サブカルチャーマシンガン

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LOST IN TIME“足跡の更新”~東京編~@新代田LIVE HOUSE FEVER 15.1.24

2015-01-25 | LIVE





今年二度目のライブはLOST IN TIMEの年明け恒例のワンマンでした
もう毎年欠かさずこれ行ってるな・・・とか思いつつ、さり気に今年初のライブがフィーバーで二度目もフィーバーっていう
「多分2015年もこのハコにはお世話になりそうだな。」と早くも大きな予感を受けつつ(笑
本当にパワフルかつ繊細さも兼ね備えた最高のライブを展開してくれました。

この日のライブはよりエモーショナルに、よりダイナミックに情感を伝えるようなライブに仕上がっていて
ちょいちょい曲のアレンジも変わってたりしてそれがまず特に嬉しかったポイントの一つ、
もう一つは、海北さんの声の調子が絶好調!でビシバシ感情を奮わすような
そういうボーカルに要所要所でジーンと来たのも素敵だなあ、と。
三井さんのギターも必要不可欠レベルになってますが、
源ちゃんのドラミングが一段とパワーアップしていて以前よりも更に進化されたんだな・・・と単純に思えたのも良かったです
つまりは、今のロストインタイム、めちゃくちゃイイです。それを改めて深く確信出来たような一夜でした。

結構思わせぶりな発言も多々されてたので2015年もホント楽しませてくれそうでめっちゃ期待してます。感謝です。













ロストを観るのは12月の千葉LOOK以来でした
ただ、このフィーバー公演自体が年始の恒例イベントって感じなので
近い所で観ていても結構新鮮感は保たれつつ・・・ワクワクしながら開演まで待ってました
ちなみにライブ会場限定音源の発売日でもあったので会場入りしてすぐに購入、
ワンコインで2曲入りという太っ腹仕様なのが嬉しかったです(笑
なんかこれ観てこそ「年始だ」って感覚が自分の中にはあるような気さえしてました。もうすっかり。

一曲目は意外な選曲で「遠すぎた橋」、音源以上に感情的に声を奮わせながら歌われる中盤にさっそく心掴まれる
アウトロでオリジナルのアレンジを加えた後に「約束」を思いっ切り叩きつけるという最高過ぎるスタートでした
切なさ滲む疾走感を存分に味わいつつ、ドラマチックなメロディと展開が胸を打った「30」に聴き入る。
これまたいつぶりだろう?って思うくらい久々に生で聴いた「教会通り」。
Cメロの「そこにあったんだ~」ってパートの歌声が切実過ぎて相当グッと来てました

「演奏したい曲を挙げていったら5時間クラスになっていた」という海北さんの衝撃的なMC(笑)を挟みつつ
初期の名曲「花」「線路の上」を立て続けに披露、特に後者に至ってはまだ序盤なのにクライマックスか?というテンションで盛り上がる
個人的にも無力感を寂しそうに、でも衝動的に鳴らす演奏にジーンと来てました
間違いなく序盤のハイライトだったんじゃないか、と思います。
また歌詞的にも「冬の線路の上~」ってあるから冬のワンマンに演奏するにはピッタリの曲なんですよね
そういう粋な部分というか気が効いてる部分がいいなあ。と思いつつ次の「ジャーニー」でそのクライマックス感がピークに達しました
元々盛り上がるタイプの曲ですがこの日はなんていうか・・・ベタな書き方ですけど所謂“グルーヴ感”というやつがここぞとばかりに出ていて
正直めちゃくちゃ気持ちが良い、今まででも随一のクオリティの「ジャーニー」だったなあ・・・と自分的には感じました。


“進み続ける 砂は減るだけ 僕が何もせずとも”
“霞む未来は 霞んだままで”
“僕が僕で在るために”


歌詞の一つ一つもやたら胸に響いて来て、何度も聴いててハッとさせられたのも素晴らしかったですね。
何度も音源で聴いてるのにも関わらず、この曲は何度聴いても正しく能動を促してくれる名曲だなあ・・・と。
特に間奏の部分がカタルシス満点で終わった後「ヴォオオオオイ!」って野太い、まるでハードコアバンドのようなコールが聴こえたのが象徴的でした(笑
ちょっと襟を正された感じ。

情感たっぷりに「忘れもの」、
そしてこれもまたあんまり演奏されなくなった「あしたのおと」は素直に嬉しい選曲でした
この辺は真っ直ぐにグッドメロディを歌い奏でてる印象でこれもまた良かったですね。


アウトロのドラミングが迫力満点だった「歩く速度とその矛盾」、
ロストは割と海北さんの声や歌詞の作中観がフィーチャーされるバンドですが源ちゃんのドラミングも年々印象に残るようになってます
この調子で益々ハイパーになっていく源ちゃんを観て行きたいですね(笑 笑顔がいつも素敵なんだよなあ。
 その次の「撥条」に至っては・・・こっちもアウトロのアレンジがちょい変わってて
ギターの音色がより不穏というか歪んだ音色になっててその自棄的な感じがめちゃくちゃ格好良かったです
ひんやりするような作中観や感情剥き出しに歌われるボーカルも圧巻でこの曲もまたリリース時よりも磨き上げられていて感心しましたね


最初から諦めて
争う事を避けて
でもどうして涙が出るの


この歌詞のところはいつも聴く度にグッと来る。大好きな曲なので演奏してくれてとても嬉しかったし、
この曲とこの日は演らなかったけど「スピンオフ」は近年の2大ダークネスソングとして演奏し続けていって欲しいですね
握り拳を作りながら噛み締めて聴いてました。続く「証し」もコーラスワーク、サビ前の熱量が見事で良い出来だったと思います。


まさかのイントロの前にライブアレンジとして更に演奏が付け加えられていた「誰かはいらない」、
何かを判断する上で、感じる上で、余計なものは必要ない、他人の存在など必要ない、ただ僕と君だけでいい
君とそれ「だけ」でいい。そんなメッセージを漂わせつつの演奏だったのでこの曲もまたいつも以上にグッと来てました
振り絞るように懸命に歌う海北さんの姿に感動しながらそういった特別な演出もまた良い方向に作用してたな、と。
なんかちょっと気持ち救われたような気もしたアクトでした。また更にこの曲が好きになれた気がします。

相当量の哀愁を漂わせながら歌われた「列車」、
激情的なギターフレーズも含めて高クオリティな演奏だったかと
クライマックス感溢れるテンションでこれまたいつもより感じの違う歌が印象的だった「手紙」、
最後の「幸せであれ」の部分はいつも叫びながら声を延ばすんですけど、この日は逆に切って短めに叫ばれてたのが格好良かった
やっぱりこの曲はラスト付近のが似合うなあと感じた「希望」に気分をアゲられつつ、
本編最後は「366」をジーンと高らかに響かせる形で幕が引かれました
歌詞で不意に涙線を刺激されつつも(笑
割とラストにも似合うタイプの楽曲で良かったんじゃないかなあ・・・と。
いつもよりもパワフルで、かつ繊細な部分はより繊細に響かせてくれた熱くて情感たっぷりのライブでした!
歌だけじゃなく三井さん、源ちゃんも各々存在感を増していて本当に以前以上にバンドの好調っぷりを強く感じました。
また、2015年も引き続き音源でも現場でも追いかけていきたいと思います。(お世辞でなく)常にグッと来るような夜に、拍手。











セットリスト
1.遠すぎた橋
2.約束
3.30
4.教会通り
5.花
6.線路の上
7.ジャーニー
8.忘れもの
9.あしたのおと
10.歩く速度とその矛盾
11.撥条
12.証し
13.誰かはいらない
14.列車
15.手紙
16.希望
17.366

アンコール
18.明け星
19.ココロノウタ

アンコール2
20.昨日の事










アンコールで新曲「明け星」を披露されてましたが、
いやもうホントに良い曲ですねこれ

知れば知るだけ言葉に詰まる
もう無邪気には笑えない

知れば知るだけ孤独になって
もう何も信じられない



正直ちょっと泣きそうになりがら聴いてました
特に「もう無邪気には笑えない」の部分なんかもう本当「俺かよ!」って思えるようなフレーズで
ちょっと大人な感じの雰囲気と裏声の素敵さ含めてすっげえ気持ち良く聴けた曲でしたね
だからこそ、笑おう。ってメッセージ性含めて個人的に大好きな曲だなあ、と。
また聴きたいな。

元気一杯な「ココロノウタ」の熱量も、
そしてこれも久々「昨日の事」の迫力満点のステージングも印象に残る出来栄えで
アンコールまでも情感たっぷり、エモーショナルに演じ切って来たのにはやたらと感動しました
ライブが終わって駅のホームに帰った時に不意に泣きそうになったのがこの日のライブの良さを何より物語っていましたね。
今ツアー以降はゴーイングアンダーグラウンドとのツーマンツアーが決定済み、更にsleepy.abとのツーマンは海北さんの誕生日でもあるそうで
楽しみな要素満載なのもまたこの日の出来栄えも含めて2015年のロストにも期待したくなっちゃいますね。

余談ですが、先週sleepy.abを同じフィーバーで観てたので
ツーマンライブの告知をそれぞれの側から聴く、という珍しい事態も自分の中で発生してましたね(笑
個人的ハイライトは「線路の上」「ジャーニー」「撥条」「誰かはいらない」「明け星」でした。
また、色々な気付きをもらえました。今後に活かそう。





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