サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ano 1st Album Release TOUR「猫吐極楽温泉~ぷかぷか&ほかほかいい湯だなぁ~」@Zepp Shinjuku 24.3.20

2024-03-26 | LIVE












先週の水曜日、anoのライブを観に新宿に行ってました。











この日は祝日でご多分に漏れず管理人も休日だった。
貴重な中休みをライブに費やすなんて我ながらイカれてる選択だとは思った
ただ、
このライブ・・・っていうか
このライブツアーって今までソロで発表した楽曲を全曲余す事なく披露してるんですよね
冷静に考えると
この先どんどん曲数も増えていくと思うので
持ち曲を全曲披露するライブに参加出来るのはもう早々無いかも、、、と。
だからチケットが当選した運も含めて「行っておきたい。」という想いが強かったです
やっぱり今を全力で楽しみ尽くす事が少しでも後悔を残さない唯一の方法だと思うんですよね。

あのちゃんのライブに行くのはバンド「I's」のも含めると都合3回目でした
尚、
この日はライブ開始前後の時間帯に豪雨
終わった後に暴風・・・と大変な一日でもありましたね(笑
先月のZepp羽田の公演がものっそい楽しくて、特に
「スマイルあげない」って曲がホント良くて
元々好きだったんですけど
今ではヘビロテするぐらいに大好きになって...
そういう意味では、
生で観てもっと好きになったり、或いは評価が変わったりする曲もあるでしょう
だからこそ、より音楽と密接に繋がりたいからこそ自分はライブを好むのかも・・・って思いました
 ちなみに
この日は個人的に4日連続ライブ参加の一発目
そのトップバッターがanoっていうのは今振り返るとピッタリでした
本当「ライブって楽しいっ!」という感情に火を点けてくれたというか。
では、以下。












会場のZepp Shinjukuに行くのは10日ぶり2回目だった。
やっぱり、
格好良いライブハウスですね
アクセスも良いし
会場のデザインも良い
関東のZeppの中では一番小さいけれど
その分演者との距離も近くて・・・何気に在りそうで無かったサイズのハコかなあ
今回2回目ですけど、Zeppの中では多分一番演りやすいハコだと思うので今後行く機会も増えるでしょうね。
 ライブは、
基本的にはZepp Hanedaの時と同じ流れ。
一曲目はこれぞ正にライブで聴いて好きになった・・・というよりは
ライブで聴いた方が盛り上がる最新のパンクナンバー「猫吐極楽音頭」からスタート。
みんなで一斉にシンガロングする「ニャンニャンオエ~!!」の爽快感が半端ない(吐いてるのに笑)。
この一体感はホント素晴らしいな。と感じつつ、
MCで「Zepp新宿、声出していけ~!」と煽るあのちゃん。
歪んだギターの音色も気持ち良いキレッキレのロックナンバー「デリート」では
サビで一気にポップに変わる構成とそのサビメロに魅せられる。
更に、
oi!oi!コールも巻き起こった「ンーィテンブセ」では「明日のこと 本当は どうでもいい」
ザラザラの質感のギターサウンドと共に心地良い青春ロックを響かせていく
この曲では早速シャウトもかましたり絶好調のano。


MCで「宜しゅう」と呟き、
続いてディープゾーンに突入。
鬱鬱しくて妖艶でもある「Peek a boo」
多少レイヴの様なサウンドデザインに恍惚的にもなりながら、
あのちゃん流・鬱ロックの極みである「アパシー」と立て続けに披露
「今から一体どうやって生きてきゃいいんだろうね」というフレーズには
聴いてて胸が締め付けられるというか、切なくなる感覚を憶えた
この曲、
あのちゃんの曲の中ではマイナーな立ち位置かもしれないけど
個人的にはタイトル含め大好きな曲なのでこの日も聴けて本当に良かった。正に全曲披露の恩恵。。
 一転して、
MCで「今日はちょっともう楽しもうね。」と語り
キラキラのダンスナンバー「Tell Me Why」を放つ
「僕ら腐って終わっていくんだ 今だけ幸せ 噛み締めたいよ」との言葉通り、
沁みる様なポップネスに儚くも豊かな気分にさせられた。
そして、
ダンスナンバーと言えば
前回のZepp羽田の時に生で聴いて衝撃を受けた「スマイルあげない」
この日も踊った踊った。。
というか、
踊れ過ぎるくらいに踊れる一曲ですね
観てた席は後方の柵とかがある部分で周りにも余裕があったんで
まるでディスコに行ってるかの様なテンションで踊りまくってしまった
また、
歌詞が最高で
「やっぱ足りてない協調性
 だけど僕は指揮を振る」
の部分は
正に今の自分の心境にフィットするというか・・・自分の世界の中では自分がリーダーですし、
自分の自由ですから。それが良いか悪いかはさておき、救いになるのも事実
なんですよね。
そんな歌詞との親和性もあって無我夢中で踊り狂ってしまった一幕でした。
 颯爽と駆け抜けるサビの疾走感に骨抜きにされた「イート・スリープ・エスケープ」
正に嫌な気分になった時はネガティブに酔いながら寝逃げする自分にピッタリの曲だ(笑
この日もビニールの亀に乗って観客の上をサーフィンしてました
目の前の客が両手で持ちあげてお子さんに見せてたのがなんか「良い光景だな~」って思いましたね。


MCで「ありあとーございましたーあのでーす」
「(新宿は)あんまり来ちゃいけないとこ」
「(トーヨコは)僕みたいな人がいっぱいいる」
「5年くらい前に(ここで)知らない女の人にケーキ奢ってもらった」

新宿を絡めてあのちゃんらしいトークでほのぼの(?)させていく
ここからはバラッドゾーン
正に、
その新宿で出会った人が元になっているという「SWEETSIDE SUICIDE」では
沁みるバラッドをアコギを自ら弾いて披露
多少、
オルタナティブロックにも通ずるアレンジも気持ち良かった。
そして意外とえげつない声量もぶちかました名曲「AIDA」
これまでの歌とはちょっと違う
真っ直ぐな歌詞と歌唱が胸を打つバラードになっていて
以前も書いたけどanoはバラードシンガーでもあるんだな。という事実をまざまざと感じさせられました
「できるよ~」の部分の魂の籠った歌唱は筆舌にし難いくらいに素晴らしく、
色々と葛藤のある中でも自身の愛を貫くその逞しさに感銘を受けた一曲でもあった。
ある種、こういう奇を衒わない曲でも勝負出来るのは表現者としての幅の広さを感じますね。
自分も自分の想いの丈を信じてみようかな...と思わせられました。


ここで、
ドレスアップの為のアニメーションタイム。
ゼップ羽田でもあったけど、
この時のアニメの絵が妙に味がある絵柄でとっても好きだった
あのちゃんがスロットとかになるやつ。
 羽田と同じく、
花嫁衣装を身に纏い再登場
「新宿さわげ~!!」と叫びながら必殺曲「絶対小悪魔コーデ」にて第二部の幕開け!
周りのコールも熱い中、
「誰かと違うなんて気にしない 天才!」と痛快なキラーワードが次々と飛び交う世界に悶絶。
余談だけど、「可愛くね?」の時のポーズ付けながら歌った歌声がマジで可愛すぎた(笑
正直、
自分自身現実どころか、
SNSとかでもはみ出しているのを常日頃感じているので
この曲の強気な歌詞には純粋に励まされる。
そして、
これもライブ映えする「コミュ賞センセーション」
他の曲よりも華麗に、美しく歌いこなしていく様がとても素敵だった
この曲はコミュ症賛歌というか、コミュ症を認めてる印象もある歌詞だったりするので
そういう意味でも実直に聴き手のヒーリングに繋がる様な曲及びパフォーマンスに感じられた。


ライブもいよいよクライマックスへ。
MCで
「お前ら全員元気有り余ってるな?」
「ここからは僕とみんなの勝負だな」
「もっともっと音楽をやっていきたい」
「(今までツアー回ってきた中で)新宿が一番うるさい笑」

観客を良い具合に煽りつつ、「涙くん、今日もおはようっ」からブチ上がりモードがスタート。
お得意のデスボイス、ヴォイ!と何度も決めながら、最後に
「涙が今日も流れてく」と呟く様な歌唱で切なさの余韻を残して終わるのがこれまたイイ
別に報われたりする訳では無い~というリアルさが心に残りました。
間髪入れずに人気曲「普変」
ステージのビジョンに「あのちゃん苦手だー」というアンチコメントを張り付けながら、
思いの丈を精一杯ぶちまけるボーカリゼイションにこの日もK.O.された
「回ってれば~」の部分を本当に回って歌ってたのと、
歌詞と同じくらい歌詞してるあのギターリフは最高だな~と思ったのと、
「フツー」と堂々とキメながら歌うanoは格好良かった。
 紅白歌合戦でも歌唱した「ちゅ、多様性。」
ドレス姿でダンサー達に囲まれながら歌うその相様はやっぱり視覚的に良かったし、
ドレス姿でのピースサインがまたキュートで良かった。
この曲も生で聴くとより踊れる
そして、
歌詞の高揚感も相俟ってまた更にアッパーさに磨きが掛かっていた様に感じられた。
兎角、「楽しい!!」という感情に脳が支配されている中、
「虚無虚無虚無南無南無南無」の歌い方も中毒性があった「F Wonderful World」で更に加速していく
「中指立てて正解」と正にパンクそのものな歌詞をステージ上に叩き付けつつ
サビでぐちゃぐちゃなカオスな世界観が展開されると
管理人も思わずヘドバンで応戦
全部をどしゃめしゃにするようなカオスなROCKに正に洗脳されてしまいました
この何もかもどうでも良くなって空間に全振りしてる瞬間はマジで「楽しいっ!」って感情しか無かった
クレイジーに塗れながら、
本編最後は「鯨の骨」で幕引き。
「きらきら消える」という歌詞が印象的なバラッド
anoは何気にバラッドも多く尚且つ感情に訴えるものが多いのも良いですね
儚くも、力強い作中観を聴き手に刻み付けて万感のフィナーレ。
それまでのネガティブを表現しつつ、
その先を見せて終わる~という
構成的にも秀逸な本編でございました。


アンコールも敢行!
「アンコールありがとう」
「みんなにとっての絶対になれるように日々活動してきたつもり」
「これからもっと強い僕を見せてく」
と、
涙も流した羽田のMCとは違って
凛々しい...というか
吹っ切れたようなテンションだったのが印象的でした。
サビの包み込む様なメロディラインに惚れ惚れした「You&愛Heaven」
優しく歌われる「No more pain」のフレーズがこの日は特にじんわりきてた気がする。
アコギを持って歌ってたのもあり体温が伝わって来る様な切々としたミドルバラッドに仕上がってました。
 そして、
セトリ的にゼップ羽田と唯一違ってたのがここ
新曲「絶絶絶絶対聖域」をあのちゃんのソロバージョンで披露(!!)というサプライズ
ぶっちゃけここで演るとは思ってなかったのでめっちゃテンション上がりました
しかも、
むっちゃ格好良い・・・!
「デデデデストラクション!」とシャウト気味に歌唱し、
文字通り会場全部カオスでぶっ壊すかのような凄まじいステージング

正直、
ここまでロック寄りの楽曲とは想像してなかったので
それもあってインパクト凄くて実直にぶっ飛ばされました
ライブハウスは非日常を味わう場所.....という言葉があるけれど、
この曲の時の高揚感と得体の知れないエネルギーは正にそれだったんじゃないでしょうか
良い意味で気がふれてる感じ・・・をダーク&ロックに放出しながら
最新の衝撃を撒き散らして終わったこのライブ
振り返ると、
1stアルバムの楽曲を全曲聴かせつつ、
ネクストアクションも堂々と響かせるこれはこれで重要な公演だった様にも思えますね
正に今のanoのすべてを出し切った最高の一夜でした
ありがとうございました!
















1.猫吐極楽音頭
2.デリート
3.ンーィテンブセ
4.Peek a boo
5.アパシー
6.Tell Me Why
7.スマイルあげない
8.イート・スリープ・エスケープ
9.SWEETSIDE SUICIDE
10.AIDA
11.絶対小悪魔コーデ
12.コミュ賞センセーション
13.涙くん、今日もおはようっ
14.普変
15.ちゅ、多様性。
16.F Wonderful World
17.鯨の骨

18.You&愛Heaven
19.絶絶絶絶対聖域















物販、
ゼップ新宿では拍子抜けするくらいあっさり買えた
羽田の時売り切れだったタオル買えて良かった
あと、
新譜購入したらクリアファイル付いて来た。
今後は、声優を務めているアニメ映画の前後編の公開に
夏には新しいライブツアーも決まっている・・・とのことです
あのちゃんのライブ、本当に楽しいのでまた行っちゃおうかな~
勿論チケットが取れたら・・・のハナシですけど。
追加公演のがキャパ狭いのによく取れたわ
実は最近チケ運また悪くなって来てるのでもうちょっと徳高める行動もしたいねぇ。
アッパーな曲も勿論、「AIDA」の切実でストレートな表現にも心打たれた素敵な公演でした。


そう言えば、
終了後のBGMで即座にeastern youth流れててニヤッとしましたね(笑



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