栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~ダートの追い込み馬が伝える東京芝向きのナスペリ斬れ

2017-06-24 09:52:35 | 血統予想

オルフェーヴル産駒のJRAデビュー第一号がサンデーサイレンス3×3、ゴールデンサッシュ=サッカーボーイ3×3、ノーザンテースト4・5×5のモカチョウサンというのは、ある意味順当というべきなのでしょうが、追い切りで初めて実馬を見た印象だと“ノーザンテーストの柔らか煮”みたいなイメージかな
今のところ1人気に支持されていますが、オルフェの仔じゃなくてもどんな走りをするのか注目したい配合馬ではありますね



垂水は◎シルバーステート
母がNashua≒Nantallah6×4で自身はHail to Reason4×4とBull Leaの薄いクロスですから、Robertoの父と母父と母母父をクロスした配合でRoberto的な機動力が抜群
姉のヴィルジニア(Hail to Reason5×4)も「こんなに脚が速く動くGalileo産駒がいるのか」というぐらいのピッチ走法で走ります



だから同じ母父Roberto系のディーマジェスティやゼーヴィントのように捲りが本領だと思っていますが、前走の予想でも書いたように外回りで直線が長くても上がりだけの競馬になるとピッチがストライドを制するわけで、ここもペースは上がりそうにないので圧倒的な回転の速さで抜け出してしまうのだろうと
相手も外1800mなら人気2頭なんでしょうが、馬券的にちょっと手を出してみたいのが○ボールライトニング
2歳時に京王杯2歳Sを勝ったダイワメジャー産駒ですが、最近のレースぶりをみると母方のナスキロ柔さでジワジワとストライドを伸ばしてくるので、今は距離コース適性的にはアストラエンブレムなんかと近いイメージで、大箱1800でゆったり運んだほうが楽そうなんですよね



八ヶ岳は◎リカビトス
ディーパワンサやラプソディーアやスズカゼと同じく「母や母父がマイラーのディープブリランテ牝駒」で、2歳時に新馬勝ちしたのも同じ
ただしこの3頭が「父中距離×母マイラー」らしい小脚のきいた先行型機動力型なのに対し、こちらは新潟外マイルをストライドで差し切って新馬勝ち
あの脚が明らかに外回り向きの斬れ味だったので、前走は中山内回りでどうなんかな~と斜めに構えて◎レッドレーゼスから入ってみたら、やはり加速しはじめたのは直線半ばからで、それでも全部差し切ってしまったのには脱帽(^ ^;)





母のエンシェントヒルはダートの凄い追い込みでオープンを張った馬ですが、フォーティナイナーとBest Turnを通じるナスペリオンのクロスで、産駒には芝向きの斬れ味をけっこう伝えるようで、上のコルコバードもステイゴールド産駒ですが東京向きの斬れ方をしますよね

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では大沼Sを、「厳選予想 ウマい馬券」では大沼Sと出石特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

コメント (48)
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