昨日はFoZZtoneのライブを観に千葉へ。
去年の12月、同会場でのスリーマンの時に観て以来ですが、
その時にワンマンの告知してたのにもう当日かよ!って久々に時の流れの速さを感じました
スリーマンの時のフォズのパフォーマンスはもう最高で物凄く気持ち的に高めてもらった記憶があるのですが
今回はワンマンという事で新旧織り交ぜたボリューミーなセットリストで思いっ切り楽しませてもらいましたね。
そもそも今ツアーをもってしばらく充電期間、まあ平たく書けば所謂活動休止期間に突入するフォズトーンなんですけど
今ツアーは毎夜毎夜テーマを変えて挑んでいくそうでこの日はメンバーのバースデイライブという趣で開催されたライブでした
前述の通りその他の夜も今夜とは全く違う趣で開催されていく、つまりは似たような公演が生まれない
文字通り同じ夜は二度とはない・・・という創意工夫のツアーとして回っていくんですね
そんな風に新しい企画を生みだし続けるバイタリティは健在ですし、
本当に立ち止まりたくないバンドなんだな、と
そう思うと今回の活動休止ですらある種攻撃的活動休止なんじゃないかなー、なんて矛盾が生じている言葉さえ浮かんでしまうような(笑
頼もしい一夜だったと思います。
そしてこのタイトル通りギター・竹尾典明のバースデイライブという事でMCはすべて竹尾さんという
そこまでしなくても、と思うくらいの徹底っぷりが面白いライブでもありました(笑
選曲も総て竹尾さんが決めたらしく、
その意味でも通常とはまた違った趣があったと思います
デビュー当時の曲もバンバン演ってくれたり割と幅広いセットリストも楽しくておセンチにもパワフルにも振り切れてた公演に仕上がってたかと
個人的には物凄く上質のガッツをもらえた気がしてこれまた印象に深く残るワンマンを地元千葉で観れてとてもハッピーでした
ツアーはまだまだ続きますが、とてもバランスが良く休止前ツアーとしては抜群の内容だったかと思います。感謝。
この日は早々とソールドしたようで相当のスシ詰め状態でした
実は初めてフォズトーンを生で観たのも千葉ルックだったので(STAn等との4マン)、
今はそこでワンマンをしソールドもさせてるって現状に感慨深くも感じつつ
その頃を想起しながら開演まで待っていました
一曲目はまさかの「ベルティナの夜」!新譜の中のインスト曲で始まるという若干トリッキーな構成に驚きつつ、
それはそれで新鮮で良い感じでした
そこから「開きっぱなしの扉か俺は」と個人的に新譜でも大好きな一曲を披露、
カクカクしたリズム、ポツポツと放たれるちょっと自棄的なフレーズの数々に感情移入しつつ
「Fish、Chips、Cigarettes」「Keller Water」とちょっと前のキラーチューンを連発、
序盤にホットな空気を生みだしつつ
淡々と、そして力強くも歌われた「Message from the front」の堂々とした歌とアンサンブルがとても決まってて格好良かった
この曲はかなり生々しい心情吐露を含んでいる印象で聴いている時に色々と頷きながら聴いていましたね
しみったれた「ありのまま」じゃ辿り着けない
正にブルース然とした雰囲気が心地良かったです。
やっぱり、 報われようぜ ってフレーズに感情移入してしまった「Gloria」
後半の渡會さんの声を張り上げてのそのフレーズに思わずハッとしつつも
なんだか感動が胸を拡がったり素敵なアクトだったと感じました
小気味良く「ワンダーラスト」を響かせ、情緒たっぷりに「青い炎」、これがまた哀愁を感じさせる出来栄えで新譜でも特に良い仕上がりだったかと
そんな気持ちの良い空気の中、「デビュー当時の曲を演ろうと思います。」と前振りして名曲「平らな世界」を披露!
この曲個人的に大好きなんですけど、演奏する機会の少ない曲だけにここでこの場所で聴けて物凄く感動しましたし
穏やかかつドラマチックなメロディ、演奏、音源の作中観を完全に再現し切った余計な装飾のない雰囲気も
全部ひっくるめてかなり恍惚的な仕上がりになっていたと思います
この曲の曲とは感じさせない話しかけているような歌も
自分の故郷を卑下しつつ、でもそこから深い愛情が伝わって来る感覚も(完璧だから好きな訳じゃない、という考え)
本当に素敵でバラードなのになんだかすっごく元気をもらえたような感覚が個人的にとても嬉しかったです
この曲の言葉では素っ気ない事を言ってるのにその奥から滲むような想いが伝わって来るセンスが大好きだなあ、と改めて確認出来ましたね。
竹尾さんの透き通るようなギターフレーズもまた美しかった。
リズミカルに、適度に温かい雰囲気で「チワワ」を披露し、
これまた新譜でも大好きな「風によろしく」はクオリティの高いポップスを完全に再現し切っていてとても気持ちが良かったです
この曲の良い意味でおセンチに浸っているような感触が大好きなんだなあ・・・と思いつつ丁寧な歌唱が尚嬉しかった
そんな至福の時間の後にリードトラック「溺れる鯨」を物悲しくも気高く演奏、
そしてMCを挟んで後半戦に突入して行きました。
名曲「音楽」をパワフルに奏でた後、これまた代表曲の「黒点」をエネルギッシュに披露
この曲は全体的にテンポがアップしているような感覚があってその勢いも含めて熱くなれる好演でした
一体感も心地良く、
続く「Anomaly」ではハードロックばりの激しい演奏も含めて興奮出来る仕上がりに
全体的にタフな音像にも気持ち良さを感じながら新譜と同じ曲順で「Cry for the moon」、
複雑な感情入り乱れる歌詞とグッドメロディに陶酔しつつ本編最後の曲である「Fortune kiss」。
これがまた“帰って来た日常”に対する賛歌のようなアレンジになっていて、その雰囲気にとてもジーンと来ていました
意気揚々と挑んで、砕け散って、それでも確かにここにあるものを祝い認めるような、そんな楽曲。
不思議な心地良さに包まれながら本編は終了、熱さと感傷が入り混じる素敵な一夜でした。
「平らな世界」は、むしろ今歌った方が似合うんじゃないか、
そう思えるくらいハマっていて個人的にこの夜でも特に胸に深く刻まれた楽曲になってくれました。改めて、竹尾さんの選曲にも感謝、ですね。
セットリスト
1.ベルティナの夜
2.開きっぱなしの扉か俺は
3.Fish、Chips、Cigarettes
4.Keller Water
5.Message from the front
6.Gloria
7.ワンダーラスト
8.青い炎
9.平らな世界
10.チワワ
11.風によろしく
12.溺れる鯨
13.音楽
14.黒点
15.Anomaly
16.Cry for the moon
17.Fortune kiss
アンコール
18.ホールケーキ
19.GO WAY GO WAY
20.Master of Tie Breaker
アンコールも本当良くてね、
まずバースデイライブって事で竹尾さんを祝った後、お返しと言う事でプレゼント抽選会なんかもあったりして
その流れでメンバーに「曲でプレゼントしてくれ。」と告げてからの「ホールケーキ」!
多幸感溢れる空気の中で聴く「ホールケーキ」はとってもキラキラしてて素敵だった、と同時に
ボーカルにも相応の想いが感じられて正にスペシャルな空間だったと思います
この曲こそバースデイライブとして一番の肝だった、と。
「GO WAY GO WAY」のBメロでみんな思い思いに踊る感じ、そしてサビでの一体感はやはり素晴らしく
混ざり気のないガッツを思いっ切り注入してくれたようなパフォーマンスに興奮
その上「Master of Tie Breaker」とどんどん「俺が俺が!」って気分になっちゃうような構成でもってアンコールが繰り広げられていました
それは水面下で受動批判であり、能動への推進を感じた事は書くまででもありませんでした
この日のライブの最高沸点をアンコールの最後の曲で表現出来るセンスとテクニック、
そして最終的には気持ちを熱々にして終わらせてくれる手さばきなど
最後の最後まで今のフォズトーンに感心しきりだったような気がします。クサい書き方ですが、“勇気”を素直に貰えた気がします。
後もう一つ、活動休止前のワンマンツアーの初日に地元千葉を選んでくれた事、また組み込んでくれた事にありがとう。って書きたいです。
ありがとうございました。
またルックでフォズトーンが観られますように。
ちなみにボーカルの渡會さんは最後の写真撮影の時まで本当に一言も発しませんでした
その一言は「内緒で来てる人は顔を隠して下さい」的な言葉で、
ホントに竹尾さん中心のショウだったんだな、と(笑
おめでとうございました!
去年の12月、同会場でのスリーマンの時に観て以来ですが、
その時にワンマンの告知してたのにもう当日かよ!って久々に時の流れの速さを感じました
スリーマンの時のフォズのパフォーマンスはもう最高で物凄く気持ち的に高めてもらった記憶があるのですが
今回はワンマンという事で新旧織り交ぜたボリューミーなセットリストで思いっ切り楽しませてもらいましたね。
そもそも今ツアーをもってしばらく充電期間、まあ平たく書けば所謂活動休止期間に突入するフォズトーンなんですけど
今ツアーは毎夜毎夜テーマを変えて挑んでいくそうでこの日はメンバーのバースデイライブという趣で開催されたライブでした
前述の通りその他の夜も今夜とは全く違う趣で開催されていく、つまりは似たような公演が生まれない
文字通り同じ夜は二度とはない・・・という創意工夫のツアーとして回っていくんですね
そんな風に新しい企画を生みだし続けるバイタリティは健在ですし、
本当に立ち止まりたくないバンドなんだな、と
そう思うと今回の活動休止ですらある種攻撃的活動休止なんじゃないかなー、なんて矛盾が生じている言葉さえ浮かんでしまうような(笑
頼もしい一夜だったと思います。
そしてこのタイトル通りギター・竹尾典明のバースデイライブという事でMCはすべて竹尾さんという
そこまでしなくても、と思うくらいの徹底っぷりが面白いライブでもありました(笑
選曲も総て竹尾さんが決めたらしく、
その意味でも通常とはまた違った趣があったと思います
デビュー当時の曲もバンバン演ってくれたり割と幅広いセットリストも楽しくておセンチにもパワフルにも振り切れてた公演に仕上がってたかと
個人的には物凄く上質のガッツをもらえた気がしてこれまた印象に深く残るワンマンを地元千葉で観れてとてもハッピーでした
ツアーはまだまだ続きますが、とてもバランスが良く休止前ツアーとしては抜群の内容だったかと思います。感謝。
この日は早々とソールドしたようで相当のスシ詰め状態でした
実は初めてフォズトーンを生で観たのも千葉ルックだったので(STAn等との4マン)、
今はそこでワンマンをしソールドもさせてるって現状に感慨深くも感じつつ
その頃を想起しながら開演まで待っていました
一曲目はまさかの「ベルティナの夜」!新譜の中のインスト曲で始まるという若干トリッキーな構成に驚きつつ、
それはそれで新鮮で良い感じでした
そこから「開きっぱなしの扉か俺は」と個人的に新譜でも大好きな一曲を披露、
カクカクしたリズム、ポツポツと放たれるちょっと自棄的なフレーズの数々に感情移入しつつ
「Fish、Chips、Cigarettes」「Keller Water」とちょっと前のキラーチューンを連発、
序盤にホットな空気を生みだしつつ
淡々と、そして力強くも歌われた「Message from the front」の堂々とした歌とアンサンブルがとても決まってて格好良かった
この曲はかなり生々しい心情吐露を含んでいる印象で聴いている時に色々と頷きながら聴いていましたね
しみったれた「ありのまま」じゃ辿り着けない
正にブルース然とした雰囲気が心地良かったです。
やっぱり、 報われようぜ ってフレーズに感情移入してしまった「Gloria」
後半の渡會さんの声を張り上げてのそのフレーズに思わずハッとしつつも
なんだか感動が胸を拡がったり素敵なアクトだったと感じました
小気味良く「ワンダーラスト」を響かせ、情緒たっぷりに「青い炎」、これがまた哀愁を感じさせる出来栄えで新譜でも特に良い仕上がりだったかと
そんな気持ちの良い空気の中、「デビュー当時の曲を演ろうと思います。」と前振りして名曲「平らな世界」を披露!
この曲個人的に大好きなんですけど、演奏する機会の少ない曲だけにここでこの場所で聴けて物凄く感動しましたし
穏やかかつドラマチックなメロディ、演奏、音源の作中観を完全に再現し切った余計な装飾のない雰囲気も
全部ひっくるめてかなり恍惚的な仕上がりになっていたと思います
この曲の曲とは感じさせない話しかけているような歌も
自分の故郷を卑下しつつ、でもそこから深い愛情が伝わって来る感覚も(完璧だから好きな訳じゃない、という考え)
本当に素敵でバラードなのになんだかすっごく元気をもらえたような感覚が個人的にとても嬉しかったです
この曲の言葉では素っ気ない事を言ってるのにその奥から滲むような想いが伝わって来るセンスが大好きだなあ、と改めて確認出来ましたね。
竹尾さんの透き通るようなギターフレーズもまた美しかった。
リズミカルに、適度に温かい雰囲気で「チワワ」を披露し、
これまた新譜でも大好きな「風によろしく」はクオリティの高いポップスを完全に再現し切っていてとても気持ちが良かったです
この曲の良い意味でおセンチに浸っているような感触が大好きなんだなあ・・・と思いつつ丁寧な歌唱が尚嬉しかった
そんな至福の時間の後にリードトラック「溺れる鯨」を物悲しくも気高く演奏、
そしてMCを挟んで後半戦に突入して行きました。
名曲「音楽」をパワフルに奏でた後、これまた代表曲の「黒点」をエネルギッシュに披露
この曲は全体的にテンポがアップしているような感覚があってその勢いも含めて熱くなれる好演でした
一体感も心地良く、
続く「Anomaly」ではハードロックばりの激しい演奏も含めて興奮出来る仕上がりに
全体的にタフな音像にも気持ち良さを感じながら新譜と同じ曲順で「Cry for the moon」、
複雑な感情入り乱れる歌詞とグッドメロディに陶酔しつつ本編最後の曲である「Fortune kiss」。
これがまた“帰って来た日常”に対する賛歌のようなアレンジになっていて、その雰囲気にとてもジーンと来ていました
意気揚々と挑んで、砕け散って、それでも確かにここにあるものを祝い認めるような、そんな楽曲。
不思議な心地良さに包まれながら本編は終了、熱さと感傷が入り混じる素敵な一夜でした。
「平らな世界」は、むしろ今歌った方が似合うんじゃないか、
そう思えるくらいハマっていて個人的にこの夜でも特に胸に深く刻まれた楽曲になってくれました。改めて、竹尾さんの選曲にも感謝、ですね。
セットリスト
1.ベルティナの夜
2.開きっぱなしの扉か俺は
3.Fish、Chips、Cigarettes
4.Keller Water
5.Message from the front
6.Gloria
7.ワンダーラスト
8.青い炎
9.平らな世界
10.チワワ
11.風によろしく
12.溺れる鯨
13.音楽
14.黒点
15.Anomaly
16.Cry for the moon
17.Fortune kiss
アンコール
18.ホールケーキ
19.GO WAY GO WAY
20.Master of Tie Breaker
アンコールも本当良くてね、
まずバースデイライブって事で竹尾さんを祝った後、お返しと言う事でプレゼント抽選会なんかもあったりして
その流れでメンバーに「曲でプレゼントしてくれ。」と告げてからの「ホールケーキ」!
多幸感溢れる空気の中で聴く「ホールケーキ」はとってもキラキラしてて素敵だった、と同時に
ボーカルにも相応の想いが感じられて正にスペシャルな空間だったと思います
この曲こそバースデイライブとして一番の肝だった、と。
「GO WAY GO WAY」のBメロでみんな思い思いに踊る感じ、そしてサビでの一体感はやはり素晴らしく
混ざり気のないガッツを思いっ切り注入してくれたようなパフォーマンスに興奮
その上「Master of Tie Breaker」とどんどん「俺が俺が!」って気分になっちゃうような構成でもってアンコールが繰り広げられていました
それは水面下で受動批判であり、能動への推進を感じた事は書くまででもありませんでした
この日のライブの最高沸点をアンコールの最後の曲で表現出来るセンスとテクニック、
そして最終的には気持ちを熱々にして終わらせてくれる手さばきなど
最後の最後まで今のフォズトーンに感心しきりだったような気がします。クサい書き方ですが、“勇気”を素直に貰えた気がします。
後もう一つ、活動休止前のワンマンツアーの初日に地元千葉を選んでくれた事、また組み込んでくれた事にありがとう。って書きたいです。
ありがとうございました。
またルックでフォズトーンが観られますように。
ちなみにボーカルの渡會さんは最後の写真撮影の時まで本当に一言も発しませんでした
その一言は「内緒で来てる人は顔を隠して下さい」的な言葉で、
ホントに竹尾さん中心のショウだったんだな、と(笑
おめでとうございました!