い意志を広い視野で感じさせる名曲&名演でしたね。

本編最後は、「僕らは歳をとったね 満たされることがないまま」と歌う「3.28」で締め。
ドラマティックなロックナンバーを前のめりに歌唱しつつ、
現在進行形のシネマの良さも見せつけて終了。
アンコールでは、
これまた懐かしの一曲「KARAKURI in the skywalkers」でセンチメンタルにフィニッシュ。
アンコールの曲目はその場で決めたみたいで辻さんが「あの頃演ってた曲を~」という事でこの曲に。
2年前のライブも大変良かった記憶ばっかりが残ってるんですが、
この日は更に転がってる感が増してて素晴らしかったです
ライブハウスに行って終わって出て帰る時、
日常の思想に変化が加わっている
それがライブの良さであり、
ライブハウスの良さであり、
ミュージシャンの力の成せる業だとも思う。
時代錯誤だろうが、これからもその素晴らしさを管理人は全力で伝えようと叫んでゆくだろう。
また、この2バンドは何度も交わると思うんで、是非その時は観にゆきたいですね。
ありがとうございました!!!!













ライブレポって、
一番書いてて疲れる割にはアクセス的にさっぱりだし旨味が一切ない
だけど、そういうの度外視でやっぱり形に残しておきたい気持ちが強いんですよね
正直後から読み返すと忘れてる事も多くて逆に新鮮ですからね(笑
今後も、
なるだけ一生懸命その時受け取った感動を紡いでゆければな...と思う。


ハク。pre. 『RINNE』DAY2@下北沢MOSAiC 24.2.14

2024-02-19 | LIVE











先週の水曜日、ハク。の企画を観に下北沢に行きました。












ハク。が下北沢で3日連続ライブ企画を決行したシリーズの2日目。
ちなみにこの日はバレンタインでもあったので、
入り口でプレゼントの缶バッヂと共にチョコ菓子も渡されました(さり気に嬉しかった)。
 そう言えば、
この日のチケット代はちょっとビックリするくらい安かった
前売りでチケ代890円って書いてあって思わず「えっ?」ってなったんですけど、
ものっそい太っ腹かつ価格破壊を起こしていた素晴らしい対バン企画でございました。

3日間の内、
この日を選んだのは
対バン相手に興味が深かったのと、
あとは個人的に都合が良い日だった~のも大きかった。
それと、
下北沢MOSAiC、去年初めて行って「また来たいな。」って思ってたので。
モザイクは、ステージの壁の謎のパネル?凸凹?みたいなのがお洒落で好きなんですよね
照明も凝ってるイメージあるし、ここで観たかった~というのも大きかったかも
勿論、フラワーズロフトとかも大好きですけど、機会が多そうなので、
その辺はその内行くでしょう。という展望もあって。











omeme tenten
(リハーサル)chunky cat
1.クリーミー呪って
2.マイラブリー
3.グッド・フィーリング
4.ブラックホールなう
5.2020
6.Now&Then
7.祈りたちよ
8.インスタントジョーク


実は以前から知っていたバンド。
去年、spotifyで・・・spotifyって検索で聴いたりすると、
その曲が終わった後勝手に近しいバンドや歌手の音源が流れる仕組みになっていて、
そこで「from east」って曲が流れて来て「いいじゃん。」ってなった記憶があります
多分GO!GO!7188か川本真琴の曲聴いた後に流れて来たっぽい。
なので、
興味があったのでこれは一度観れる良い機会だな、と。

結成が数年前なので、
そこまでのクオリティを期待してた訳ではないんですけど
実際に生で観たら普通にバンド演奏に迫力があってビックリしました。
まず、
リハの時に演ってた「chunky cat」という曲の時点で良かった。
心地良い疾走感を早速感じつつ、本編では恐らく定番の人気曲であろう「クリーミー呪って」を
いきなりオープニングに持って来た時点で「おっ」と思わされるものがあった。
ボーカルの灯さんが盛り上がって来たタイミングでシャウトかましてたのも格好良かった。
 オルタナティブ・ロック風味の「マイラブリー」
ダークなテイストも感じた「グッド・フィーリング」
そして、
「まるごと消えてたまるか」と想いを叩き付けるバラッド「ブラックホールなう」と
割とシックというか、若さに任せた楽曲が少な目だったのも意外性があって面白かったですね。
想像以上に重厚なサウンドに良い具合に陶酔していた時間帯でした。

それと、
ボーカルの灯さんの声がやっぱり個性的だと思った
発音がめっちゃハッキリクッキリしてるのが最近のボーカルの中では珍しい気がした
MCで「(今日出たバンド達とは)今後もやっていきたい。」という発言を灯さんがしつつ、
ここで青春ポップ感溢れるスピーディなロックナンバー「Now&Then」で一気に場を温めていく
歌詞の中に「99年生まれ」ってフレーズがあって「そうかぁ...」って感じはありつつも笑
この曲は衝動が弾けてた印象でそれはそれで心地良かったですね。
メロディアス、かつ、
ギターソロも格好良かった「祈りたちよ」
そして最後は新曲の「インスタントジョーク」を惜しげもなく披露してフィニッシュ
この曲は、新曲のはずなのに既に鉄板曲?ってくらい仕上がっててそのロール感も見事でした
音源で「結構良いな。」って思ってたんですけど、ライブで観たら更に格好良く映って堪らなかったですね。
にしても、このバンド名も個性的かつ衝撃的でイイですよね(笑
口に出したくなる感じ...今後も注目したいです。



Hwyl


正直、
物凄く格好良かった。
Hwylに関しては名前だけは知っていて、
観るのも音楽を聴くのもこの日このライブの瞬間が初めてだった。
のっけから、「ニート」という単語が強烈なパンクナンバーを雄々しく披露する
ある種、銀杏BOYZとかにも通じるエッセンスを感じつつ...或いは
AIR JAMとかに出てもそんなに違和感はないのでは?などとも思った
恐らく、
パンク系のバンドと対バンしてたらダイバーとか出そうな音楽性に最初は感じてた。

そしたら、
そこからヒップホップの影響を受けた楽曲にシフトし、
遂にギターボーカルの方がハンドマイクでラップテイストに歌う曲もあったり、
その自由な音楽性もまた格好良いな~って感じていました。
「人を愛すのはめんどくさい」
そんなフレーズに頷きつつ、
「精一杯が人と違うこと」みたいな歌詞にも感化され・・・
そう、
歌詞も独特でしたね
そしてどの曲も韻を踏む事を強く意識してた気がする
最後の方はエモーショナルなギターロックで締めてたので、
様々な音楽ジャンルを飲み込んだ面白いバンド...ってのは大いに伝わりました。
そして、一発で大好きになってしまったので、このバンドはきっと必ずまた観る事になるでしょう。
元々自分は(そういう発言に対しては社交辞令ではなく)有言実行型だとは思うけど、
そんな事書かずともまたこのバンドを観る機会は必ず訪れる予感はしますね。
素晴らしかったです。






ハク。



+、アンコールでアップルパイ。



ハク。は、
去年9月の新譜のリリースツアー東京公演ぶりに観た。
この日はボーカルのあいさんが三つ編みのツインテール(?)の髪型にしてて、
パッと見ロックバンドのメンバーに見えないんだけど、ライブが始まるとジャリンジャリンとギターを掻き鳴らし
そのギャップがなんだか面白く・・・そして刺激的にも感じられました。
 一曲目は、
「BLUE GIRL」からスタート。
一発目からよりロック感溢れるアンサンブルに進化してるのを如実に感じつつ、
サビの高音がまた綺麗で早速魅了されていました。
そして、
去年の新譜の中でも特に好きでよく聴いている「君は日向」。
うねるベース、なずなさんの綺麗なギターフレーズ等聴き心地の良い要素が詰まっているこの曲
サビのツインギターの威力も高く青春を感じさせる歌詞もさることながらサウンドにも心酔していました
特に、ラスサビ終わりのなずなさんの煌きと切なさが入り混じるギターフレーズにこの日も打ち抜かれましたね
ある意味音は歌詞以上に歌詞してる。っていう提言を証明する様なアウトロだった気もする。
 一転して、
「本物を探しに行こう」という歌詞が印象的な沁みるバラッド「本物」
深みのあるギターフレーズにも唸らされつつ、
その流れで名曲「自由のショート」
ジャキジャキ感の強いあいさんのギターと浮遊感に満ちたなずなさんのギターの対比も面白い一曲
この曲のアレンジこそ正に輪廻を感じるというか、或いは水中で漂ってる感じというか...
それと対照的に胸アツでもあるサビの歌詞にも感化されていました。
「数年後にはこの会話が僕らを強くしますように」


1stアルバムのタイトル曲「僕らじゃなきゃだめになって」は、
以前よりもサビがジンワリと盛り上がる楽曲に進化しているように感じた
それと、
Bメロが改めて美メロだな~と思ったのとあいさんの歌も更に上手くなっている気がした
ラストに向けてフロント3人が一緒に歌うのも「愛しい」のロングトーンも力強くて素晴らしかった。
管理人自身は常に自己否定をしてしまうタイプですけど、だからこそ響く部分もありました。
 イントロの時点でお客さんが沸いていた人気曲「直感way」、
確かにどこかエキゾチックさも感じさせるギターフレーズ含めて素晴らしかった
最初のサビの後あいさんが「はい!」みたいな声を入れてたのと、
陽気な中にも滲む哀愁の表現が刺さった一曲でした。
 更に、
イントロの昔ながらの...具体的に書くと90年代前半くらいのオルタナロック感がスゴかった「なつ」
以前よりも更にロック感が増したサウンドにこの半年という期間でバンドが磨かれて来た手ごたえも感じた
だけどメロディは人懐っこさも感じたりそんな部分もこのバンドの魅力だと思う。
MCであいさんが「みんながいるから歌えます。」と述べた後に、
バンド屈指のロックナンバー「回転してから考える」で本編はフィニッシュ。
この曲、
メンバーが固まって一斉にバキッとした音を鳴らすイントロが無茶苦茶格好良かった。
カクカクしたアレンジとその勇ましい佇まいに❝侍❞っぽさを見い出しつつ、
以前よりもバンド演奏の強度が上がって来てるのをまじまじと感じました
それと、
感情が迸ったのか、
最初のサビの後のAメロ付近のあいさんのギターが痙攣してるかのような狂気があって痺れた
少し悲し気に歌うサビも、そして、最終的に「今夜しつこく踊ろう。」ってフレーズで終わるラストも
今の自分にはとっても響いてくれる素敵なうた...
でもありました。
「しつこい」っていうのは普段はネガティブな意味合いで使われる言葉ですけど、
「しつこく踊る」って表現すると報われない中でも楽しもうとする勇敢なフレーズに変わる、
っていう。
そういう部分にも日本語ロックの面白さを見い出しつつ、アンコールで披露された「アップルパイ」もまた
スカっぽい要素も含む哀愁ロックに仕上がってて最後の最後まで良い気分でこの日の夜は完結したのでした。
 正直、
この週は落ちてた時間が長かったので、
そういう意味でも日常に於ける気付きを貰えたのは(自分にとっては)大切な経験だった。
ありがとうございました!!!!
















しかし、
890円で25曲以上聴けたのは、
近年行ったライブの中でもコスパ最強クラスでしたね(笑
主催のハク。は3月末に下北沢Flowers Loftでワンマンライブを開催
関東でのワンマンは貴重なだけにこれは絶対見逃せないですね~
っていうか、既にチケット確保してるけど!
そちらもまた楽しみですし、
またこの3マン...又は
同世代のしのぎを削るバンド同士として熱い対バンが観たいところです。
これからの各バンドの動向やリリースもチェックしてゆきます♬