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誰がどうなるか?/セメルパルス 第六話「青木紗英」 感想(コミック百合姫2020年7月号)

2020-06-16 | 荻野純








そうそう、
様子さんはこう言ってるけど、
事実は小説より奇なり・・・で、
まさかの事態も有り得ますよね
っていうか、ぶっちゃけ「持ってない人」とか確実に居ますからね
友だちが出来て、愛しい先輩が出来て、満たされてるのはいいことですけど、
その分その反動がいつか来ないか、、、というのが心配であると同時に物語の面白さに繋がっている気もする
要するに、いつどこで誰が死んでも不思議じゃない、っていう・・・
そう考えると、
常にハラハラしちゃうし物悲しさも漂いますよね
でもそんな中でも努めて明るい作風にしていたのが読んでて楽しい部分でもありました。




このコマが何気に好き。



そう、
この漫画、
設定が設定なだけに、
何もかもが死亡フラグに見えてくる・・・っていうのが、
個性であり先が見えない良さに繋がっている気がします
常に薄氷の上を歩いてる感じですが、
多分自分が彼女らみたいな立場であったとしても身内とか知人の命を真っ先に気に掛けると思うんですよね
そういう意味合いではリアルでもあります 
ただ、
よしんば「そうなった」としても、
そこで辞めてしまうって事も正直無いような気もしますね
罪や責任を背負ってやってることですから、そういう絶望も乗り越えなきゃいけない
このままとんとん拍子に行くって作風でもないと思うので、新キャラ達含めて今後の展開にも注目、、、です
というかそういうシーンを早く見たい気もするし、まだまだ平和を楽しみたい気もするし・・・
複雑ですよね(笑
ただ、確実に言えるのは物語が進めば進むほど面白くなっていくのは間違いない、、、という事
逆に言えば必ずしも悲惨な展開になる訳でも・・・いや、なりそうな気配は強いですが(笑
でも、そういう張り詰めた雰囲気がこの漫画の揺るぎない個性になってるとも思います
楽しさの裏には常に切なさが付きまとう・・・それもまたリアルですよね。