サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

きい「スカートの中の宇宙」 感想

2014-09-30 | 快楽天(きい)









きいさんの作品大好き過ぎてヤバいです(ちなみに快楽天本誌の感想も同時にUP)。











この漫画は前作「群青」ぶり、2カ月ぶりに載った新作な訳ですが
前作が割ときいさんの中でも新機軸というか切ない青春モノだったので
その反動・・・なのかどうかはファンとしての印象でしかないので分かりませんが
物凄くいじらしくて甘酸っぱい思春期モノに仕上がっております もっと詳しく言えば前々作「布団の中の宇宙」の続編的な作品でもありますね
 あの作品で密かに色気のあるおしりを披露していたかなちゃんの友人の一人である七園さんが主役の物語になっております
個人的にあの娘好きだったのでタイトルとキャラを観た瞬間ちょっと嬉しい気分になりました(笑

そもそも友人の性的なお話或いは体験を覗き見て自身もそういう事を意識してしまう~って方向性は私的にお気に入りなんです
凄く可愛げがある行為だと思ってますし傍から見てるといかにも思春期真っ盛りで微笑ましいですからね
あの友人の娘が主人公ってだけでそういう方向性になるのは即座に判断出来ましたし、
正に「俺得」な作品である事を冒頭からジャッジ出来た稀有な作品の一つでした。あと確かにスカートの中って宇宙ですよね。ホントにね!


また、七園さんは素材は抜群ですが物凄く垢抜けた美人って訳でもなく
どちらかと言えば“地味に可愛い子”って印象なのでそれもあってその題材がよりリアルに感じられるんですよね
確かに可愛いけど男をバンバン惹き付ける程派手ではない、ちょっとウブで割と普通っぽいけど、だからこそ身近な存在に感じられて
よりそのシチュエーションに興奮出来る隙間があるっていうか。美少女美少女し過ぎてないからこそ逆に有り体以上に可愛いって思える印象です。

こう、いかにも年頃の女の子!って感じの部屋とかちょっと幼さの残る下着とかスカートの丈の長さとか
そういう基本的なディティールが凄くしっかりしているので作中観に入り込みやすいですし
ウブで思春期真っ盛りな心情を描く作品に於いて完璧なディティールではないかと
「そういう事」に興味しんしんな七園さんが、
じっくりと色々想起しながら一人で至る一連のシーンは官能的であると同時に中々のリアリティも感じられてとみに素晴らしかったですね
こういうのは女流作家にしか描けない境地なんじゃないかなあ・・・とか個人的に感じてしまいました
また「布団の中の宇宙」で睨んだ通り(前身ブログでの感想)七園さんのおしりはとってもきれいで良かったです
本当自分の好みどストライクのヒロインだなあ、と(笑)。


一人で至ってるところを(結果的に)邪魔されご機嫌ななめの七園さんも子供らしいとこあって可愛かったな
前々作では割と茶化し要員的な意図が大きかったと思うのでこういう面を見られて新鮮でした
近所の男友達が自分の肉親のDVDを勝手に貸した~だとか、
細かい部分ですがそういうリアルっぽいバックボーンがまた読んでて気分が良いというか作中観にのめり込める要因だったりします
ちなみに棚にある雑誌名が「スプラッシュ」だったり「ひとみ」ってタイトルの本があったりそういう部分でもファンとしてニヤけてしまいましたね
いつか過去作のキャラ再び描いたり登場させて欲しいなあ、なんて。


その後は些細な事から二人で至る訳ですが
普段は地味カワでウブな七園さんが一気に「女の顔」を見せる一連のシーンは相当グッと来ましたね
なんかもう前々作で余裕ぶっこいて友人茶化しモードに入ってたとこから考えると信じられない純情さを披露されてました
きいさんは“普段は地味カワなあの娘”の“本当はすんごく可愛い「女の顔」”を引き出すのが最高に上手いですね
スカートの中で冒険する男の子と一気に感じざるを得ない女の子の図式もまた良かったです
また局部の描写が柔らかそうなのも実にイイですね。

そして、ちょっと涙目になって怒りながらコンドームを渡すカットはもうマーべラスとしか言い様がないです
本当に良い表情描きますねえこの方は
先ほどの一人で至っている一連のシーン含めて思春期の女の子の可愛さがめいっぱい詰まってますよ本作には。
髪がほどけて生まれたままの姿で涙目になりながら彼を受け止めているカットもまたヤバいですね
まな板で薄毛っていうのもまた初々しくていいんじゃないですかね

こんなにもディティールに凝ってて素朴さ、純朴さ重視の作風であるのに
こと行為のシーンに関しては実に濃厚に衝動重視で描かれる落差も相変わらず素晴らしかったです
ガンガン出し挿れしている時の迫力と躍動感に満ちた作画もまた魅力的でお世話になれるクオリティだったかと
それにしても七園ちゃん見れば見るほど魅力的な女性に見えてくるのが非常に堪らないですね
ここまで写実性に拘っている作家さんも珍しいので今後も大手を振って支持していきたいと思う
行為最後の愛液が滲み出ている一枚絵もまた生々しくて良かったですね
「・・・ッ(はあと)」っていう独特のイキ台詞もグッド。


オチの「何個入り買ってくるのかな?」って七園さんのドキドキしながら考えているカットもまた
さり気に彼女のむっつりさを表現していてニヤニヤ出来ました
凄く良い初体験だったんじゃないですかね
充足しつつあるその表情が彼女の気持ちを物語っていました。















なんかもー、ほんとに気持ちのいいぐらいウブでドキドキの思春期模様をどストレートに描いてくれてるので
読み手としてきいさんのファンとして夢中になって読んでしまった新作でしたよ。
やっぱ成年漫画はキャラのディティールとバックボーンが重要でそれをきっちり表現してくれる作家さんだと思いました。
手放しで最高です!



快楽天 2014年11月号 感想

2014-09-30 | 快楽天









今月号すごく良かったですね。表紙はLINDAさん。










◆ただれ縁/ひげなむち

うわ~こういうテーマ個人的にものすごく好きです
腐れ縁の悪友達がいつまでもモラトリアムから抜け出せず爛れた性生活を送る漫画
男2人に女1人の関係性なんですが男も女も適当にダラダラ行為を重ねているように見えて
その実根底にちょっとした愛だったり絆的なものが漂ってる“風”なのが実に良かったと思います
漂ってるんじゃなくてあくまで漂ってる風なのがひげなむちさんの作風らしいですし、そこはかとないカタルシスがあったかなと

またハルのあんまり手入れされてない風のだらしない格好とだからこそ余計に官能的に映る乳が良かったです
こういう色々無頓着なキャラの無防備な体って通常以上に助平に見えてくるから不思議なものですね
なんだかギリギリの綱渡りみたいな行為描写(具体的に書くとゴムもつけずに適当にダラダラとやってる姿)のドキドキ感も含めて素敵な作品でした
・・・でもこういう関係も実際楽しそうですよね(オイ)。

学生時代のハルも可愛いなあ。男二人のキャラもいいですね。きっと何だかんだ仲良しな人生を送りそう。



◆かくれんぼしよっ!/いーむす・アキ

いーむす・アキさんはたまにどストライクの少女キャラを描いてくるから堪らないですね
そこはかとない背徳感に田舎の垢抜けてない少女の無垢な可愛さ・・・
そして、だからこそ強く感じられる色気の表現。
思わず唸ってしまうレベルの作品でした
可愛すぎです!

またひっそりと少女と・・・っていうシチュが興奮を煽ってくれます。う~んクオリティ高いなあ。




◆愛ゆえに/宵野コタロー

これは、たっぷりとお世話になれる仕上がりですね
体操の衣装の性的さっぷりに加えて生徒を次々と手籠めにしていく展開が男性自身的にグッと来ます
朝、他の生徒が来る前にねっとりと密室でやっていた琴葉との情事も良かったですけど
その後ひまりから告白されてそのまんま行為に流れ込んだ挙句再び琴葉とも情事を繰り返す節操の無さが成年漫画的に素晴らしかったです
先生の都合の良い台詞回しも面白かったですしある意味本気でみんなを愛したいんだな、って気持ちが腰使いと共に伝わって来ました
にしてもひまりのムッチムチの体操服姿、そして柔らかそうで形も抜群なおっぱいはとみに素晴らしかったですね
先に琴葉相手に性行為をかましてた描写があったからこそドライブ感に近い興奮があったのかと
しかもまた最後に琴葉と再行為って流れも燃えましたし構成力でもってお世話になりたいレベルのクオリティに仕上げている力作ですね。
潮吹き描写の官能や複数の女性と“生で”行為をするっていうドキドキ感もまた良かったかなあ、と。
是非続編で3Pやって欲しいです(笑

二人の性格も良い具合にニヤニヤ出来るものだったのが尚良かったですね。ツンツン&純情っ娘!



◆同窓会/ニイマルユウ

いやこれは切なすぎでしょ。
読み終わってから思わず泣きそうになっちゃったんだけど
多分のん的には初恋の決着を付けるつもりで臨んだだけなんでしょうね
最後の彼女の表情を見せない演出とカードに書かれたメッセージがまたいいですね
恐らくその後泣いたんじゃないかと思うけど・・・
深いなあ。
色々考えちゃうな。
こういうただ単に「正しい」だけじゃない複雑で切実な心境を描けるのが成年漫画の強みだなあ、と再認識。

それにしてものんちゃんはぱっと見、物凄い清楚な出で立ちなのにも関わらず体の方は相当グッと来る艶っぽさを含んでますね
シャツに下着~っていう最高の組み合わせも実に良かったですし、
こういう大人しめで清楚な子が色々助平なボディにアプローチというギャップにめっちゃ燃えます
その上ドキドキのシチュって事もあって正直何度もお世話になりたくなるレベルの行為シーンのクオリティでありました
今ではもう通じ合ってない初恋の相手と涙目で体を重ねながら艶っ気たっぷりのボディで情事に心酔している
そういう切なくもあり、だけど官能的でもあるっていうバランス感覚が秀逸な傑作でした。大好きです。




◆スカートの中の宇宙/きい
 
個別で感想書きました。こちら



◆正妻系義妹/みちきんぐ

この妹かわえええ(笑
なんていうか、余裕ぶっこいてるように見えて実はグラつきやすいバランスが良かったです
あの勘違いの仕方は「姉ログ」のモヤ姉にも負けないレベルの妄想癖具合ですね
最終的に純愛として終わってたのが予想外でとても楽しかったです
まあこんなに可愛い妹がいちゃあねえ。

行為の方は、妹の下着でしごくとか中々刺激的で扇情的でよろしかったです
何気に兄の方の反応も動揺し過ぎで面白いんだよなあ(笑
過去作の紫音さんといいみちきんぐさんの丁寧語キャラって本当にイイですね。「××でごめんなひゃいっ」の由々乃も可愛かったし。



◆ハロウィンの夜に/ぴかお

普段猫耳とか別段興味があるわけじゃないんですが
この娘、絢芽さんの猫耳は本当に似合ってて素晴らしいです
っていうか本当に似合うようなキャラデザに仕上げて来てるのがイイですね
すっごく大人しそうで性的な事苦手そうな絢芽さんの大胆で頑張っちゃってるアプローチの数々が大変よろしかったです
またコスプレパーティの衣装が官能的でありつつ可愛らしさも随所に残っててバランスがいいんですよね
あどけない表情の可愛さ、口元のキュートさにドキドキが伝わって来る作劇と今回もまたすっごく良い作品だったかと

そして相変わらず太めな眉毛が素晴らしいです。オチのちょっと引いてる陸も面白い(笑 



◆待ち人/locon

ああああこれまた切ないよ・・・
凄く余韻たっぷりで胸締め付けられる仕上がりだったんですが
壮太を選んであげてよ!って内心思いつつ結局現状維持で終わるのがまたその切なさを煽ってて実にニクいです
また過去の楽しかった恋慕の記憶のカットを挿入してくるセンスも堪らないものがありますね
いつか本当の意味で結ばれて欲しい、と願わずにはいられない作品でした
男泣きって素敵ですよね。

















今月号はとみに素敵な一冊でした(毎号面白いけどね)
充足感が半端なかったですね 
ちなみに前号の予告のメンツが全員落とさずに集まった貴重な号でもありました
いつも素敵な原稿お疲れ様です。 次号もmoggさんいぬぶろさん参加って事で楽しみです
いぬぶろさんは今月もカラーイラストで参加されてましたが。秋の夜長もこの一冊で乗り切れますね。



ランクヘッド『10NK YOU ALL LUNKHEADS!!!!!!!!!!』@千葉LOOK 14.9.27

2014-09-28 | LIVE












昨日はランクヘッドのワンマンライブを観て来ました。









メジャーデビュー10周年を迎えたランクヘッドの久々の全国ツアーの初日、
私の地元は千葉で観て来たんですが、なんか、思った以上にもらったものが大きかったというか
はっきり言って完全燃焼出来ちゃった感覚もあったりしてやっぱりLOOKで観るランクヘッドはイイな、と
単純に思ったのと
日々生きる上でモヤモヤする事が多いので
その点でもすっごく支えの一部になってくれたライブだったなあ・・・と振り返って思いました
セットリストも面白く本当にランクヘッドって良い曲が多いんだよな、って純粋に感じられたのも嬉しかったですね。

非常に良いツアー初日だったので、ランクヘッドの大ファンって方は是非是非ってところですかね。
毎回観る度に山下壮さんの存在感が増してる、より職人的なギターを披露するようになられてるなあって思います
この日もキメキメのリフや圧巻のギターソロなど本当に格好良かったですよ山下さん。

尚、セトリはネタばれするので注意。












この日はソールドアウト、
っていうか千葉は毎回ソールドアウトになってて
千葉に於けるランクヘッドの人気は相当高い事が伺えます
この日もまた千葉では恒例の「おかんがおにぎり作ってくれた」話を披露されててお馴染み感がありましたね(笑

一曲目から「白い声」という往年のファンには堪らない選曲
聴いてると情景が浮かんでくる歌詞も相俟って初っ端から感情移入してました
その次に攻め入るように不穏で格好良いリフを撒き散らした「閃光」の迫力
この曲は生で聴くとより山下さんのギターの凄みが体感出来て素晴らしいですね
美しいリフを鳴らした「前進/僕/戦場へ」などがむしゃら感漂う序盤で中々に気分良かったです。


個人的に凄く良かったと思えた「トライデント」、
どうしようもないぜ悔んだって という歌詞は最近悔む事が多かったので
忘れてしまいたい、と思う事が多かったので何かと励みのように自分に作用してくれました
改めてとても良い曲だなあ、と
「インディゴ」「ハイライト」とひとしきり盛り上げた後
(ちなみに「ハイライト」も不安定な心に火を灯すようなとても頼りになる曲。信じたい気持ちを支えてくれた)
「闇を暴け」で剥き出しの闘争感を爆発させたパートが物凄く圧巻で場の盛り上がりも最高潮でした
生命を焼き尽くすかのような、大げさに言えばそんな感じの“必死”に徹した演奏がとても格好良かったですね。
この曲は音源でもそうですがギターロックとは思えないくらいのハードコア感があります。

そして、その盛り上がりから一転して「ヘブンズドア」だったんですが
この曲がとみに素晴らしくて思わず溜め息をつきたくなる程の完成度でした
完全に音源以上の作中観を紡げてた上に演奏も非常に瑞々しくて相当グッと来ましたね
山下壮渾身のギターソロも感動しましたし中盤のクライマックスと形容してもいいくらいの出来栄えでしたね

またその次が「密室」っていうのが堪らなかったですね
塞ぎ込んだ寂しさが拡がっていくような曲で正直嬉しかったです
続けて同アルバムから「風の作り方を知ってるか」、まるで怒号のようなボーカルが鳴り響きつつ
理屈じゃない衝動感と躍動をまじまじと味わえてこの曲もまた最高でした
私的に疑いたい事が多過ぎるのではっきりと「疑え」と口に出して歌ってくれた事が物凄く嬉しかったし気持ち助けられました。
一心不乱に演奏するメンバーの熱さもとても良かったですね 初日はどのバンドも粗い~って言ってましたけど十分過ぎるクオリティですよ(笑
いいもんみせてもらいました。


確かにそこで息をしていた~と歌う方向性が沁みた「プルケリマ」に
情感漂う「教室」とこれまた堪らない流れが来て心証も良かったです
やっぱ「教室」のメロディはいいなあ、と

「幻灯」で中盤のクライマックス感を演出しつつ聴き手に過去を回帰させつつ、
普段あまり演らない曲をせっかくだからやろう、と、だからスリリングで緊張した~という旨のMCを挟んで
本編最後の爆発ゾーンをこの日も堂々と駆け抜けました。


「スターマイン」は流石の盛り上がりっぷりで正直この夏出たばっかの新曲とは思えない定着っぷり(笑
音源同様キレッキレのギターリフと切なさも漂う歌詞の応酬がとても良かったんですが
それ以上に観客のノリノリっぷりが気持ちの盛り上がりを後押ししてくれました
「今だけは誰もが許されて~」っていうのはある種観客の気持ちを代弁してる節もあるのかもしれない。単なる想像だけど。

「果てしなく白に近づきたい青」も感情剥き出しで良かったですし
「シンドローム」も盤石のテンションでこちらの気持ちを大いにアゲてくれたんですが
このパートのハイライトは「アルピニスタ」だったと思う。

兎にも角にもコール&レスポンスの部分(“お~お~”のとこ)が相当熱くて、めちゃめちゃ熱くて
歌うというより叫ぶ感じの流れにもなってたので自分も叫びながら、けどなんだか泣きそうになってしまってました
その時日々の悔しいなあ、伝わらないなあって想いを爆発させながら他の観客と一緒に叫んでたので、
それでもどうにか足掻きたいって想いを浮かべながら叫び歌ってたので
それもあって余計に・・・ね。
というかこの曲の構成って実にがむしゃら感溢れる楽曲を生みだして来たランクヘッドそのものだなあ、と
実に感慨深く思いながら聴いてたりコールに対してレスポンスしてたりしたのでした
正直この曲のみんなで足掻くようなテンション大好きだなって思います。
この日の光景もまた忘れられないでしょうね。はっきり言って、実直に感動しました。しかもこの曲最新作の曲ですからね。流石ですよ。

本編最後が「すべて」っていうのも流れを汲んでて最高でした。今の男気溢れる小高さんが歌うとハマるなあ。


アンコールでは「救われていい」と歌うライブ会場限定の新曲「シンフォ二ア」、
これがまた良い曲で得したなあ、って気分になりつつ
千葉では恒例の「山下壮のテーマ」、こういう会場ならではの恒例曲があるのはいいですよね
客側にダイブしつつ、ダイブしながら携帯で写真を撮っていた山下&小高コンビが面白かったです(笑


ダブルアンコールは、前回がこれで終わりでしたし客電も点きSEも鳴ってたのでなさそうだな、と思いつつ拍手を続けてたんですが
まさかの敢行(!)にビックリしました
完全に終わるようなムードになってましたからね
客側から「ありがと~」の声がいくつも出て温かい気分になりつつ
最後の最後は「生きているから」。

この曲がまた良くて予定になかった割には歌詞がしっかりと耳に入って来る程気持ち良く歌ってくれてました
聴いてて握り拳を作りたくなるようなこの曲が私は大好きで10周年記念ツアーの千葉公演がこの曲ラストで本当に良かったなと
心からそう感じつつ会場を後にしたのでした。地元千葉で素敵な光景を見せてくれて、本当にありがとうございました!














1.白い声
2.閃光
3.前進/僕/戦場へ
4.トライデント
5.インディゴ
6.ハイライト
7.闇を暴け
8.ヘブンズドア
9.密室
10.風の作り方を知ってるか
11.プルケリマ
12.教室
13.幻灯
14.スターマイン
15.果てしなく白に近づきたい青
16.シンドローム
17.アルピニスタ
18.すべて

アンコール
19.シンフォ二ア
20.山下壮のテーマ

ダブルアンコール
21.生きているから










なんというか、
毎日生きてて凄く燻ってたりするので
煮え切らなかったりもするので、でもこの日のライブを体験して
ちょっと「信じ抜く力」が鍛えられた感じがします。

そういうライブをしてくれるバンドなんだと、改めて感じさせてくれました。
ハイライトは「アルピニスタ」と「生きているから」。



ヤングジャンプ 2014年43号 感想(ボクガール36話ほか)

2014-09-27 | ヤングジャンプ感想












「さいぷ~」が最終回。このところ円満終了が多いですね。











☆リクドウ 第22話「殴り返せる」

リクの場合は、強さに憧れを持った訳でも優越感に浸ってほくそ笑むのが好きな訳でもなく
本当にただただ「生き抜く為」にボクシングをやってる訳ですからその部分で絶対に差は出てきますよね
そこを持ってしても埋められない差のある相手にリクがどう対応していくのか・・・も楽しみですが
今まで「天才」として生きて来た何一つの苦労も知らない三瀬早くんの今後の扱いや生き様にも注目しています
ボコボコにされた挙句失禁までしてしまった彼の試合の最後は惨め、って言うかそれ以上に“無様”でしたけど
そうやって相手を立ち上がれないくらい打ちのめす、惨めさや無様な印象を植え付けることこそ「勝つ」って事の本質なんですよね
病的なまでにストイックであるリクも勝った事は勝ったもののこれが中毒的にならぬよう苗代ちゃんの存在もきっと必要なんじゃないか、と思います。

リクも本来であればもっと優しくされたかった、家庭的な経験をしたかった~という未練も少しはあるんじゃないかなと
「殴り返せるよ」の部分を読んでいて個人的に何となく思いました
「殴り返せる」っていうのはある意味切なくもある気持ちですが・・・
ただ、その分成長出来たっていうのは確かな事実として今そこにあるのも疑いようもないですね。
哀しい運命を背負っていた少年がちょっとだけ報われる瞬間を拝めて今週も凄く良かったです。
リクが全然嬉しそうな顔をしなかったのがとてもリクらしい、とも。



☆ボクガール 第36話「ボクのジ・エンド」

変態かそうじゃないかって問われたら間違いなく変態の類だろうけども(笑
あんなにもストレートに言われたらキツイよねえ
でもそんな藤原さんも可愛かったけどね
ちょっとドキドキしながら言ってる感じが(笑

ただ本人もそう言ってしまった事を気にしてるみたいでその辺は実に藤原さんらしくて良かったです
今からドラマチックな展開も期待してたりしますがそろそろ女バレが来そうな気もするなあ
もじもじしながら胸の内を頑張って話す藤原さんがキュートな回でしたけど、
その一方で二人の現場をデートだと勘違いしそうな瑞樹もいて・・・
益々愉快な事態になりそうでこの先が楽しみです

瑞樹も可愛かったんですけど、それ以上にもじもじ君状態になってる藤原さんのが可愛かったという珍しい回でした。
上手い具合に仲直りして欲しいですが、果たして・・・?













◆干物妹!うまるちゃん

うまる、何気に良い子だなあ(笑
自分もこういう事あったけど普通に寝てたよ・・・。
凄く子供らしい微笑ましい話でほんわかした気分になれました。



◆ゴールデンカムイ

愛する女の為~とはこういう事だったのか
なんだか読んでて切なくなるお話でしたけど、
杉元の達観したような表情もまた印象的だったなと
あれもある種男らしい表情ですよね。きっと。



◆もぐささん

意外と脈あるかもしれないなあ・・・
にしても焼き魚のあのネタはちょっとソーマっぽい(笑
妹のうみちゃんも可愛くて尚且つノスタルジーを感じるような子ですね
ストレッチとかいぶくろとかちょこちょこニヤニヤ出来るネタがあったのも良かった
いよいよ何かが動きだしそうな予感。



◆思春期サァカス

部長が意外と可愛かった
やっぱり弱点がある方がキャラは可愛くなりますよね
真珠の場合は弱点だらけですけどね(笑
色々といじける真珠が中々キュートで面白かったです。













さいぷ~は、結局ああいうオチだったけどあれはあれで良かったんじゃないかと
新連載は様子見ですが結構納得出来る部分も多かった気はする。神様~の下りとかね。



咲-Saki- 13巻/小林立

2014-09-25 | 単行本感想










表紙の部長がめちゃくちゃ可愛いなあ。












凄く読んでてスカッとする内容でしたね
清澄の竹井久部長は以前緊張っていうかプレッシャーっていうか、その所為で卓上で混乱した事があった訳なんですけど
その時とはまるで違う、腹を括って本来の「竹井久らしい」プレイで勇猛果敢に攻め切って結果を手にする―
という真逆の内容でその時からの成長を大いに感じ取れた、と同時に
主将としてのプライド、
「みんな」の想いを引き受けて戦う頼もしさみたいなものも感じられて
見事に部長として牽引役としての役割を果たしてくれた読んでいて気持ちの良い13巻に仕上がってました
そういう中で強豪相手にワクワクしながら失敗を恐れず彼女らしいスタイルで全力でぶつかっていく若さと勢いもあって
本当の意味で竹井久部長が一皮剥けた、と言える内容になっていますのでこのタイミングで彼女が表紙になるのも納得も納得ですね
これまでこの作品を、竹井久というキャラを追い続けた身としてちょっと感慨深くなるような一冊でした
だから、この先の部長の戦いが更に楽しみになるような新刊、とも言えると思います
この巻を読み終えた後改めて表紙を眺めてると、
なんか本当に「何か」から解放された感触もあって実に素敵だなと
恐れもせず勇み足も踏まず、きちんと部長として方々の想いを携えきちんと戦い抜いた部長は格好良かったですね
兎角そんな久さん及び清澄サイドの堂々とした反撃が中心に繰り広げられてるので往年のファン的にもカタルシス大きいと思います
その中で通用せず終始劣勢だった敗者が浮かびあがったり割と勝ちと敗けがはっきりしてたのも面白かった要因かと。

竹井久さんが思い切り奮闘した分、
その一方で有珠山高校の揺杏さんは唯一見せ場なく最後まで劣勢のまま中堅戦を終えてしまいました
普段は能天気で食わせ者的な態度なのにさり気なく裏で涙しちゃう脆さが実に良かったですね
そういう久さんと揺杏の対比みたいな、勝負を楽しみ切った者と勝負を全く楽しめなかった者との違い、その確かな差異を描いているので
「勝負の厳しさ」的なエッセンスも十分に感じ取れたのも面白かったです
そんな有珠山高校は最後に過去エピソードを使ってきちんと掘り下げもされていて
ここからの後半戦に向けてもうひとつ見せ場やドラマを作ってくれそうな雰囲気も良かったですね
この巻だけで見れば正直単なる噛ませ校的な印象は拭えないんですが、その構成によって「このままじゃ終わらないんじゃないか」的な
そういう予兆を読者に抱かせるあたりがこの漫画の丁寧な部分であり上手い部分だとも思います
「咲」は大勢のキャラが大挙する漫画ではありますが、
その分きちんと気を遣ってる漫画でもあるよなあ、と13巻を読んで改めて感じました
部長の想いをそのまま卓上に乗せられるか清澄、そして有珠山は一矢報いる事が出来るのか、強豪の姫松と臨海女子はどう迎え撃つのか・・・
更に先の複線や因縁を匂わせている本作ではありますが、きちんと次の巻も楽しみになれる構成を貫いてるのもまた見事だと思えた新刊でした。


そういう気の遣い方は過去キャラにも通じていて
もう13巻ですが未だに初期の・・・長野県大会のキャラがちょくちょく出てきたり
彼女らの想いを背負って戦っていると示唆するようなカットがあったり
又は前回戦った高校の面々もきちんと出番があったりですね
大挙してる割にはキャラの扱いがやっぱ丁寧でそういう細かい部分でもきちんと楽しめる新刊にもなっているかなあ、と
現役の姫松高校のやりとりは勿論愉快な解説の方々、更に巨大化している漫ちゃんとモモの胸ネタなど(笑
「熱さ」以外の部分でもちょこちょこ摘まみながらクスクス楽しめる塩梅も良かったと思います
前述の存在感増し過ぎ!な漫ちゃんとモモのおっぱいは最早眼福レベルですね
モモはよく「おっぱいさん」なんて他人に言えたものだな、と
自身が既に「おっぱいさん」になってますね今や(笑
そういう部分も勿論(?)注目すべきだと思います 少年漫画的テンションやドラマ性の裏でね。

んで、そういう賑やかな仕上がりになってると同時に今後の強敵で咲の実姉である照もちょっと出ます
色々と意味深な立ち振る舞いだったりもするんですが、こういうのを見せられると今後の戦いも実に楽しみになってきますね
密かに水面下で因縁的なものが明かされそうな気配なんかもあったりしてその意味でもまだまだこれからワクワクが待ってそうで期待大です

主人公サイドの躍進、成長を描きつつ相手側のドラマも掘り下げ
過去キャラもきちんと登場させ今後の因縁や複線にも着手・・・と相当バランスの良い巻だったんじゃないでしょうか
個人的には読んでいて終始気持ちが良くまた色々賑やかで面白味も十分に感じ取る事の出来た新刊でした。
そして、やっぱり竹井久部長が格好良かった!













しかし揺杏の涙を正面からのアングルで見せなかった演出も良かったですね(ああいう演出大好き)
それまでの彼女の態度の積み重ねがあるからこそあのシーンは読んでてちょっと切なかったですね。
そんな彼女の有珠山高校の「今後」にも期待。

あとモモの胸は今後どこまで大きくなるんでしょうね(笑)。いいなあ。




syrup16g Hurt リリース記念ツアー『再発』@東京国際フォーラム ホールA 14.9.22

2014-09-23 | LIVE










シロップ16gの、本当に久々の東京でのワンマンを観て来ました。











まあ去年の「生還」自体ある意味シロップのワンマンではあったんですが名義的に完全でなかった、という事で
東京でやるのは実に2008年の武道館以来。その時も私は生で観られたんですけど
なんだか不思議な気分っちゅうか、
半分夢見心地というか・・・今となってはあれは確かに現実なんだなと振り返る事が出来ますが
当日は本音を語ればそういう感じだったというか、ないはずのものが今ここにある感覚?それを味わってたような気がします。
つまりはその夢見心地な気分だけで凄く嬉しくて楽しくて、無条件に聴き惚れてしまう公演だったということです。

もうひとつ、この日の五十嵐さんはとても「楽しそう」でした。
間近で観てた訳じゃないので細かい表情等は分かりませんがそういう雰囲気は大いに伝わって来て
精力溢れるライブパフォーマンスに連られてこちらまでエネルギーをもらったり笑顔でいられるような・・・
そんなワンマンライブだったなあ、と振り返ってしみじみ思いました
とにかく、“掛け値なしに楽しかった”っていうのが正直なところですかね
新曲群も想像以上に生で聴いてもすっごく良くて旧曲群の印象に負けてなかったのが何気に誇らしかったですね。

色々な想いや感情を引き連れつつ、また新しく始まったんだな、と深々と思わせる一夜でした。










私、東京国際フォーラムには初めて行ったんですけど
駅から近いわデカいわキレイだわ近代的だわ夜景が凄いわ移動もしやすいわ音も良いわで
初見であったのに正直一発でこの会場を大好きになってしまいました
キャパは5000人くらいだと思うんですが、その割に帰りもそこまで込み合わず帰れたのは凄いの一言ですね(色々広々としてるので)
席は限りなく、っていうかほぼ末席付近でしたがそれでも大満足出来たのは収穫でした。当然ライブのクオリティあって、ですが。

即日ソールドアウトだったので末席までビッシリお客さんで埋め尽くされる中、「Share the light」でライブはスタート。


中畑さんの勇ましいドラミングが響く中音源と同様に不穏でソリッドな演奏でもって一気に聴き手を引き込んでいく
その調子で人気曲「神のカルマ」を演奏して早々と往年のファンを喜ばせるシロップの面々

アルバムでも人気が高い(と思われる)「Stop Brain」はやっぱりキタダさんの哀愁に満ちたベースラインが最高でした
「君とおんなじように生きてみたいけど 君とおんなじように生きてくのは とても大変で」のあたりが個人的に沁みました
 お客さんのテンションを徐々に上げていく中こちらも新譜から「ゆびきりをしたのは」、
この曲は音源以上に歌声に悲しみが宿っているように感じられて聴いてて涙が出そうになりました
「何でもないことが出来ない 当たり前のことが出来ないんだよ」っていう大好きなフレーズも手伝って相当揺さぶられてました
そんな哀愁を拡げるように「君待ち」、これまた大好きな一曲なのでこういう会場で聴けるのは贅沢だなあ、と
演奏もホントよくてあの頃の作中観を完璧に再現されてたのが素晴らしかったです。

アンサンブルが非常にイキイキしてた印象の「生活」はちょこちょこ原曲と歌い回しも変えててその意味でも楽しかった
この曲は一発で雰囲気を変える力を持ってますし歌詞のインパクトやメロディを含めて本当に名曲だと改めて。 声の伸びも良かったです
 で、次の「哀しきShoegaze」はやたら楽しかったですね(笑
イントロの盛り上がりは勿論ちょっとパーティみたいなノリが心地良くてこの日唯一派手なイメージ。この曲が更に好きになりました。
それが証拠に帰ってから何気にリピート率が高かったです
「刹那い」ってフレーズが好きなんですよね。
 新譜からのリード曲「生きているよりマシさ」も惜しみなく投入して相当気分的にアガりました
生で「生きているよりマシさ 死んでいるほうがマシさ」って歌われると色々と感じるものも強いですね。
特に聴きたかった曲の一つだったので演奏するのはある種当然、と思いつつも個人的に嬉しかった。すごく沁みた。


これも聴いてる最中に泣きそうになった「ex.人間」
美味しいお蕎麦屋さん~の部分が特に大きく感傷に作用して嗚咽しそうなくらい感情を揺さぶられました
メロディもちょこちょこ原曲と変えていてみずみずしい演奏も相俟って一つのハイライトだったんじゃないかと
凄く美しいものを観たような感覚でした。

音源よりも性急に、ストレートに歌われた「ニセモノ」の圧倒的格好良さ、演奏も迫力もキレッキレでインパクト大でした
ベタな書き方で申し訳ないのですが五十嵐隆自身の魂が伝わって来た気がしました。
そしてこれまた名曲「ハピネス」ではアコギの音色がとにかく流麗で心地良くて歌もしなやかでこれまたこの日のベストテイクの一つだったのでは、と
やっぱり国際フォーラムって音良いですよ。

実は新譜からの曲ではこの曲が一番演奏クオリティ高かったんじゃないか、って思う「理想的なスピードで」
音の良さも手伝ってアンニュイでナーバスな雰囲気がしっかりと過不足なくこちらに伝わって来たのに大いにカタルシスを受けました
歌も相当良かったですし緑のライトがぐるぐる観客を照らす演出も冴えてて個人的に出色の出来だったかなあ、と
何よりもすごく「キレイ」でしたね。色々と、切ない感情の表現も含めて。 最初弾き語り風で始めたのも良かったなあ。

生命のエネルギーが躍動感と共に拡がっていた「宇宙遊泳」、
この曲も本当に最高でこの時点で楽しさ度はクライマックス級でした
妙に明るいテンションが逆に胸を締め付けられる印象で堪らなかったですね・・・。
ああこの曲も生で聴けて良かったなあ。


凄まじいドライブ感と鬼のようなドラミングで転がし続けた鉄板の「落堕」、
出だしの時点で大盛り上がりで、ノンストップで駆け抜ける滾り切った演奏にはかなりの「現役感」を内包されてました
多分この曲の時は脳から快楽物質がドバドバ出てたんじゃないか、と思う(笑)。
これからのライブでも演奏すると思うので是非生で触れて観て欲しい一曲。

ソリッドに決めた「リアル」は正にヘドバン推奨な勢いで実際にヘドバンは抑えられませんでした
バンド演奏の気持ち良さ、旨味がたっぷり出し切られたところで最高のテンションで本編は終了
いやもう夢見心地な上に現実の演奏自体が凄く良くて終始堪らなかったです。心から楽しかった!


アンコールでは丁寧に「イカれたHOLIDAYS」を演奏して聴き手をしみじみとさせると
続く「希望」でそのテンションを更に拡げて情感的なステージングでもって魅せていました
一言一言が沁みていく感覚がとても心に残りましたね
あと音もキレイでした

「あんまり好きじゃない曲をやります。」と前置きして観客席からドッと笑いが零れていた「旅立ちの歌」
ほっこりしつつも歌詞がちゃんと伝わって来る塩梅が実に素敵でした 正直やるとは思ってなかったので私的には不意打ちでした(笑
うん、この曲めっちゃ好きですよ。


「久しぶりなので、41歳なんですけどはしゃいでいいですか」というMCなんかをしつつダブルアンコールも敢行
「パープルムカデ」「coup d'Etat~空をなくす」という盤石も盤石の構成で鬼のような格好良さを観客に刻みつけてライブは終了
バッキバキの演奏でシビアに振り切った「パープルムカデ」の冷徹な凄みだったり
「邪魔するな その目に釘を刺す」とアドリブ的な歌詞も飛び出した「空をなくす」の殺意の表現は相当キマってたと思います
最後の決めもバッチリで歌詞的には充足してないのにはっきりとした充足感の中で帰路に着きました。
ほんと、ありがとう、シロップ16g。












1.Share the light
2.神のカルマ
3.Stop Brain
4.ゆびきりをしたのは
5.君待ち
6.生活
7.哀しきShoegaze
8.生きているよりマシさ
9.ex.人間
10.ニセモノ
11.ハピネス
12.理想的なスピードで
13.宇宙遊泳
14.落堕
15.リアル

アンコール
16.イカれたHOLIDAYS
17.希望
18.旅立ちの歌

ダブルアンコール
19.パープルムカデ
20.coup d'Etat~空をなくす










割とほぼ全アルバムからまんべんなくやってくれた感じで大満足のワンマンでした
加えて新譜からは9曲、全曲ではなかったんですがこれはこれでバランス的に最良だったかと思います
旧譜の楽曲が素晴らしかったのは当然なんですが新譜の曲もホント楽しくて全体的な仕上がりの良さを感じました
演奏も言葉も両方ともイキイキしてる印象でまだまだ五十嵐隆及びシロップ16gが(ある意味)これからのバンドである事を示唆させた一夜
純粋に行けて幸せだった、というのもありましたがそれ以上にただただ「楽しかった」、その感情に尽きる公演でした。
ハイライトは「ex.人間」「理想的なスピードで」「宇宙遊泳」「リアル」「パープルムカデ」辺りで。
でもほぼほぼ気持ち良かったな!

また、ワンマン観たいですね。観れたらいいな。
でも取り敢えずはこの日もらった感情を携えていきます。
重ね重ね本当にありがとう。



marble「smile and breath vol.1」@仙川KICK BACK CAFE 14.9.20

2014-09-22 | LIVE








一昨日、marble主催のライブイベントに行って来ました。









この会場に関しては前に一度公演を行ってたのは知ってましたがその時は都合上行けなかったので今回が初訪問。
正直「仙川ってどこだろう」って最初思いましたが東京は調布市にある会場なんですね
外観についてはとてもライブハウスでもあるとは思えなかったけど(笑
でも中に入ればこっちが声を掛ける前から水の有無に気付いてその度に運んでくれる親切さが実に良かったです
こういうオシャレな喫茶店でやるのが似合うユニットでもあるとも思いますからね
ライブハウス、ホールで思いっきりロックモードを観るのもイイですが。

ゲスト陣もホント良くて中々にお得な一夜でした。
素敵な夜を、どうもありがとう。











magcafe at garden

観るの久々でした
そういえば代官山の晴れ豆公演を観に行った時にkiroさんと一緒に「チェリー」歌ってたのを思い出した
凄く繊細な声で繊細な感情を紡がれるような方なんですが、菊池さんが参加している「3分間のHELLO」が一番良かったです
この曲はいつかも聴きましたが本当に囁くような歌い方に似合うテーマと雰囲気のあるギターが気持ち良くこの日もまた素晴らしい出来でした
スイーツの歌も面白かったしいいライブ観れましたね。






アツミサオリ

個人的イメージですごく物静かな人というイメージでしたが
MCでバンバン笑い取ってて、しかもホントに笑えるのが実に最高でしたね(笑)。
思ってたよりも全然フランクで、でも時折自虐ネタを話したりなんかする面白い方でした

一曲目が「あい」だったんですがこれがめちゃくちゃ懐かしかったですね
歌いだしの瞬間に「あ、これ知ってるやつだ」とはっきり感じたので掴みが非常に抜群でした
その後も「メタメリズム」「夢色の恋」と代表曲を連発されてたので初見の方にも相当入りやすかったかと
多分結構な割合の方が大体聴いたことある、って思ってたのでは。

だからその後の楽曲もそれらの延長線上で楽しく聴けましたし、
フランクなMCも含めてちょっと上手過ぎるライブ構成でしたね
非常にステージ慣れされてるんじゃ、と初見ですが思ってしまいました。とても良かった!
生歌の方は音源以上にキレイでした。






marble

1.nora
2.新曲
3.さかさ時計
4.君とうたう。
5.初恋limited
6.白と黒(新曲)
(magcafe at garden、アツミサオリ両者を加えて)
7.僕だけの空
8.ともだち

アンコール
9.芽生えドライブ


喫茶店でのライブだからなのか、ライブハウスでは考えられないくらいの転換スピードでした
終わったらすぐ次の演者が即座に準備して即座に歌いだす理想的なスピード
素晴らしかったです。

久々の「nora」、相変わらず沁みる歌声が良かった
シフォンケーキを食べてるお客さんがいたので間奏時にmiccoさん「シフォンケーキ!」と言ってたのが面白かった(笑
2曲目の新曲はタイトルちょいうろ覚えですが「サイダー水に浮かんで消えた」って曲でこれがまためっちゃシックで良い曲でしたね
こういう雰囲気のある曲はmarbleホントにイイですね
情景中心の詞も良かった

ちょっと(演奏的に)アップモードに入った「さかさ時計」
そしてこの日の為にハンドマイクを用意しパンパンの喫茶店内を歌い回った「君とうたう。」はやっぱり何度聴いても心地良い一体感があります
この時久々にマイクを向けられたので自分なりに一生懸命歌った(笑
歌詞が永遠じゃなくて一瞬、なのが凄くmiccoさんっぽいですね
そんなmiccoさんが実に楽しそうに歌ってる姿はやっぱり素敵だと思いました。
今や「客席に突入パート」はmarbleライブに於いて一種の起爆剤と化していますね。
それがまた面白いです。


「初恋limited」、抜けの良い歌声とコーラスワークが最高でした
確かに菊池さんのコーラスが年々磨きが掛ってる気はビンビンしています
そしてそんな二人の声が重なる瞬間が何よりカタルシス満点ですね
この曲は割とライブでも演奏してくれるので是非生で聴いて欲しい一曲
歌詞がグイグイ身に迫って来る感じが好きです。“何処に来たか?教えて欲しい?”

次の既に一度聴いている新曲「白と黒」もその延長線上でサビ後のメロディのハモりが最高でした
MCでは菊池さんが「適当な仲良し感出すのやめて(笑)」とか言ってましたけど息ピッタリでしたね~
凄く二人のベクトルが同じ方向を示している気が個人的にしました
やっぱり早く音源で聴きたくなりましたね。


ゲスト二組を迎えてこの日の為に共作した新曲「僕だけの空」とそのカップリング「ともだち」を披露
どっちとも菊池さんのギターの音色がみずみずしくてとても良い気分に浸れました
代わる代わる変わるボーカルの妙もまた面白かったですね
miccoさんも伸び伸びと歌われてるように感じました。あと並んでみると背丈が全然違ってたのもある意味印象的でした(笑)。

来月に行われる菊池さんのソロライブ兼バースデイライブの告知もされてました
「marbleのファンとして来たら痛い目に合う」
「口パクです」
(踊ったりするの?と訊かれて)「煽るの止めて(笑)」
(やる気あるの?的な事を問われ)「相当あるよ」と
笑わせつつも期待も同時に抱かせるコメントの数々でした
多分ファンの期待に応えてくれた形じゃないかと思うのでこれは是非行きたい。


アンコールではデビュー曲「芽生えドライブ」、
ウェブショップのオープン記念のイベントだったんですがそのラストにデビュー曲ってのはいいですね
歌声もより一層沁みるように丁寧に歌われてて心地良い気分で会場を後にする事が出来ました。
 全体を振り返って、新曲も演奏してくれたり、ちょっと久々の曲もあったりして中々に楽しむ事が出来たライブ構成でした
そしてやはりアコースティックでもバンド並のポップな刺激を与えてくれる「初恋limited」は改めて名曲だな、と。
次回は菊池さんのバースデイソロ公演、ユニットでの本ライブはもうちょっと先っぽいのでこの日観れて良かったです。

この後届くであろう新譜とその後のライブに期待ですね。ありがとうございました。















marbleは勿論、ゲストの2組もとても良かったです
アツミサオリさんは半分以上知ってる曲だったのでそれもあって物凄く馴染みがありましたね
それぞれハイライトを挙げるなら「3分間のHELLO」「あい」「初恋limited」でした。
ほっこりしつつも、刺激も貰えた一夜でしたね。感謝!





リクドウ 1巻/松原利光

2014-09-21 | 単行本感想









こりゃまた難儀な主人公ですねえ・・・。












本誌で読んで面白かったのでコミックスも購入
したらやっぱりまとめて読んでも面白かったしキャラも魅力的だな~と改めて感じる事が出来ました
まず主人公のリクが物凄く悲惨な人生を送ってる男で意図せずに子供時代に殺人を犯し(完全に正当防衛だけど)
その後施設に入れられたりそこでまた事件が起きたり、後々人殺しとして忌み嫌われる存在になったりと
多分周りも正当防衛とか詳しい事までは知らないんだろうからそういう事になっちゃうんだろうけど
まあ正直物凄くハードモード全開の作中観ですよね
展開もこの世の膿をひねり出すような残酷な展開が多いです
だからこそ時折挿入されるほっこりするような温かいシーンが活きている、とも言えます
江原先生の優しさに包まれてリクがぽろっと涙を流すシーンだったり苗代ちゃんの恋心だったり・・・
ただ前者はそれが更に残酷なシーンを引き立たせる結果にもなっちゃうんですけどね

そういったハード過ぎる人生の果てにリクが辿り着いた結論とは「強くなる事」
肉体的にも精神的にも誰よりも強く、誰にも負けず、誰かを守れるような
そういう人間になる為に一心不乱に努力し勝ちあがっていく過程が物語の中心になっていきます
子供時代に様々な経験を積んだおかげ・・・っていうか所為でリクは他人をあまり信じず強くなる事=ボクシングに夢中になり
まるで薬を使うかの如くひたすらトレーニングに励む事で心を落ち着かせるというある種の格闘中毒に陥って行きます
またその様が気持ち泣けるというか
好転は勿論してるんだけど、人生狂わされたんだなあ、、、って感じがしてね。
でもだからこそ彼の切実さが胸に響く漫画になってるのも間違いないとは思います
この修行僧のようなストイック過ぎる生活が後々リクの人生をどう変えていくのか、
中々に今後の展開が気になる漫画だと思います
その他にも江原先生の現在や所沢さんの過去、苗代ちゃんとの進展等も個人的に凄く気になってますし
最近の、今年に入ってからのヤンジャンの新作の中でもゴールデンカムイと並んでピカ一の作品じゃないかと
私的にそう思っています(「もぐささん」も今年から本誌で連載になったけど元々派生媒体からの連載という事で別枠)。

個人的に気になってるのが苗代ちゃんとの関係性で
苗代ちゃんは子供時代からリクのが気になってるようなんですけど(またその苗代ちゃんのいかにも子供らしい恋慕模様が微笑ましい!)
リクの方は未だに江原先生を引きずってるのか、それとも完全に格闘ジャンキーになってしまったのか、他人を信じられないのか
割とそっけないそぶりが多いんですよね
でも過去を顧みればリクにだって恋慕の感情はあった訳ですし
そういう“人間らしい感情”を再び苗代ちゃんが引き出してくれるのに期待してたりします
っていうかこのままだと確実に殺戮マシーンと化しちゃう可能性が高いので是非そういう展開も欲しいですね
でもそれは未だなくとも苗代ちゃんの恋心を垣間見せるような描写の数々だけでも全然ニヤニヤ出来ちゃうのでした
しかも結構ウブですし、江原先生が処女だったのを含めて松原さんの描く女性は純朴なのが多くて実にイイですね(笑)。
苗代ちゃんの躍進(?)にも密かに注目している今作です。


今は高校生のクールで冷徹なリクが中心ですけど、
子供時代はネガティブだったり可愛らしい表情も見せたりと
子供時代のリクは実に可愛いなあ、とも改めて感じられた1巻でした
性的な事に照れてたりするのもある種今のリクには観られない光景ですね(笑
そういう中で切実過ぎる懇願を乞う号泣してる姿のリクも
本当は悲しかったのに涙を我慢していたリクも
江原先生に恋心を抱くリクも、
読めば読むほど密度の濃い人生を送ってるなあ・・・って感じがして非常に面白かったです
凄くふしだらでもある爛れた街の情景を含めて正に青年誌ならではのハードな作中観の旨味に加えて
少年誌さながらのウブな恋愛感情の表現も同時に楽しめる良いバランスの一作だなと最終的には。

しかしリクは苗代ちゃんよりも所沢さんLOVEですな現時点では。
そっち方向にも道を外さないようにしっかりリクのキープをお願いします!













ちなみにレイプシーンや(女性へのを含む)暴力シーンが多いのでそういうの苦手な方は注意です。
でもまあ「悲惨な生き様とそこからの再生を描く」物語ですから必要なシーンだとは思いました。
リクはここまでの逆境に負けずに、呑まれずに、最終的には笑顔になれるといいなあ。




ボクガール 3巻/杉戸アキラ

2014-09-19 | 単行本感想









今週のヤンジャンで巻頭カラーを飾ってるので、単行本派の人もカラーイラストだけでも是非。











前の巻から3カ月ぶりという事もあって正に待望の3巻目ですね
まあ私は本誌でも読んでるので内容自体は知ってるんですけど、それでもまとめて読むのとでは印象も違いますし
コミックスであのシーンを改めて読みたいって気持ちもありますからね
今回は特に瑞樹が猛自身に段々惹かれていく~という内容が中心になっているので読んでる時のニヤニヤ感が半端じゃなかったですね
徐々に徐々にただただ可愛く可憐な「恋する乙女」に変化していく瑞樹の姿がとてもキュートで面白かった3巻目でした。

2巻の最後で猛のインパクト大な“告白もどき”があった訳ですけど、
それをきっかけにして瑞樹が悶々としたり照れたり色々気になっちゃったり
個人的にこの漫画に期待してた展開が一遍にやってきてその意味じゃ幸福過ぎる新刊でした
そういう中で「乙女」な面を見せたり「女」な面を見せたりキュートかつ官能的でもある瑞樹がやっぱイイなと
何気に成長期だからなのか?1巻より気持ち胸が大き目(といってもまだまだでもありますが)に描かれてる節もあって
そういったサービス的な観点からしても楽しめた一冊でした
中でもロキに体操服の上から胸をまさぐられるシーンなんかは相当性的でしたね(笑
瑞樹の場合単純に女になったから女の子の気持ちに合わせる訳でもなく
その中で揺れ動いたり身を任せちゃったり悩んでたりする塩梅がとてもいじらしくて可愛いな、と
一応ラブコメの主人公なんですけどね(笑)他の主人公勢とはまた違ったタイプの難儀さを背負ってるキャラだなあって改めて感じました。

瑞樹が個人的に大好きなのはそういう性格の生真面目さもありますけど、
場の雰囲気を壊したおわびに自分を殴ってくれと懇願する“男らしさ”も未だきちっと残ってるというのもあります
現在までの本誌での展開でもちょくちょく垣間見られますがそういうラブコメ主人公としての矜持みたいなものも兼ね備えている
そこがまた瑞樹を好いてしまう要因の一つになってるんだろうなあ・・・と読んでて思いましたね。
相変わらず決めゴマの威力も高く読んでいて悶絶してしまうシーンも多数ありました。


そんな瑞樹が突然のアプローチから気になる存在になってしまった友人の猛
こいつがまた本当にイイ奴で現実に居たらきっと心強いだろうなあ、っていう益々頼もしいキャラ造詣に進化してます
その分彼も彼でまた生真面目な部分があるので悩んでたり照れまくったりして中々にニヤニヤさせてくれるんですけど(笑
普段が男らしい性格な分奇妙な恋に悩む一連のシーンは滑稽でありいじらしくもあってラブコメ的に最高ですね
特に変態男の乱入によりお互いの部屋の布団で寝る事になった話数に関しては本当に純正ラブコメみたいで面白かったと思います
その一連の流れの中でまさかの瑞樹の自慰シーンが観れたり色々とおいし過ぎましたね(笑
あの話は我に返るオチも良かった。

そういう風に猛自身も人間らしく悩んで迷って、彼なりの「強さ」を見せて
本当に竹を割ったような爽やかで逞しい男として描かれてるからこそ瑞樹の感情にも(ある程度)納得出来るのかな、と
しかし未だに藤原さんに馳せる想いも強いようでその中でどう折り合いを付けていくのか・・・に今後は注目したいですね
猛のいじらしくもグッと来る性格の素晴らしさとそんな彼が気になって仕方がない瑞樹の可愛さが存分に光ってる新刊でした
このまま完全に乙女になってしまうのか、それとも友情を貫き通すのか、、、
多分どっちに転んでも「納得」は出来ると思うので
あせらずゆっくりと紡いでいってもらいたいですね 今大好きだと思えるラブコメの一つです。


ちなみにその藤原さんもユメユメ(笑)としてヒーロー気取りのごっこ遊びに興じていたり
その衣装と着替えシーンがセクシーだったり
ロキがまな板連呼されて怒ったり変態男の新キャラ山田が良い具合に場をかき乱してくれたりと
サブキャラ的な観点から顧みても面白かったと思います
特に山田とロキの絡みは、ロキをあそこまでコケに出来るキャラは山田だけだな~と確信させてくれました(笑
この二人の関係性を掘り下げていっても面白い事になりそう、とは何となく感じましたね。
ロキをいじることが出来るのは多分山田だけだと思うから。
今後もイロイロ楽しみながら見守っていきたい一作です。












それにしても11ページの「むちゃくちゃ気持ちよかっ・・・」っていう猛の妄想はたまんないですね(笑
あれじゃ本当にセックスしたみたいじゃないですか!
いやむしろそうなっても



ヤングジャンプ 2014年42号 感想(ボクガール35話ほか)

2014-09-18 | ヤングジャンプ感想









某漫画が衝撃の最終回でビックリしました。さいぷ~も終わるし入れ替えの季節ですかねえ。










☆リクドウ 第21話「お父さんの暴力」

思いっきりかましちゃいましたね(笑
正直あんだけ持ち上げられてた末のこれですから相手も色々ダメージが凄そうですけど
そんな相手選手が甘ちゃんに見えるくらい今週のリクは容赦なくて非常に格好良かったです
見栄を張る者と本当にサバイブする為にやってる者との違い・・・
リクの背負ってるものも相当大きそうですけど、
だからこそ体で「勝つ」とはどういう事か知ってるんでしょうね彼は。

今までの過程もあってか、リクが思いっきりぶかましまくる一連のシーンは中々にスッキリ出来ました。
リクがただ単に格好良いだけじゃなくやられる人の悲哀や精神もしっかり描いてくれてるのがイイと思います
来週も楽しみ・・・であると同時に苗代ちゃんの反応も気になります(笑 ずっとリクを見守ってくれてるのが素敵。

明日はコミックス1巻が出るのでこれは買おうかな。



☆ボクガール 第35話「ボクのまっさらな想い」

いやあ、今週は巻頭カラーなんですがボクガールが一番前に載ってる、っていうだけで気分良かったですね(笑
正直某J誌じゃこんな気分は味わえないし・・・味わいたいですけど。それくらい今回の巻頭が個人的に嬉しかったという話です。
カラーイラストも瑞樹の夏仕様のビキニ姿って事で本編じゃ今はお目にかかれない貴重なものを見せてもらいました
出来れば本編でそういうのも是非観てみたいなあ。猛の反応が観たい(笑)。

で、その本編なんですがまさかの藤原さんの男装化(!)でときめく瑞樹が本物の女の子みたいで(っていうか実質そうだけど)
実にかわゆくて最高でございました 正直猛にときめいてる時と同じくらいニヤニヤ出来たので藤原さんも十分可能性あるな、と
そうなると瑞樹が女の子からしてもヒロインポジションというちょい情けない事態にはなりますが、
まあ以前の藤原さん救済っぷりから考えてその辺のバランスも上手く取ってくれるかなと
何にせよ久々の藤原さんとのニヤニヤモードに満足させて頂きました!

しかし序盤の相合傘のシーンも中々ほっこり出来て良かったです
羨ましくもあるし、その実瑞樹自体がめちゃくちゃ可愛くもあるし、、、
いちいち男らしさを気にする部分も含めて細かく描けてるかなと
藤原さんのお部屋もちょいちょい格好良さはありつつも密かに女の子らしさもある塩梅がナイスでした

ただ、そんな幸せな思いをした分次号修羅場の予感・・・!(笑)。
展開が読めない分次号がやたら気になります。
でもその前に明日3巻発売!






◆ゴールデンカムイ

まあ、確かにこちらが食われる可能性の高い熊を殺すのと同じように
こちらが殺される可能性の高い兵を殺すのは同義っちゃあ同義ですよね
所謂「正当防衛」ですから
流石のアシリパさんもそれには納得せざるをえなかったようで動揺しつつも解消には繋がらず良かったです

それにしてもアシリパさん意外と表情豊かで益々可愛さがアップしてますね(笑
知識も豊富で頼れる力強さもあるし全然お荷物になってないのが素晴らしいと思います
おいしそうに肉をほおばる姿はまるで天使のようでした。
交流的にも良い具合に進んでいて面白かったです。
互いを理解しつつ、な感じがいい。




◆サイクロプス少女さいぷ~

で、結局やったの?って話なんですが・・・まあ次号待ちますか。
しかしまあこうして見るとかなりのスペックだ、楓香。



◆もぐささん

いかにも純朴そのものな扉絵がイイ
そして百草さん前回のハンバーガー食べてるカラー絵でも思ったけど着痩せするタイプっぽいですね
要は意外と胸ありそう

学校無い時でも百草さんに会えるって素晴らしいですな~
この夏、どのくらい百草さんと親密になれるのか?に期待が高まります
凄くお似合いの二人だと思うし各駅停車でのんびりと恋模様を進めていって欲しいです

にしても小口の献身的な態度はホントにいいねー
凄く能動的だし天真爛漫な感じがする
料理もしっかり美味そうに見えますし二人の反応も純粋でいいなあ
このくらいスレてない青春を私も送りたかったなあ・・・(遠い目)。

しかし今週も百草さんの食事シーン最高だったな
完全に自分の好みどストライクのヒロインですっごくニヤニヤしています
なんか純朴でありながらどこか官能的でもあるそのバランスが好きなのかもしれない。
そして小口のお皿交換シーンはある意味滑稽過ぎて笑いました(笑)。
まだまだお楽しみは続きそうで期待大。



◆思春期サァカス

キャラ立って来たなあ(笑
この調子で嫌味でないイケメンキャラを研鑽していってもらいたい。
あと真珠が今週も際立ってキュートでした。やっぱぼっち苦手なんだなあ。











次号は集英社?をモデルにした新作が始まるっぽい
メタ作品は割と好みなのでちょい注目です。